登場人物
登場人物設定です。
本編のネタバレを盛大に含むので本編読了後にお読みください。
赤城陽光
本編の主人公
本編でも言われている通り絶世の美少年。
整った怜悧な美貌とは裏腹に中身は至って普通の少年だった。
本人の引っ込み思案な性格ととっつきにくい雰囲気から高校生になるまで友達はいなかった。
そのため寂しい学生生活を送っていた。
しかし信濃ほのかに出会い、彼女と趣味友達になる。
字がとても綺麗で毛筆も硬筆も得意。どちらも校内コンクール常連である。
本編では触れていなかったが絵も得意である。
ほのかと仲良くなるにつれて淡い恋心を抱くがその恋は叶う事はなかった。
彼女に想いを伝えたい、死にたくないという理由で幽霊になってしまう。
幽霊になってからは彼女への愛憎を拗らせてしまう。
そして強力な霊力でほのかを追い詰めていく。
彼の力の源はほのかへの想いの強さである。想いが強ければ強いほど強力な力を持つ。
その力と引き換えに生前の優しい心を大分失っており自分とほのかさえ良ければ後はどうでもいいと考えている。
そのため非常に冷酷で残虐な一面を持ってしまう。
最終的に自分の愛の形は「奪う事」と結論づける。
信濃ほのか
本編のヒロイン。
赤城陽光のクラスメイト。趣味が合いそうという理由だけで赤城陽光に声をかけた。
実際に読書が趣味であったり、2人とも字が書くことがそれなりに好きと気が合う。
彼の事は好きか嫌いかといえば間違いなく好きの部類に入る。
幽霊となった彼に関しては嫌いではない。ただし怖い。
大人しそうに見えて結構な行動派な上にツメが非常に甘い。
さらに典型的な八方美人で臆病者でいざとなるとすぐに自己保身に走ってしまう。
そのため本編ではあっさり赤城を切り捨て周りの輪に入ろうとしたり、現実逃避で彼氏を作るなどの行動をしてしまう。
彼女の行動がきっかけで赤城は悪霊化してしまう。
赤城に愛されてしまったが故に本編では「彼氏」、「友人」、そして「死後の未来」と様々なものを失ってしまう。
信濃あずさ
信濃ほのかの妹。
6歳差で本編では小学校4年生。
素直で無邪気な女の子。お姉ちゃんっ子でお姉ちゃん大好き。そして面食いで赤城の容姿が大好き。そのため赤城に利用された。