ニムロド王 神に反逆する者
バベルの塔の建設者ニムロドが日本神話に居るのではと考えた私は。
・・・以下のように思いました。。
1 天高く聳える塔。
バベルの塔。
出雲大社。
2 人類を助けた円形の船。
ノアの方舟。
ヤマタノオロチが飲んだ酒を入れた円形の桶。
3 神に対する反逆者の矢。
ニムロッドの矢。
アメノワカヒコ還し矢。
アメノワカヒコ、天に届いた返り矢。
天若日子の矢が天に届く話は、ユダヤ教圏やイスラム教圏に見られる『創世記』(旧約聖書の一書)の登場人物・ニムロドにまつわる伝承と似ている。
この伝承によると、ニムロドが天に矢を射た時、それが血に染まった状態で帰ってきた。
傲慢であったニムロドは矢に付いていた血を見て神を射殺したと思ったが、彼が射たのはただの鳥であったという。
インドや中国にも同型の伝承が見られており、中東からインド・中国・東南アジアを経て日本に伝わったと考えられている。
【解説】
旧約聖書に登場する地上における最古の英雄であり、狩人であり、シンアルとアッシリアを統治した王。
その名は、反逆を意味し、唯一神に対する反逆行為を示している。
通称、涜神王。
当時の時代にて、最強を誇った人類の一人であり、ニムロドが通過した場所には動物一匹として残る事がなかった程の狩猟神。
王国を作り、都市を作り、そして“戦争”という概念を始めるきっかけを作り、“王冠”という王権の概念を作った人物。
神獣の衣を身に纏って戦場を駆け巡り、これに全て勝利している。
神に認められていた英雄の一人であり、国作りの権限は神から与えられていた。
そして人類において最初に王冠を戴いた王でもあり、また拝火教の開祖としても君臨している。
バベルの塔の建設立案者であり、神が座す天に足を踏み入れようとした、アブラハム一行が信仰する神に挑み、その愚行と不敬さにより後世では・・・。
【神の反逆者】、とされた。
支配に従わなかったアブラハム。
その弟ハラン。
そして、アブラハムの周囲にいた神を信仰する者たちを聖塔の炉に焚べようと試みるも失敗に終わっている。
その後、ニムロドは聖塔の建設中に矢を天に向かって放ち、神を挑発する行動に出る。
初めは天使が忠告し、懺悔し、改宗する事を進めるも、それでも尚同じ振る舞いをしたので神の怒りに触れ、下された天罰でバベルの塔と共にこの世を去ったとされている。
しかし、実は神はノアとの契約の種により人類に直接手を下せない誓約があったのでバベルの塔を破壊していない。
人々を害する事なく建造を中断させる為に言語を乱し、混乱を招くための一石を投じた。
後世にて、愚かな人物という主張が多く残されており、神に反逆した涜神者としてネブカドネザルと並べられている。
英雄としての側面と反逆者としての側面が同時に存在し、成立している稀な英雄でもある




