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一週間ぶりの日常

アローラ!(遅れてゴメンなさい・・・orz)


誤字・脱字があるかも。

「ふぁ・・・・・・」


次の日の朝。一刀は欠伸をしながら街を歩いている。


それもそのはず、一刀は現在17歳の高校生。流石にそろそろ登校しなくてはマズイと思い、現に至る。


だが、昨日の「ルリア」と名乗る神との出来事が有り、少々寝不足気味だ。


「・・・・・・・・・ふぅ」


と、短な溜め息をはく。もうすぐ一刀の通う高校が近く為か、周りには一刀と同じ制服を着た男子生徒や似たような制服を着た女生徒が増える。そして、チラホラと一刀に向かい『あ、武田君おはよー!』『武田君久しぶりだね』『あれ? 武田君じゃん! 久しぶりー!』と声を掛けられる(殆ど女生徒ばかり)。


一刀は気付いていないが、この男。けっこうモテる。


身長は高過ぎず、低過ぎずの170cm。髪は女の子が羨ましがるぐらいサラッサラで艶やかな黒髪ミディアム。顔もそこいらのアイドルよりかは絶対イケメンの部類に入るぐらいの容姿だ。


休日出かければ、60%ぐらいの確率で逆ナンに会うが、虫よけ(東堂家のお嬢様)がいる為。一刀への逆ナンは成功していない。


一刀は適当に「おはよー」と返して、さっさと高校へと歩いている。そこへ


「一刀ッ⁉︎」


と、凛と高らかに綺麗な声で呼ばれる一刀。


(や、やべぇ・・・)


そう思いながら振り向くと同時に


「一刀ッ!!!」


抱きつかれ、締め上げられる。けっこうな力で。


「い、痛い痛い⁉︎ 痛いっすよ! 「椿」先輩!」


そう。彼女こそ、一刀に養子の話を持ち上げた家の孫娘。「東堂 椿」だ。


「馬鹿ッ! 私がどれだけ心配したと思っているのだ! ここ一週間・・・お祖母様が亡くなってからずっと・・・ずっとだ・・・ぐすっ」

「・・・・・・ゴメン。心配かけた」


会ったら殴られる覚悟はしていた一刀だったが、まさか泣き出すとは思わなく。ぎゅーっと強く強く抱き締めてくる椿の背中をそっとさすりながら謝る一刀。


周りは「あぁ、いつもの二人か」と納得し、歩き始める。何人かは一刀と椿に向けた嫉妬があったが、ここで横やりを入れるのはとんだKYだぜ。と自分に言い聞かせ、歩き始める。


「・・・えっと。落ち着いた? 先輩」


抱き締められてから五分。椿から泣きすすりが聞こえなくなり、一刀は様子を見る。


「・・・ああ、もう大丈夫だ」


椿はそう言うと、一刀を抱き締めるのを止め。二人は向き合う。


東堂 椿

大財閥。東堂家のお嬢様。

一刀とは家同士の関係で幼少期からの付き合い、いわゆる幼馴染。歳は一刀より一つ上の18歳。


髪は腰まで伸ばした艶やかな黒髪にカチューシャをしている。顔は言わずとも整っており、ザ・大和撫子。学校では一刀と美男美女夫婦とも言われている。


当然、一刀には惚れており。今まで何度もアピールをするが、一刀には気付かれていない(椿本人は恥ずかしがっていると勘違いをしている)


「一刀。貴方、本当に大丈夫?」

「おう、この間までちょっと落ち込んでたけどさ、もう平気だ」

「そうか・・・良かった。本当に良かった・・・」


と、椿はもう一度一刀に抱き付こうとするが、そこへ


「お嬢様。抱きつくのは一旦学校に着いてからにしては如何ですか?」


一刀は声がする方を向いて見ると。


「お久しぶりです。一刀さん」

「お、お久しぶりっす。楓さん・・・」


一人の女生徒が立っていた。


秋葉楓(あきばかえで)


代々東堂家の従者をしている秋葉家の長女。

椿とは生まれた時からの付き合い。お家関係も有り。従者として育てられていたが、椿と接している内に、親友と呼ばれるようになる。

また、二つ上の兄が居るが、彼もまた椿の従者兼護衛として、椿や楓と共に学校に登校している。


前下がりで肩ギリギリまで伸ばした綺麗な茶髪をしており。いかにもクール感を出している。顔も椿に負けず劣らずの美人だ。


一刀とも幼少期からの付き合いで、自分の主人の大事な想い人という事で。一刀にも椿と同じ扱いでいる。一刀への恋慕は無いが、特別な男性として。意識はしている。


「一刀さん」

「・・・はい」

「本当にお久しぶりですね」

「・・・・・・はい」

「一週間。何をしていたんですか?」

「・・・ぃや、その、あの・・・」


楓はにっこりと微笑んではいるが、目が笑ってはなく。一刀はビクビクしながら答えようとするが、この一週間何もする事なくいたので、答えれるわけもない。もちろん、昨日の出来事を話しても信じてもらえるとは思っていない。


「その辺にしてやってくれ。楓。あまり一刀を苛めるな」

「ふふっ、そうしておきますね。お嬢様」


た、助かったと一刀は思い。一安心する一刀


「ん? そういや楓さん。菊兄さんは?」

「兄さんなら」


と、楓が言いかけると。


「呼んだ?」


声がする方向から一人のイケメンが歩いてくる。


秋葉菊一(あきばきくいち)


秋葉家で生まれた長男。

楓の二つ上の20歳。幼い頃より椿の護衛として育てられてきた。髪は楓と同じ綺麗な茶髪をしており。髪型は一刀より少し短めのミディアムショート。


菊一も一刀とは幼少期からの付き合いで、本当の弟みたいに可愛がっていた為。一刀からは菊兄さんと呼ばれている。

護衛の為。今まで年齢を偽り、楓と双子という書類で、椿と同じ学年にいる。


また、校内の脳が腐った方達からは攻めの菊一、受けの一刀と勝手なカップリングで異様な人気だ。


「よっ、おはよう一刀。久しぶりだな」

「おはよう菊兄さん。久しぶり」

「・・・お祖母さん。本当に残念だな」

「・・・寿命だったし。安らかに眠ってもらえただけ安心しているよ」

「・・・そうか」


一刀は一週間何も連絡せずにいた事を後悔していたが、もう過ぎてしまった事とし。開き直る。今、彼の頭の中はルリアとのやりとりで手一杯だった。


「一刀?」

「ん、何? 菊兄さん」

「お前。本当に大丈夫か? 浮かない顔をしているが」

「・・・ああ、これからの事を考えていただけだよ」


嘘は言っていない。確かに『これから(異世界転移の件)の事』だ。


「やっぱり、一刀。私の家に来ないか? 楓や菊一も居る。あの大きな家で一人は寂しいのでは」

「・・・・・・」


一刀は首を横に振る。


「寂しくないと言ったら嘘になるけど、やっぱりさ・・・あの家を離れたくなくて」

「そ、そうか・・・もし! もし私の家に来たかったらいつでも言ってくれ。部屋は準備してあるんだ!」

「(早くね⁉︎)」


こうして、一刀の一週間はあっという間に過ぎた。



真っ暗闇の道場に一刀は居た。そこへ。


ピカァァァァ!!!と道場の中心が光輝く。一週間前みたいに。その中から。


「一刀さん。ご返事はお決まりになられましたか?」


つい一週間。いきなり現れ。神と名乗った「ルリア」が現れる。


「・・・ああ。腹をくくったぜ」





遅れて申し訳ないです。

次回! プロローグが終了いたします! 長らくお待たせしてすいません!


今週末には出せると思います

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