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30/202

ホピ族 《1》清めの日、赤い蟻のような民 《2》 白い兄と二人の従者

 前に来ていることに注目したい。


 ロードプランは、警告と希望の前兆、両方の意味を持つもので、計画すべきことを告げるものだ。


 ロードプランは、オライビでの記念すべき最初の会合において、マサウみずからシンボルを刻んだ、小道の石とも関係している。


 これらのシンボルを調べる際には、いずれも大量の情報を含んでいること。

 そして、ホピの指導者たちは象徴を指しながら、長く完全な話を民に伝えられることを知る必要がある。


 ダン・カチョンバが、石版のシンボルについて、もっとも包括的な解釈を与えてくれた。


 それは誰の注意も喚起せずには、おかないほど、恐ろしい解釈である。


 1000年昔に、マサウみずからが刻んだことを知れば尚更であろう。


 創造主が、その作者でなければ、どうしてこんなことが分かるだろうか。


 アメリカ先住民の預言では、最後の審判がくる時、先住民だけを存続させ、白人に仇討ちする。

 ーーと言う、テーマが一般的だが、ホピの伝統派はやや例外である。


 試練が極まるときに、彼らは私たちの残りの民とともに苦しむが。

 周期の終わりに至って、自分たちの正しさが証明されると信じている。


 カチョンヴァは言う。


 ホピ族の予言には。


 我々には、教示と預言がある。


 それは、信仰を守り抜く勇気と力を授ける前兆の到来に、目を見張らねばならぬと告げている。


 血が流されるであろう。


 我々の髪と着物は大地に散乱するであろう。


 自然は、力強い大風の息をもって、われわれに語りかけることであろう。


 大災害を起こす地震と洪水、季節と気象の変化、野生動物の消滅、いろいろな形の飢饉が起こるであろう。


 世界中で、徐々に、指導者と民衆とのあいだに腐敗と混乱が広がり、戦争は強風のように広がるであろう。


 それもみな、創造の最初から決められていたことなのだ。


 われらが絶望的な困難に陥るときに、預言を成就する三人が立ち上がる。


 長い根と乳のような液を持ち、切られても生え、卍に似た形の花を咲かせる草。


 メーハ象徴シンボルは、自然の四大力の解放を象徴する。


 太陽のシンボル、そして赤のシンボルがある。


 ホピによる生命の道に白人バハナが侵入した事により、メーハのシンボルが動き出すであろう。


 これによって、ある人々は自然の四大力。


 四つの方向・統制力・原初の力・・・に向かって動き、世界を戦争に引き込むであろう。


 これが起これば、我々は預言が成就するのを知るであろう。


 我々は力を結集して、確固として踏みとどまるであろう。


 この大いなる動きは失敗するが、その実質は乳であり、自然の四大力に統制されている。

 ーーなので、ふたたび立ち上がり、世界を動かし、もうひとつの戦争をつくりだすであろう。


 そこで、メーハと太陽のシンボルが動き始める。


 それは一時休み、三度目に立ち上がるであろう。


 第三に起きる出来事が、決定的になると、我々の預言は告げている。


 ロードプランは、その結果を語っている。


 この第三に起きる出来事は、指令を出し、太陽の益のために自然の四大力メーハを動かす、赤のシンボルにかかっている。


 それが四大力を動かすときに、全世界は揺り動かされて赤に変じ、ホピの文化を妨げる者たちに向かって立ち上がるであろう。


 大いなる清めの日は彼らに来るのだ。


 慎ましい人々は、新世界を探して彼に走り寄り、赤アリのように地に群がるであろう。


 それを見届けようと外に出てはならない。


 家の中にいなければならない。


 彼は来て、この大地に最初からいた赤い民。


 アメリカ先住民は赤色民族であるーーを妨げている邪悪な者たちを集めるであろう。


 彼は、生命の道か、その頭、特殊なホピの髪型か、村とその住居の形によって識別できる者を探すことであろう。


 彼だけが、我々を清めてくれるのだ。


 赤のシンボルによって指令を出す粛清者は、太陽とメーハの助けを得て、ホピの生命の道、地上におけるまことの生命の道を乱してきた、邪悪な者たちを一掃することであろう。


 邪悪な者たちは首をはねられ、もはや語れなくなるであろう。


 これがすべての義人たち、大地、そして地上すべての生き物に対する清めとなるであろう。


 大地の病は癒されるであろう。


 母なる大地はふたたび花開かせ、誰もが末永く、平和と調和に結束することであろう。



 《2》 白い兄と二人の従者。



 白き兄とともに、二人の従者が到来する。


 一人は、卍と十字のマークを持つ。

 もう一人は、太陽の印を持っている。


 この三人が世界に大変動をもたらす。


 生命の道を固守し続けた僅かな、ホピ族の生き残りとともに新しい平和な世界を現出させる。


 だが、この三人が使命を全うできなかった。

 その場合に、太霊は西から、ある者を興す。


 それは非常に多くの冷酷な民である。

 彼等は大地を破壊し、地上に生き残るのは蟻だけとなるという。

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