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インカ神話の大洪水

《1》 古代インカ神話の大洪水



 インカ神話では、ヴィラコチャは大洪水で巨人を倒し、二つの民族が地球に殖民された。


 ユニークな点は、彼等が密閉された洞窟で生き延びたことである。



《2》 古代インカの大洪水記録。



 古代インカの支配者が残した絵による記録は、洪水が最も高い山々にまで達した事を示しています。


 水上に浮かんでいる箱に乗る、男と女を除いて、全ての創造物は滅びました。


 洪水が治まると。


 浮き箱は、風に吹かれ、クスコから約200マイル離れた、ティアワナクに運ばれました。


 創造主は、ティアワナクで粘土から新しい人々を形作りました。


 それぞれの人物に、創造者はドレスとヘアスタイルを描きます。

 また、それぞれの国に独自言語、歌、植える種を与えました。


 ヴィラコチャが、彼等に命を吹き込んだ時に言います。


 彼等に、地下を旅し、さまざまな家にある洞窟、泉、木の幹などから出現するようにと。


 そう命じた後……太陽、月、星などを創造しました。



 創造神ビラコチャは大地と空を作り、そこに住む石の巨人を創造しました。


 暫くすると、巨人たちは怠け者になり、喧嘩をするようになりました。


 こうして、ヴィラコチャは彼らを滅ぼすことにしました。



 ヴィラコチャが石に戻した物もあり、これらの石像は、ティアワナコとプカラにまだ残っています。


 ヴィラコチャは、大洪水で残りを破壊しました。


 洪水が治まると、水はチチカカ湖とプーポ湖を離れます。

 そうして、海抜3660のアルティプラーノに貝殻を残しました。



 ビラコチャは、二人だけ石の巨人を洪水から救います。

 彼等から助けを借りて、自分と同じサイズの人々を作り出しました。


 ヴィラコチャは、チチカカ湖に手を伸ばします。


 そこから、太陽と月を引き出して光を提供し、彼の新しい創造物を賞賛しました。


 当時、月は太陽よりも明るかったと言いますが、太陽は嫉妬し、月の顔に灰を投げつけました。


 それから、月は明るさを失ったと。



 《3》 大都市アルティプラーノを襲った大洪水。


 アルティプラーノには、かつて大規模で豊かな都市が存在していました。


 ある日、ぼろぼろのインディアンのグループがやって来まし。


 彼等は、誇らしげな住民に対して警告します。


 地震、洪水、火事によって、街が破壊されるだろうと。


 ほとんどの住民は、ただ嘲笑し、最終的にボロボロ姿だった人々を、むち打ち、追い出しました。


 しかし、何人かだけ市の司祭は警告に注意を払いました。


 そうして、彼等は丘上の寺院で隠者として生活するように成りました。


 暫くすると、地平線に赤い雲が現れました。


 直ぐに、それは成長して、その地域を覆い、赤い輝きが夜を不気味に照らしました。


 突然、閃光と轟音と共に地震が起こり、街の建物が数多く破壊され、赤い雨が降り注いだ。


 他の地震と、さらに雨が続き、洪水がすぐに台無しにされた都市を覆いました。


 この水が、今日存在するチチカカ湖であった。


 司祭を除いて、街の住民は誰も生き残っていませんでした。




《4》 兄弟とリャマの大洪水



 一部の人々が、神々を忘れていた時がありました。


 彼等は貪欲で、畑で働いたり神々を崇拝したりする事をしません。

 代わりに、お互いに戦い合うことに、全ての時間を費やしました。


 アンデス山脈の高地に住む人々だけが、本来あるべき謙虚な行動を取っていました。


 神々は、山の高いところに住む人々を怒らせませんでした。


 彼等は、これらの人々によく仕える善良なリャマに腹を立てていませんでした。


 しかし、彼らは下の谷に住む貪欲な人々に非常に腹を立てていました。


 ある日、アンデス山脈の高地に住む善良な人々。


 その中でも、とある兄弟達は、リャマが空を見上げていることに気づきました。


 リャマは善良な人々に、ひどい洪水が来ると神々が彼等に言いました。

 なので、高い山にできるだけ早く隠れるように伝えました。


 それで、全ての善良な人々とリャマ達は、長期間避難するために食べ物を袋に詰め込みます。


 それから、彼等は直ぐに、神々が住む山の頂上に登りました。


 彼等は、ちょうど間に合いました。



 兄弟は、家族とリャマ等の群れを最も高い山にある洞窟に移動させます。


 翌日、雨が降り出し、さらに大きな波が来ました。


 雨は、四ヶ月と四日続きました。やっと雨が止みました。



 それは非常に大きく、非常に高く、ほとんど山の頂上に達していました。



 しかも、洞窟に避難していた兄弟と家族たちの元にまで迫りました。


 水が引いた。兄弟と家族達は、アンデス山脈に再び居住しました。


 山の麓が、洪水で押し流されたからか、アンデス山脈は洪水前より高くなっていました。



 大きな波が、全ての悪人を一掃しました。

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