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蜘蛛女コクヤングティの失敗 邪悪にして偉大な民族 ツノトカゲ女グズリーズ 白い兄と赤い弟

 蜘蛛女コクヤングティに率いられた、後にホピ族の一員となる、一団は船に乗って海を彷徨います。


 彼等の眼前には、アガシー湖が大決壊した後も、北米大陸に残っていた巨大な氷床が現れました。


 その壁が、彼等の行くてに立ちはだかります。


 この巨大な氷壁を前に、彼等は北米大陸へと上陸を行えず、困り果ててしまいました。


 しかし、蜘蛛女コクヤングティは彼等に助言しました。


 人々よ、貴方たちはまだ魔法が使えるはずです。


 その力を使い、氷が溶けるように祈るのです。


 と・・・彼女は言いましたが。


 今の言葉は、天に居る主神タイオワとソツクナング達に聞こえてました。


 罰として、これまでの功績から永遠の命までは取らないが。

 代わりに醜い老婆に姿に変えると蜘蛛女コクヤングティは言われました。



 それから、罰を与えられた彼女に感謝してから別れた人々は、それぞれの道を旅しました。


 

《2》 邪悪にして偉大な弓族の謎。



 ホピ族の人達は、火氏族・熊氏族などの諸氏族に別れております。

 第三世界の滅亡後も、合流したり、分かれたり~~を繰り返しながら、彼等は旅をします。


 そうして、聖地である、フォーコナーズへと辿り着くまで、アメリカやカナダ各地を旅しました。


 やがて、放浪する彼等は大霊マサウウと共に聖地フォーコナーズにある、丘の上まで辿り着きます。


 そこに村を建設しました。


 しかし、ホピ族の人達の中でも・・・蛇族と、彼等から別れた、トカゲ族は邪悪で有名でした。


 邪悪な神サビキが、第三世界から彼等を救ったために第四世界に、蛇族&トカゲ族は現れたのです。


 また、様々な諸氏族からなる、ホピ族や心優しき人達だけが。

 第三世界で発生した未曾有の大洪水を生き延びたと言うはずでしたが。


 何故か、神様に選ばれなかった、弓族も第四世界に居たのです。

 その事を不思議がる、様々な氏族長達でしたが、彼等を村に受け入れる事としました。


 弓族と言えば、今までの世界で創造力を邪悪な方法で使い、常に破壊や混乱を起こしました。


 だが、彼等が行う儀式における力は大変に強いのです。

 そのため、ホピ族・各長老たちは村に合流する事を許可しました。


 弓族の辿った道筋は、メキシコの洞窟を通ったと有りますが。

 この道は、ホピ族と親戚になる、マヤ族アステカ文明神話にも祖先が洞窟を通ったと話が存在します。


 アストランやチコモストク等を検索すれば、wikiに出てきます。



 以上、弓族が持つ創造力とは、文明の基礎を作る技術力だったかと。

 

 また、弓族が温暖化によるアガシー湖の大洪水を生き延びた理由。


 それは、彼等が海洋民族だったからではと。


 普段から海を渡って交易や漁猟を繰り返して、生活していたのならば。

 大洪水の発生時にも、船に乗っていたので生き延びたとしても、何ら不思議ではないです。


 また、彼等は最後にホピ族の村メサにて、大霊マサウウから大事な事を命じられます。


 弓族の長老が聖なる石板を渡されて、それを2枚に割られました。

 それから、自身の息子たちに割られた石板を持たされます。


 息子たちの内・・・。


 白い兄である、長男は東へと旅に向かわせる事。

 赤い弟である、次男はホピ族1氏族である、火族の長老として、兄の帰りを待つ事。



 こうして、大霊マサウウは兄弟に任務を与えました。


 やがて、この第四世界が終わりに近づいた際には。

 白い兄は戻ってきて欠けた石板を、ホピ族の石板と合わせるそうです。


 その時、石板は割れて中身が飛び出し、ホピ族の出自が分かると言われてます。

 個人的に、石板の正体はカインが神から授かった印なのではと思いますが。



 《3》 角トカゲ女、グズリーズ。



 マサウウはスミレの花を落としますが、それは角トカゲ女に拾われました。


 彼女は花を返さない代わりに、鉄の覆いで世界が終わる時、守りに来ると言って帰ります。


 以降、ホピ族では白い兄の従者として、角トカゲ女も来ると言い伝えられました。


 これは、10世紀頃の話だと考えられております。


 また、同時期にキリスト教徒化された、ヴァイキングの遠征隊。

 それに所属していた、グズリーズこそ、ホピ族と出会った角トカゲ女ではないかと考えられます。



 《4》 白い兄の消息



 ホピ族には、白い兄の伝説が有りますが。


 南米、中南米と言った地域には複数の渡来神による伝説が存在します。


 ビラコチャ。

 ケツァルコアトル。

 ククルカン。


 ビラとは海を、コチャは脂肪を意味します。


 この事から海から来た神様だったと。


 ケツァルコアトルやククルカンも白い老人であり、いずれ帰ってくるとの言葉を残して去りますが。


 その後にスペイン人が襲来します。


 ホピ族の村にも、スペイン人が来ました。


 ですが、彼等は石板を持たず、また挨拶や風習が違うために白い兄ではない事が分かります。


 スペイン人の到来・アメリカ政府による先住民のキリスト教化政策のために。

 ホピ族も影響を受けて、今では白い兄=イエスであるとの解釈もなされるように成りました。



 上記の神話だけでなく、東南アジアや太平洋にも。


 インドネシア、ジョヨボヨ王の予言。

 マレーシアの救世主。

 ミャンマーのカレン族の救世主。



 ~~などには白い救世主


 ニューギニア、フリ族では9つの予言があり、現代は滅びるとの。


 日本神話では、大国主とスクナヒコナ達が国を作り、淡島から何処かへと帰ると言う話も。


 このように、南米・中南米~~アジア・太平洋~~と言った地域には、救世主の伝説が有りますね。


 これは、やはり弓族が海洋民族であり、白い兄やケツァルコアトルが船で太平洋を渡った証拠ではないでしょうか。


 行く先々に伝承を残した、白い兄はスクナビコナとして活躍した後・・・淡島から沖縄に行ったのです。


 何故なら沖縄では、ホピ族の石板と同じような沖縄のロゼッタストーンと呼ばれる石板が存在します。

 

 昭和八年。 (1933年)、に発見された古代の石板。


 また・・・それ等、沖縄ロゼッタストーン十三枚の内で、一枚だけ紛失してしまったとか。


 その一枚は、きっと白い兄が保管しているでしょう。

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