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帰宅ってのはいいけど。

例のごとくなぞなぞいっちゃいます!

今回はわりと簡単ですよ(><)



ででん

まるでもあり、さんかくでもあるものなーんだ!


ーーーーーーーーーーーーーー

今回の魔ランもあんまり進んでないぜっ!



あの下着事件のあと、顔のがめつい校長先生が教室へわざわざ出向き、自体を鶴の一言で事態を収集させた。


「席につけ!! 」


どうやら校長先生の機嫌は絶好調では無いらしい。


後で聞いた話だが、ほかのクラスもこのような騒ぎになっていたらしく、何件も校長先生が声かけに言っていたために機嫌が悪かったらしい。


とは言っても、魔法が使えると聞いて実際に使っているのを見ていたら当然自分もやりたくなるであろう。


僕のクラスの二年B組はまだ統率が取れていて(全員がむやみに魔法の発動をしなかったこと。)大きな事態にはならなかったが、他クラス……特にC組の生徒は、全員がいっせいに魔法を使うという事をしたらしく……。

酷いものだった。 窓は割れ、どこからともなく悲鳴が聞こえ、教室が洪水状態になり、それが教室から溢れないと思ったらバリアのようなものが教室に貼られていたり……。



そして今、臨時集会を体育館で行っている最中だ。


どこか不機嫌そうな校長先生が全校生徒の前に立つ。


顔はとても怖いのだが、どこか優しそうなオーラを纏っている。

濃い茶色のスーツを着て、首には黒のネクタイがきちんとした姿でしめられている。

校長先生は怖いと一般的に認知されているが女の子には優しいという性質をもっている。まぁ当然し〇でしまえと思ってしまうのも無理はないだろう。

余談だが、この間校長先生に説教されたある生徒が不登校になったらしい。優しいオーラはまとっていてもそれが発揮されるのは女の子の前だけだと仁志が皮肉混ざりに言っていた。



「えぇー。ついさっき、ある動画が投稿されたらしい。それを見た一部のクズが真似をしたらしい。実際に魔法が使えるということは信じられないが、教室が一つ潰れている。まぁ当然なのだがー魔法を使うことを禁止する。以上。あー次魔法を使えば、即刻退学だ」


僕ら生徒をクズ呼ばわりか。何故このようなやつが校長をやっているのか不思議でたまらない。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「なぁ仁志、なんで僕、魔法使えないんだろう」


臨時集会のあと、自由解散となり今は仁志と帰宅している途中だ。


まぁ正直言うと、校長のクズ呼ばわりや下着事件など、いや下着事件はなかなか良かったのだが、それより僕が魔法を使えないことの方が重大だ。


さっきの問いかけに応えようとしない仁志を見る。


「仁志? どうかしたの?」


「ん? あぁ、なんでもねぇ」


何か悩み事でもあるのか?どうせ平均的な悩みだろう。いや、平凡な悩みの方が例えがいいのか。


とは言ってもこんな大通りに面した道を、周りになんの気配りもせずに下を向いて歩くとはなかなかの大事らしい。

いや、これはあくまでも僕のその場推測なのだが。


「なぁ、みつる。おれ、告白しようか悩んでんだよ」


……………………は?


あの平均太と本名より有名なお前がか?

いや、人の恋愛にとやかく言うつもりはないのだが。

今までつきあってきて、こんなこと初めて言われたから動揺が……。


「誰に? 」


至って普通に答える。


「愛莉……さんに」


これまた驚き。

まさか愛莉を選ぶとは……、ってか何でお前下の名前で読んでんだ。と突っ込みたくなったが僕もなんの断りもなく愛莉と読んでいるので言葉を堪える。


「意外だな……、僕、愛莉なら普通に話せるし、今度そういう場を設けてあげようか? 」


「た、たのむ!! 」


凄い食い付きですね。

このまえあるアニメの映画のチケットをあげた時を超えた食い付きですね。



「りょーかい。そのかわり今度焼肉な」


「え、あ、うん……じゃなくて! バイトもしてないのに焼肉はきびしーです……」


「じゃあアイス一本でいいよ」


「お、お前は神かなんかか? 」


「神以上かもな」


仁志が笑ってみせた。

僕もそれに答えるように笑う。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「じゃあなー! あの件よろしく頼むぜ」


「あぁ。また明日」


仁志とは同じマンションなのだが、仁志は六階、僕は九階と、階数が違うのだ。だからいつもエレベーターで別れることになる。


規則正しく点滅する階数ランプを見つめる。


「魔法……か」


銀色に塗られたドアが開かれる。


自宅の扉の前に来ると先にため息を吐くのがクセになっている。

理由は妹がいるのだが、なかなかの甘えん坊でため息なしでは相手できないのだ。

唯一の家族の前ではため息は控えたい。


オートロック式ドアのカードをそれ専用の装置にスライドさせる。


扉を引きながらいつも言う言葉を放つ。


「ただいま」


「おにぃたぁん! おかえりなさい!! 」


身長は145cmで、自称成長期の可愛い妹だ。

妹の相手は疲れるのだが、妹がなかなかの可愛さで、構ってあげたくなるのも事実である。


「今日は、何して遊ぶ? 」


「これ! 今日届いたやつ! 」


妹がよくわからない箱を僕に手渡してくる。


「なに、これ」


満面の笑顔で小さな胸を突き出しながら言う。


「ツイスターゲームだよっ! 」



正解は"丸"です。さんかくってのは画数のことですね!

今回は自分も分かりました(^^)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次回の魔ランは僕の趣味全開のツイスターゲームで妹とイチャイチャする回です。

妹好きさん!次の回は楽しみにしててね?

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