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【あやかしの国に渡る少女】  作者: 有馬波瑠海
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【 鳥居 】

こんにちは!有馬波瑠海(ありまはるか)です!

(*´-`)


今回で連載小説は、四作品目です。うん。なんとも不吉な・・・。まぁ、気を取り直して、書いていきますので、最後までお付き合いいただけたら、嬉しいです・・・(*´-`)



【今までの連載小説】

1 【時雨の里】(連載中)

  https://ncode.syosetu.com/n5101gr/


2 【七世と森の少年】(完結済み)  

  https://ncode.syosetu.com/n1320gs/

  

3 【闇に沈む侍】(完結済み)

  https://ncode.syosetu.com/n3500gt/


4 【あやかしの国に渡る少女】←今回



 アタシの家一宮(いちのみや)家は、由緒正しき陰陽師の家系だ。しかし、陰陽師は時代と共に廃れ令和の世になる頃には、霊媒師をしつつ自分達が代々守って来た、神社の神主(かんぬし)巫女(みこ)をやっている、だから、家族、全員あやかしの類いは見える。そのため今のアタシの家の家業は、お払いや、祈祷など、世間から怪しいと言われるものばかりを行っている。



 そのせいか、アタシの家族は代々、まるで化け物を見るような目で周りの人から、冷たい目を向けられていた。アタシだって、見たくて見ているわけじゃないのに・・・。


 しかし、アタシの思いとは裏腹に、(それ)等はアタシの目の前を我が物顔で歩いて行くのだ。


 そして、(それ)が特に多く現れる日がある。それは、お祭りの日・・・。この日はなぜか特に多い。そして、今日はそのお祭りというわけで、朝から、あっちにもこっちにも(それ)がいっぱい・・・。はぁ・・・と、ため息が出る。


麻耶(まや)

里李(さとり)。今日も沢山いるの?」


 高校で同じ弓道部をやっいる。麻耶だ。私の幼い時からの友人で、アタシの家族以外の唯一理解者だ。今日は土曜日で、午前中の練習を終えて今から家へ帰るところだった。


里李(さとり)

「うーん。もう、あっちにも、そっちにもだよ。」


麻耶(まや)

「アンタも大変よね。本当に。どんなモノが見えてるの?」


里李(さとり)

「そうだなぁ。なんかでも、普通の人と全く変わらない姿をしているのもいるし、鬼とか、狐とか、いかにもみたいなのもいるけど、でも、共通しているのは、皆若干透けてるんだよね・・・。だから、人間と変わらない姿をしてても、あ、この人は違うなって分かるるんだよね・・・。」


 その後も、二人は暫く会話を続けた後、麻耶は、また、後で祭りに行く時に自分の家に来ると言って帰って行った。




    ・・・・・・夜・・・・・・。



 町が祭りで賑わう中、アタシ達は、広い神社の中で伝統芸を拾うする。祭りと共にあちこちから出て来た妖怪(それ)も神社の中へは、入って来られない。だから、アタシは、安心しんして、行事を行うことができた。馬に乗って神社中の的を射抜いていく芸である。毎年、恒例の行事を昨年から、お母さんに変わってアタシが馬に乗ってその役目を引き継いでいた。神社の入り口で、馬に乗り背中に担いだ矢を引き抜き、狙いを定めて的に矢を当てて行く。的は、全て的中・・・。と思いきや、10番目、最後の的で惜しくも外してしまった。


 観客からは、ため息が漏れたが、それでも最後だけだったということから、大きな拍手がおくられた。


 行事が終われば、人々はお守りやら御神籤やらをこの神社の受けつけ場で買って行く。


 すると、ある18才くらいの男の人が、来て赤いお守りを一つ買って行った。上の方が藍色で、下にかけて黒くなっている雅な浴衣を着こなし、すらっとした長身に黒髪。モデルでもやっている人なのかと思うような綺麗な男性だった。


 アタシは、お守りを渡すと、その人はそのままそこを立ち去った。しかし、ふと見れば、先ほどの男性が忘れたと思われる財布がそこに落ちてあった。今なら、まだ間に合うかな・・・。


里李(さとり)

「お母さーん。ちょっとお客さんのお財布届けて来る!」


【お母さん】

「あ!里李(さとり)、これあげる!」

 母に呼び止められる。


里李(さとり)

「なーに?お母さん、後でじゃダメなの?」


 ダメよ。後だと忘れちゃうからと、お母さんは、アタシに最後に的を外してしまった矢の刃が入った小瓶をネックレスにして、アタシの首にかける。


【お母さん】 

「来年は、その矢から射ちなさい。絶対成功するわ!」


 お母さんなりに、励ましたつもりだつたのだろう。アタシは、着物の中にそのネックレスをしまうと、その男の人が下りて行った方へと走る。巫女の衣装は、とても走りづらく何度かこけそうになったものの、なんとな先ほどの男性の後ろ姿が見えた。


里李(さとり)

「あのー!お客様!!おさい・・・。」


 アタシは絶句した。なぜなら、その男性の周りに、大きな鬼や、真っ白な女の人、その他にも人とは思えないような化け物がその男性の周りを取り囲んでいたからだ。一瞬声をかけようか、迷っていると、その男性は祭りで彩る町の裏路地へと入っていってしまう。



里李(さとり)

「あっ!待ってぇ!!!!」



 男性の周りには、あれだけ沢山のあやかしがまとわりついていた。あれだけ沢山のあやかしにまとわりつかれては、体調が悪くなってしまう。財布を返したついでに、あの人に気づかれないように払ってあげよう。そう思い、アタシも裏路地に入って行く。その路地は、なんだか可笑しいかった。真っ暗で先が何も見えない。それに、おびただしい数のあやかしの気配がする。あの人は大丈夫だろうか・・・。アタシはそんなことを思いながら、その路地をどんどん進んで行く。


 すると、目の前に大きな鳥居が現れた。鳥居の向こうでは、祭りで彩られた町が現れる。あれ?こんな所でも、お祭りやっていたの?アタシは、その鳥居をくぐってしまった。しかし、くぐった後で、ある恐ろしいことに気づく。待って・・・。お祭りじゃない。屋台も、提灯も、出ていない。一瞬あまりにも艶やかな光に包まれていたから、勘違いしてしまったけど、ここの町は、町というよりも、まるで江戸時代の遊郭のような美しい屋敷が並ぶ。こ、ここは・・・。


 お前・・・。なんだ・・・。旨そうな臭いがすると思えば・・・。人じゃないか・・・。


 大きな声がして、振り向けば、そこにいたのは、体長三メートルは、あろうかという真っ黒な鬼だった。


待って・・・。どうゆうことなの?この鬼・・・。

透けて・・・ない。その鬼は、アタシを捕まえようと思ったのか、大きな手をアタシに向けて降りおろしてきた。


里李(さとり)

「うわー!!!!!!」


 アタシは、間一髪の所で、身をひるがえしてその鬼の手を交わした。鬼が手をついた地面は、大きな音を立てて割れる。


里李(さとり)

「あ、あぶなーい!な、何すんのよ!危うく死ぬところだったじゃない!」


 地面が割れたということは、この鬼は、実体がある。どうゆうことなの?今まで見てきてやらあやかしは透けていて実体がなく、こんな風に地面割ったりなんてできるわけ・・・。


 アタシは、何か嫌な予感がして、自分が今まで来た路地の方を見る・・・。


里李(さとり)

「え!嘘でしょう?なんでぇー!」


 今通ったはずの鳥居(とりい)は、その場から一切消え、見れば、アタシは見知らぬ祭りをやっている江戸時代の花街よのうな町並みのど真ん中で鬼やら、この世のモノではない異様な姿をしたモノ達に囲まれていた。



読んでくださり、ありがとうございました!(*´-`)次回は、明日の午前9時です!よろしくお願い致します!(*´・∀・)ノ


Twitter始めました!(*´・∀・)ノ

@xGUlpsT6bU6zwi1  


投稿のご連絡、小説内で扱かったイラストなどをツイートしています!( ・`ω・´)

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