ツノトカゲ女 スミレ花 この両者の正体
ツノトカゲとは、頭が三角系のトカゲです。
そして、ツノトカゲ女とは三角系のヘルメットを被る女性です。
そう聞くと、北欧神話に登場する、ワルキューレを皆様は想像しますね。
両側に羽根の付いた、ヴァイキングのヘルメットは、三角系のヘルメットに思えるからです。
この、ツノトカゲ女とマサウウのスミレの花を落とす話は、元々ホピ族の神話には無いと。
大体、10世紀【1000年】、頃に作られた話らしいです。
グリーンランドへの最初の定住を試みた、エイリークと息子のレイフ達は、997年に西へと探検航海に出ると。
岩の国、ヘルランド。
森の国、マルクランド。
ブドウの国、ヴィンランド。
~~等の島々を見つけて、1000年頃に、グリーンランドへと帰ったそうです。
更に、ソルフィン・カルルセヴニ・ソルザルソン。
または、ソルフィンヌル・カルルスエヴニ・ソルザルソンの遠征と言われる、話が有りまして。
上記遠征隊を含む、彼等ヴァイキングの船団は。
グリーンランド。
ニューファンドランド島。
と言った島々を越えて、カナダ東橋にまで到達していました。
その証拠に、グリーンランドのイヌイット。
中でも、カラーリットと呼ばれる人々は、ゲルマン民族の遺伝子が混じっているようです。
また、カナダには、ランス・オー・メドーと言う遺跡が存在します。
他にも、北欧の遠征隊が遥々アメリカのニューヨーク辺りにまで、交易と植民に来ていたようです。
そして・・・。
ソルフィン・カルルセヴニ・ソルザルソンは、アイスランドの商人あるいは探検者でした。
1010年頃、彼は約60人または160人の移民を率いて、レイフ・エリクソンが発見した、新大陸ヴィンランドへの航路をたどり定住計画を企てた。
この試みは、数年のみで長続きはしなかったようです。
ソルフィン遠征の前に、ヴィンランド遠征は5回試みらましたが。
1回目は、赤毛のエイリーク子を父親に持つレイフが行います。
2回目の試みは、ソルヴァルドが行います。
それに次ぐ、3回目の試みはソルステインが行ったが到達できずに終わります
その冬に、グリーンランドで病に倒れて死亡し、失敗となりました。
このソルステインの未亡人である、グズリーズと結婚した、ソルフィンは4回目の試みを行います。
そして、レイフとソルヴァルド達に次ぐ、3度目の成功を果たすことになる。
その後も遠征は続けられます。
そして、レイフの異母姉妹フレイディースが遠征したとされています。
さて、二回に渡って説明した上記の話ですが。
レイフは現地住民のスクレリング。
恐らくは、イヌイット系のドーセット人やトゥーレ人でしょうが、彼等と交戦します。
その後に、撤退しますが。
そして、ここからが、ツノトカゲ女の話に繋がります。
ソルステインが亡くなったと有りますが。
この時、妻であるグズリーズが遠征隊を指揮した可能性が有ります。
このように、ツノトカゲ女とマサウウの出会いは、ゲルマン民族側にも記録されて有りました。
今から、細かい説明を語ります。
まず、スクレリングとは。
トゥーレ人やドゥーセット人と呼ばれる、モンゴル顔をした、イヌイットの人々です。
彼等と最初は交易していた、ゲルマン民族側ですが、後に誤解から両者とも交戦状態に陥ります。
【槍の先に、丸い玉の付いた武器を投げてきた】。
これは、ボーラと呼ばれる丸石を縄で縛った、狩猟用の投擲武器です。
【一本足の男が、弓で攻撃してきた】。
これは、スキー板を履いた人物が、弓を射ってきたのを、一本足と勘違いしただけです。
【ツノトカゲ女】
その正体は・・・。
当時、卍と十字を身に付け、ヴァイキング特有の羽根付きヘルメットを被った女戦士グズリーズです。
卍は、ヴァイキングやゲルマン人を含む世界中どこに居る民族が古代から使う幸運の印であります。
十字の印は、当時キリスト教に改宗していたグズリーズが持っていた十字架です。
【グズリーズ達が捕虜二名を捕らえた】。
これです・・・彼等二名こそ、マサウウが落とした、スミレの花です。
二人は後のアイスランド人に、インディアンが持つ遺伝子を伝える祖先でした。
1 二人の王。
2 白い衣服をまとう人々。
1と2のどちらかが、マサウウでしょう。
アメリカに付いたホピ族と共に、暫くの間マサウウは旅していたようなのです。
その時に、ツノトカゲ女こと、グズリーズと出会ったんでしょう。
そうして、グズリーズ側では何も語られてませんでしたが。
子供たちを捕虜にした際に、マサウウが交渉した話が、ツノトカゲ女の話なんでしょう。
【ヘルランド・マルクランド】
それぞれ、カナダ東端にある、バフィン島・ラブラドル半島の事です。
つまり、カナダ東端にまで、ヴァイキングは遠征に来ていたのです。
さて、次回は最終回です。




