41:はじめての集団手術!(ひえっひえっひえーーー!)
俺は一旦家に戻ってきた。
カチコミするにしてもまずは家族に連絡と相談だ。
というわけでユキネママ様(+俺を涙目で睨んでるメイド美少女イラガ)も連れて屋敷の前に到着である。
「らっさっせぇー(いらっしゃいませユキネママ様ッ、全力で歓待させていただきます!)」
「ふふ、ありがとうございますウタ様。とても私を気遣ってくれているのがわかります。やはりアナタは、私に全糞男性美少女化計画を与えてくれた運命の人……♡」
ってそりゃ気遣うわッ! チンポ抜かれたくねーもんッ!
「ありあっしたー(お褒めにあずかり光栄です。では家の中へ)」
というわけでS級変態人妻をご招待だ。
危険だが、家の前に放置しようものなら糞男性判定で『ウタちゃん』になっちゃうからな……!
「あぁ、戸は自分で開けますのでお気遣いなく。赤ちゃんおててでは大変でしょうから♡」
そんなわけで、絶対に怒らせちゃいけないユキネママ様が戸を開けたところで。
黒板消しがボフッと。
「ふぁ!?(ふぁ!?)」
ユキネママ様の頭上に、命中してしまった!
『ギーッギッギーッ!』
『ひっかかっタ、ひっかかっタ!』
『アレ、ウタサマじゃナイ? マ、イイカ!』
途端に響く笑い声。
屋敷の奥から仲間にした低級妖魔たちが笑顔で現れ、“や~いや~い!”と子供のように笑っていた。
「みかぁーーーーーー!?(なにやってんだぁーーーー!?)」
お前らなんてことをッ、と叫ぼうとした時だ。
ユキネママ様が「ふふふっ」と笑い、
「イラガ」
「はっ、はひぃッ!」
「手術器具を渡しなさい」
あっ……妖魔軍団、終わった。
「では美少女にしますね、クソ妖魔ども♡」
『ギッ!?』
かくして俺の家は手術室になった。
ユキネママ様は次々と妖魔を捕獲し、超高速で切り裂いて縫って無理やりに美少女化。
逃げようにも元術師のイラガが「すまない、すまない……!」と謝りながら結界を張り、妖魔たちを敷地内に留めてしまった。
「ウタ様お戻りに……って何やってんですか四条の奥様!?」
「妾の手下たちがメスにされとるぅーーーーッ!?」
出てきたクレハさんとハクが驚いて声を上げるも、興奮状態のユキネママ様を止めることはできず……。
『ゆッ、ユルシテッ! ユルシテェッ!?』
「妖魔って畏れの象徴なせいか、男性ばかりなんですよねぇ♡ うふふっ、そんなクソオスが私を舐めたな♡ 全力股間パーンチ♡」
『ギャアアアーーーーーーッ!?』
次々と股を殴られ蹴られ、そして性転換されていく妖魔たち。
こうして俺の妖魔軍団は、妖魔美少女軍団にされてしまったのだった……!
【領地の男性たちの声】
「ウタ様はよく働いてくれるけど、子飼いの妖魔軍団がちょっと怖いかも。あんまり街をうろつかないでほしい」
「妖魔ってグロい見た目してるやつも多いしねぇ。あんまり視界に入れたくは……」
「『百鬼呪法』ってやつで人を傷付けないよう縛ってるらしいけど、不安は正直あるかな~」
↓美少女化後↓
「街に美少女が溢れて幸せ!!!!!!!!!!!!!」
「写真撮っていいですか!?!?!?!?」
「傷付けてください踏んでください!!!!!!!!」
・ルート解放、妖魔と共存できる未来へ!!!!!!!!!
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