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プロローグ



「え、いまなんて言った!?」

「だーからー!!」



「この街の近くの草原に今、“あのパーティー”が来てるらしいの!!」



この爽やかな草原に囲まれた商人で溢れた賑やかな街はその話題で溢れかえっていた。

そしてそこから少し街から外れた草原にその噂のパーティー達は、冒険者にしては豪華すぎるテントを張って休憩しているようだった。


テントの中には、4人の男女と“ナニカ”がきっと冒険には必要ないであろうクッションなどに座っていた。


「ねーえー!!お菓子買ってきてよ雫ー!」

「………自分で買ってくるか大将に頼めばいいでしょ」

「は!?なんで俺なの?俺買ってもらう側の人間じゃ………?」

「その身長じゃ無理っすよねぇ」


ははは、と髪の短い青年、ハルヒは小さな声で笑った。彼の座っている座椅子の横には大きなリュックがかけられていた。

お菓子を買ってきて欲しい、と駄々をこねる少女はマリナ。彼女の冒険セット、と呼ばれるバックにはオシャレな小物に混じって巨大な斧が入っていた。

そして本に集中しながらも話に参加している雫。真っ白な髪が特徴的だが何よりも前髪の隙間からチラリと見える夜空のような瞳が異様なオーラを放っている。


そしてシズクの膝の上に乗っているのがこのパーティーの大将であるタナカだ。

身長は5センチ程で、全身タイツを身に纏っている。全身タイツの模様にも見える大きなメガネとちょんと括られたポニーテールがチャームポイントだ。本人曰く女性だが実際のところ性別は存在しない。



これは、そんな特徴的なパーティーの大将、タナカを中心とした冒険の物語だ。




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