入部
中学入学
まず担任の先生の自己紹介から始まった
K先生
なんと、たまたまだが俺が入部しようとしていた剣道部の顧問の先生だった
そしてこれもたまたまだったが、クラスで委員会に入る時、俺は特に何も考えず、入れそうな委員会に適当に入ったのだが、それこそK先生の担当だった体育委員会だった
この時点で俺はまだ剣道部に入部する意思は話していなかったが、体育の授業が翌日にあるときには連絡事項を毎回K先生に聞きに行ってたため、うまく連絡事項を伝えきれなかったときは叱りを受けたりしてたので、おそらく1人の出来の悪い生徒であること以外に特別な目で見られていなかったと思う
そんな関係が少し変わったのが、とある授業でのこと
アリとキリギリスの話はよく知られているが、それに似た話で、アリとセミの話が出てきた
その話についての感想を書けとゆう内容でプリントを配られた
私はかなり現実主義だった頃なので
「セミは冬にはいない」
とゆう解答を書き込んだ
するとそれを見たK先生はツボにハマったらしく、
「お前がそんなこと書くやつだとは知らんかったわ」
と、イメージが変わったようだった
そんなことがあってすぐぐらいに、入部希望の部活の紙を提出しに行くと
「お前、剣道部に入るんか!厳しいけど大丈夫なんか!?」
と笑いながら聞かれたが、バカにしてると言うよりは楽しみにしてるようにも思えるようなトーンだった
こうして俺は剣道部にまず仮入部することが決まった
どんな先輩たちがいるのだろう
どんな物語ができるのだろう
様々な思いが俺の中で駆け巡っていた