下着ってのはいいけど。
今回から前書きになぞなぞ書いて後書きに答え書いちゃいますらー!
え、いやなぞなぞファンつくろうとなんかしてないよ?
じゃあいくよー!
1、世界一長いトンネルはどこからどこまで?
2、世界一短いトンネルはどこからどこまで?
なんとこの二つの問題。一見真逆に見えておんなじ答えなんですっ!
では後書き出会いましょう!
(本編も読んでくれたら嬉しいなぁ。)
まず一つ目は、仁志と馬田の魔法の種類が違う事だ。
二つ目は、動画でSと名乗る人と、その隣にいた若い男性の言ったことだ。"魔法を使いこなせるのは十人"つまり、それ以外は魔法を使いこなすことが出来ないということだろう。
つまり、使いこなせない=ランダムな魔法、
"ランダム仕様"になる訳だろう。
「すげぇーな! さすがっす、がりゅーさん! 」
仁志……お前餓竜に媚び売りすぎだぞ。
仁志はまぁ平均的な顔をどうにかしようとしているらしく、馬田に美貌の秘訣やらなんやらを教わっているらしい。
効果は少なくとも客観的に見てゼロに等しい。
まぁ当の本人は満足しているらしいので変に言うとどうにかなりそうだから何も言っていないが。
「あ、そーいえば、榊。どうやってそのーエルグランド? だっけ、分かったんだ? 」
僕が聞こうとしたことを城菜が代わりに言った。
「普通に調べただけですよ。今の時代、スマホで分からないことはあまり無いでしょう」
………………そんな手がッ!
なんて分かってはいたが、僕は学校にスマホは持ってこない主義である。
理由は、まぁ要らないからってのがほとんどで、深い理由もないのだが。
「じゃあ榊、エルクトラムの意味と出来ればエルグランドの意味も調べてくれないか? 」
今度は僕が言う。
「りょーかいです」
榊……今まであんまり話したことないが案外良い奴だな。
あれ、これ僕がこき使ってるだけじゃ……
「馬田ーどんな感じだ? 腕疲れてるか? 」
「いや、全然さ! どちらかといえばロマンだねっ!」
「じゃあ重さとか感じるか? 」
「いや、全然さっ! ロマンがあるからかな! 」
城菜と馬田の会話がなんか気持ち悪いと思う今日この頃だが……
それにしても、エルクトラム……聞いたことがあるような。
思い出せそうで思い出せない今日この頃。
「はくや、エルクトラムって、あんたが小さい頃行った温泉の名前じゃない? 」
愛莉が思い出したかのように言う。
…………………………!
それだ! そこは化石水でできた温泉だ。
化石水というのは太古に地下深くに埋蔵された動植物の遺体が分解され、石油や水になったうちの水分のことをいう。
これが最強に気持ちいいのだ。どこぞのうたせ湯よりだ。まだ小学生だったのによく覚えているものだ。
「本当だ……その温泉となにか関係があるのかな」
「わかんないけど、あれもエルクトラムっていう名称だったってことは事実よ。確か意味があったようなないような……」
そういやそうだったな、何だったっけ、確か、三鶴の咲かせ岩だった、ような……。
「三鶴の咲かせ岩、エルクトラムの意味ですね。どういう意味かは分からないですが。
どうやらエルクトラムとは九州の大分県にある温泉の名称だそうです」
榊が調べたことを報告する。
どうやらエルグランドの方は何も分からなかったらしい。
「それより、馬田さん。一度エルグランドと言ってもらっていいですか? 」
「分かったよっ! エーェェルグランんんどっっ!! アーンドろま」
割愛
馬田がそう言うやいなや視線はきのぼうにあつまる。
よくよく見れば木の棒と、鉄のパイプが四本ほど落ちていた。
しかし思っていたことは起こらなかった。
木の棒はその原型を留めたままただ静かに動かない。
「なるほど、つまり今馬田さんが、発動したであろう魔法は対象の物体を元の性質にかえると言ったところでしょうか」
ってことは馬田の魔法は巻き戻し能力か?
そんなことより……僕も魔法を使いたい!
今までこの類は興味が無いと言っていたが、こうも自分の目に見せつけられると信用せざるおえないし、それよか面白そうだ。
「な、なぁ榊、俺もやってみていいか? 」
「なぜ私に許可を? 」
それもそうだな……
少しだけ苦笑する。
じゃあいかしていただくよ、
「え、エルクトラムーー」
…………………………。
あれ?何も起きない……けど。どうなってんだ、発音の問題か?いや、さっきの馬田でいけたんなら問題ないはずなんだが。
も、もう一回だけ……
「エルクトラム!!」
今度は威勢よく声を上げる。
が、何も起きない。実際には起こってるか分からないのだが、腕の周りに先程見た円状のものが現れないのだ。
「あれ、おかしく……ないですか、、、」
ポツリと小さな声で吐く。
するとそれを見兼ねた愛莉が、
「私も言ってみるよ」
こちらをみて頷いてくる。
いや、頷かれましても……と思う今日この……
「エルクトラム!」
と唱えると同時に円状の物体……魔法円らしきものが腕の周りに現れる。
その次に愛莉がかざした方向に……女性下着??が上下セットで現れる。
それ、僕が出すやつじゃ……
「わ、私の下着……! 」
………………majica!
しっかりと目に焼き付ける。これは水着ではなく下着だ。レアなのだ。目に焼き付けるのだ。
僕は別に欲求不満なんかではない。
ただ、学生として当然のことをしているのだ。
「み、み、みるなぁああああああ!!」
急いで下着を隠す愛莉をみて少しだけ可愛いと思ってしまった。
変態だ。自分が情けないよ。
クラスメイトの男子がずっとニヤついているのをみて愛莉はガマンできず僕の元へやってくる。
クラスの目が笑みから怒りへと変わるのにわずか二秒もかからなかっただろう。
男子生徒諸君。これも温泉の力だ。
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以上。下着事件の全容だ。
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答えは"入口から出口"です!ちょっと難しかったかな、
ちなみに自分は分かりませんでした(^^)
今回は謎回でしたけど見てくれてありがとうです!
下着が降ってくるやつ、1回書いてみたかったんですよね……、、、笑では次の魔ランで!