第67話 例え何かがあったとしても俺と彼女は別の世界の人間だ。
夕方にはまだ本調子ではないものの、何とか身体が動くようになった。
そんな頃、千歳は「ただいまー!」と元気よく帰ってきた。
「ツネノリもう動ける?」
「何とかな。千歳の成果は?」
「まあまあかな?でもアーティファクトと光の腕輪を組み合わせるのはいい感じだったよ」
「そうか」
そこにメリシアが入ってくる。
「千歳様、お帰りなさいませ」
「ただいま!ツネノリの事をお願いしていてごめんなさい」
「いえ」
「ツネノリ、ちゃんと言うこと聞きました?大人しくしてました?」
「こら。俺は子供か?」
「ふふふ、ツネノリ様はちゃんと横になられていましたよ。
お二人ともお食事まで時間がありますから先にお風呂に行かれてはいかがでしょうか?」
メリシアの提案に従って俺達は風呂に行く事にした。
風呂はとても広くて綺麗だった。
身体の内側から効いていく感じがしたのは気のせいだろうか?
「お風呂、気持ちよかったね!」
戻ってきた千歳は浴衣姿でそう言った。
俺もメリシアに強く勧められて浴衣を着ている。
「お洋服は洗っておきますから」
そう言って俺たちの服をメリシアは持っていってしまう。
「下着まで持っていかれてしまった…」
「恥ずかしいね。
お父さんに買って貰っておけば良かった」
そして夕飯。
「わぁ!凄い!テレビで見る高級宿のご飯みたい!!」
千歳は目の前に配膳されたご飯を見て喜んでいる。
確かに野菜、魚、肉など色とりどりでどれも美味しそうだ。
「ふふふ、ありがとうございます。
お口に合うと嬉しいんですが」
メリシアがそう言いながら炊き立てのご飯を茶碗によそってくれる。
「これもメリシアのお父さんが?」
「はい!父が腕によりをかけて作りました!」
「うわー、メリシアさんのお父さんって凄いんだね。うちのお父さんは簡単なものしか作れないから尊敬しちゃうー」
「いえ!!滅相もない。
勇者様は素晴らしいお方ですよ!
そのような方と父を比べられては…」
「いや、確かに父さんにしか出来ない仕事もあるけど、メリシアのお父さんにしか出来ない物もあるから…そんなに言わないでくれ。
俺はこの料理がとても素晴らしいと思うよ」
「ツネノリ様…、ありがとうございます。
父も喜びます」
そして俺達は心行くまで料理を食べる。
「ねえ?ツネノリ」
「どうした千歳?」
「この食べているお肉って倒した魔物なんだよね?」
「ああ、そう言われていたな」
「じゃあこのお刺身になっているお魚は?」
「……確かに」
「あ、それでしたら」
メリシアが話に参加をしてくる。
「お魚やお野菜はファーストガーデンと取引をされているんですよ。
毎日新鮮なものが届くんです。
お肉は逆にファーストガーデンでは人気で飛ぶように売れていくって聞いてます」
なるほど…
確かファーストガーデンでは漁業や農業が発達した世界だったはずだ、それとセカンドガーデンとの繋がりは良いものだろう。
「ふーん、なのにツネノリの世界とは取引はしないんだ」
「それは多分時の流れの問題とお金の問題だろうな。通貨自体は同じエェンを使っているが価値は違う気がする」
「ああ、勇者様の世界とは違うんですね」
メリシアが珍しそうに話に入ってくる。
その後もメリシアはアレコレと甲斐甲斐しく世話を焼いてくれる。
俺はそれがありがたいし嬉しくて思わず食べ過ぎてしまった。
「ツネノリ食べたねー!」
「ああ…、思わず食べすぎた。
ご飯と刺身の組み合わせは本当に凄いな。
ご飯が何杯でも食べられたぞ」
「お代わりします?って聞かれるたびに頼むから、メリシアさんおひつまでお代わりしてたよ。お刺身もお代わりしてたし。まあお金はあるから気にしないし足りなくなったらお父さんに出してもらうけどさ」
そう言って千歳は笑う。
「本当に美味しかったのとメリシアの盛り付けやタイミングが絶妙だったのもあるかもな」
「ツネノリは本当にお米好きだよね」
「そうだ、そう言えば何で俺が米を好きなんて知っているんだ?父さんから聞いたのか?」
「え?昨日もそうだったけどさ、ジョマがお弁当用意してくれたらハンバーガーよりも先にお米のお弁当を選んでいたから、ツネノリってお米好きなんだなって気付いたんだよ」
なるほど、確かに米があれば米を食べてしまうな。
パンはゼロガーデンでも食べられたから余計に見ると食べておかねばと思ってしまう。
「ふふ」
「どうした?」
「ううん、さっきのツネノリとメリシアさんは仲良さげで夫婦みたいだったよ」
「え!?」と言ってメリシアが片付けていたお膳を落としてしまう。
「大丈夫か?」
「はい、すみません」
「千歳、何を変な事を言うんだ?」
「えー、なんかツネノリが食べてて、お代わりをよそってくれるメリシアさんが奥さんに見えてさ、なんか見てて気持ちよかったんだよね。
スッキリすると言うのかな?違和感が無いって言う感じだったんだ」
「こら、メリシアが迷惑するからやめるんだ」
俺とメリシアが夫婦?
「えー、ツネノリだって赤くなってるよ」
「何を…」
俺だって?
俺はメリシアを見る。
彼女も赤くなって俺を見ていた。
「あ…う…、その…」
「はい…」
何故だ?メリシアの顔を見ると照れる。
そしてメリシアが赤くなっているのを見るとドキドキする。
「千歳!」
俺は照れ隠しに千歳を止める。
「ふふーん。
ねぇ、メリシアさん。少し聞いてもいい?」
「え?は…はい!」
「年はいくつ?」
「え?18です」
「ふんふん、ツネノリの1個上だ。彼氏は居ます?」
「いえ!そんな人は居ません!!ツネノリ様は17歳なんですか?」
「あ、ああ…」
何故だ、千歳が変な事を言うからメリシアを意識してしまう。
そうか、恋人は居ないのか…
「もう1個だけ聞かせて!」
「え…、はい。なんですか?」
「妹の私がツネノリと仲良くしてたらヤキモチ妬く?」
「え?それって?」
メリシアは千歳のペースにスッカリと巻き込まれてしまっている。
メリシアも知らず知らずのうちに俺に好意を抱いている前提で話が進んでしまっている。
「私、お兄さんが居るって知ってツネノリに会ってからまだ5日くらいしか経ってないの。
ツネノリは優しいからこれからも仲良くしたいし、今までの分も甘えたいの。
それを知っても「ツネノリは私の彼氏!」って言われると困っちゃうからさ」
「え?5日?」
「そう、私はプレイヤーと同じ世界からセカンドガーデンに召喚された勇者の娘。
ツネノリはゼロガーデンからセカンドガーデンに召喚された勇者の息子。
セカンドガーデンで初めて会ったんだよね」
そして千歳は俺たちの話をメリシアにしてしまう。隠さないでいいのかと気になったが千歳はそんなの関係ないと言った勢いで止まらない。
「どう?メリシアさんは私がツネノリと仲良くしてたらヤキモチ妬く!?」
千歳は真剣な眼差しでメリシアを見つめる。
メリシアは黙っている。
「千歳…、いい加減にするん…」
「私は千歳様を否定しません。
ツネノリ様への気持ちがお兄さんに対してで恋や愛の気持ちでなければ、ツネノリ様が千歳様に妹以上の気持ちを持たなければ否定しません」
メリシアは俺の言葉を遮って千歳に答える。
その答えに千歳は嬉しそうな顔をして俺を見る。
「ツネノリ!」
「こら、千歳…。いい加減にするんだ」
これ以上この空気には耐えられない。
俺は千歳を制止する。
「なによ。ツネノリだって嬉しいくせに」
そう言って千歳がむくれる。
「ふふふ、千歳様。食後にもう一度お風呂に入ってきては如何です?
ツネノリ様も、私はその間にお布団をご用意させていただきます」
「うん、そうする!ツネノリは少しくらいメリシアさんを手伝ってよね!」
そうして千歳はサッサと1人で温泉に行ってしまう。
…
……
間が保たないな。
「メリシア、俺は何を手伝おうか?」
「え?いえ…、ツネノリ様にそんな…」
そう言うメリシアは真っ赤になっていた。
「いや、手伝わせてくれ。
何もしないのは申し訳ない」
「それでは、お布団を出していただけますか?
整えるのは私がやります」
俺は分かったと言って手伝う。
作業が終わるとメリシアは「どうぞツネノリ様もお風呂へ行ってきてください」と言われたので従う事にした。
温泉には父さんくらいの年齢の先客が居た。
軽く会釈をしてから湯船に浸かる。
壁の向こう女湯から千歳の声がする。
呑気に鼻歌を歌っている。
さっきまで俺とメリシアを振り回しておいて何という奴だ。
「うわぁ!」
突然千歳の驚く声がした。
敵か?
「千歳!どうした!?」
「あ、ツネノリ来たんだ。なに?」
その返事は明るいいつもの千歳だった。
「お前…驚いていただろ?」
「ああ、天井から水滴、すごく冷たくてさー」
「そうか…」
驚いて大声を出してしまった。
俺は先ほどの先客に謝る。
「いやいや、気にしないでいいよ」
「ん?ツネノリー、誰と話しているの?」
「こら、千歳。今こっちには俺より先に温泉に入っている人が居るんだ。何事も無ければ静かにしてくれ」
「そっかー、兄さんが失礼しましたー」
こういう時だけ兄と呼ぶ辺りが千歳らしいというか…
「ははは、妹さんか。気にせずに続けてくれ」
「いえ、ですが…」
「え!?いいんですか?ありがとうございます!!」
「千歳!」
「いいって言ってくれているんだよ?」
「お前…」
「こうやって兄妹で温泉に来れるって思ってなかったから嬉しくてさ」
「…そうか」
「そうだよー!」
そう言われると俺は何も言えなくなってしまう。
「素敵な妹さんじゃないか。本当俺の事は気にせずに話し続けると良い」
「ありがとうございます」
「ツネノ…兄さんー?」
「いや、俺も千歳と来れて良かったと思う」
「でしょ?今度は母さん達と父さんと来ようね」
「ああ。それにしてもこの腕輪、外せないのが残念だな」
「本当だね。
でも腕輪も頑張ってくれているから悪く言えないよね」
「確かにそうだ」
この腕輪のおかげで色々な事があった。
感謝しかない。
そんな事を話していたら魔女の声が聞こえてきた。
「あ、腕輪で悩んでる?片手ずつなら外せるわよそれ。外して良く洗わないと腕も腕輪も臭くなっちゃうからちゃんと洗ってねー。じゃあねー」
「…だってさ千歳」
「うん、でも今の声そっちの人に聞かれちゃったかな?」
俺は慌てておじさんの顔を見る。
「ん?どうしたかね?」
「いえ」
聞かれていないのか、聞こえていないフリをしてくれているのか判断に悩むが何にせよありがたい。
「ねえ、兄さん。メリシアさんの事どう思っているの?」
「こら、またお前は」
「いいじゃない。素敵な人だし、私と兄さんが仲良くするのもいいって言ってくれる人って貴重だと思う」
「こら、本当にしつこいぞ」
「兄さんはどう思っているの?私は二人を見ていて気持ち良かったよ。変な感じなんかしないの」
千歳独特の感性だが多分間違っていない。
俺は彼女に対して普通ではない…特別な感情を抱き始めているのかもしれない。
だが、この気持ちが何なのかは知らない。
「聞いてる?兄さんはどうなのさ」
「どうもこうも無いだろう?例え何かがあったとしても俺と彼女は別の世界の人間だ」
そう、それは千歳が冗談交じりに俺とメリシアの事を言った時から頭の片隅にはあった。
仮にそう言う仲に進展をしたとしても俺はこのイベントが終わればゼロガーデンに帰る。
それで終わりだ。
多分、観光くらいは許されるようになるかもしれないが永住や半永住は認められない。
時の流れが違うのだ。そうなるものも致し方ない。
その逆も難しいだろう。
俺は彼女の生活を無かったことにしてゼロガーデンに来てくれとは言えない。
「はぁ?何それ?それが理由…違う。それが言い訳!?」
「千歳!!」
「うるさい!!」
千歳が怒鳴りだす。
「おい、声が大きい」
「知らない!!今のツネノリは気持ち悪い!スッキリしてない。
そんな理由とかで気持ちを我慢しているのおかしい!!」
気持ち悪い…。
確かに千歳の感性ではこの俺の考えは気持ちが悪いのかもしれない。
「千歳、だが俺達は父さんを見ている。父さんの苦悩も苦労も知っている。
まだ全部ではない。それでもあんなに辛そうな父さんを見ていて同じことを俺が彼女に求めることが出来るか?」
「そうじゃない!ツネノリはメリシアさんが好きかどうかを聞いているの!
立場とかその先の話とかじゃなくて今どうなのかを聞いているの!」
今…?
「昨日ツネノリは言ってくれたでしょ?まだセカンドに居られるんだから話はいくらでもできるって。それとおんなじだよ!ツネノリとメリシアさんの気持ちだって確かめる時間でもなんでもある。まず話をすればいい。自分の気持ちに素直になればいい!」
「千歳…」
「もう!ツネノリってさ格好いいし優しいけどさ、何かそうやって変に達観してて我慢しててさ!そう言う部分が何かモヤモヤする。気持ちが悪いの。もっとスッキリと気持ちよく素直になっていいんだよ。
私の事とかお父さんの事があって大人にならなきゃいけないんだろうけど、もっと子供でいていいんだよ。欲しい物は欲しい。食べたいものは食べたいでいいんだよ」
「もっと子供で……」
「何?」
「この前父さんにも言われた言葉…千歳が言うとは思わなかった…」
「ふふん!妹様を甘く見ないの!!」
何かこの前みんなに話して貰った千明さんの強さとかがきちんと受け継がれているんだなと俺は思う。
「さっきメリシアさんに聞いたよ。おにぎりは美味しくてお代わり頼んだって。それでメリシアさんが作ってくれたおにぎりを美味しいって食べたんでしょ?
その時メリシアさんはどうだったの?」
「どう?」
「ツネノリがもっと食べたいって言ったら喜んでくれていたでしょ?ちゃんと言えばみんな嬉しいの。わかった?」
「…ああ、わかった気がするかもしれない」
「気かぁぁぁ…、まあいいや。巨大ボスの襲撃は明後日だから明日もここでお世話になろう!その間にツネノリは身体を治す事とメリシアさんと仲良くなること。いい?」
「え…ああ…、だが彼女の気持ちと言うかな…」
「そんなのは二の次!好きなら好きって態度に表しなさい!!」
「…あ…ああ」
「よろしい。それで。作って貰ったおにぎりはどうだったの?」
「何?」
「おいしかったの?」
「………ああ」
「私もおにぎりお弁当を作って貰ったから食べたけど美味しかったよね」
「ああ、あれも美味しかったな」
「メリシアさんのおにぎりはそれより美味しかった?」
「まったく種類が違うんだ、最初の…彼女のお父さんが作ってくれたと言っていたおにぎりはとにかく美味しかった。
さっき食べた夜ご飯と同じで本当に美味しかったんだ。
だが、彼女の握ってくれたおにぎりはまた違うんだ。種類が…想いと言うか…とにかく気持ちが…それが嬉しくて美味しくて…」
「それ、ちゃんとメリシアさんに言った?」
「あ…ああ。ここまで細かくは…緊張して言えなかったが伝えた」
「…普通にいい感じじゃん」
「はぁ?」
「後はツネノリが自分の気持ちをちゃんと伝えればいいの。
この先、友達になるとかお付き合いをするとか、本当にセカンドとゼロで交流が難しいって言われて自然消滅したとしてもそれはそれ。
言えばいいの。じゃあ私はのぼせてきたから先に上がるから
ツネノリもキチンと身体癒してから上がってきなよ」
そう言って千歳が風呂を後にする音が聞こえた。
千歳が1人いないだけで風呂はシーンとなってしまう。
…そして視線を感じて俺は先客のおじさんが居たことを思い出して恥ずかしくなってしまう。
「……すみませんでした。妹が…、いえ、俺自身も大人げなく…」
そうするとおじさんは俺を見てニコッと笑う。
「いいって、気にすんな。それが若者の特権。青春だ」
「青春ですか」
「そうだ。さっきの妹さんは良い子だな。まだ幼いし勢いだけで言っている部分もあるが本質をキチンと捉えている。
相手に気持ちを伝える。
相手の立場や迷惑なんて考えるのは、しがらみの増えた大人がするもんだ。子供は子供らしく美味しいものを食べたら美味しいって喜ぶように相手に気持ちを伝えていいんだ」
「ありがとう…ございます」
俺は何と言っていいのかわからずに変なお礼の言い方しかできなかった。
「君、神様から通達のあった勇者さんの息子さんだろ?
明後日この村が狙われるって聞いたけど君になら任せられる気がするよ」
「…頑張ります」
そうだ、それを第一に考えてこの村の人たちの暮らしを守るんだ。
「いい顔するな。本当勇者さん、常継さんは子供を育てる才能もあったのか、本当頭が上がらんな。
俺もそろそろ上がるよ。じゃあ無理しすぎんなよ。昼間みたいに倒れても大変だからな」
「はい。ありがとうございます」
そしておじさんを見送って俺はすぐに引っかかった。
…
常継さん?父さんを知っている?
昼間…倒れた?
…今の人ってもしかして…
俺はそう思うと湯船の中に顔を沈めて「あぁぁぁぁぁぁぁ」と唸る。
それから風呂を出ると、「お帰りが遅いから」と心配で見に来てくれたメリシアが居たので「今日のお客の入りは?」と聞いたら「今日はツネノリ様と千歳様だけですよ」と答えられた。
「…じゃあ、今日のスタッフは?」
「私と同じ仲居さんが2人来てくださってますけど?」
俺の心配は予感に変わっていく。
「料理は?」
「父1人でしたけど…」
予感は確信に変わる。
多分、あの先客はメリシアのお父さんだ…
「あ、そうなんだ」
「はい、ああツネノリ様は倒れられていたから父の顔はご存じないですね。
千歳様はもう父に会ってくれていて仲良く話をしていました。
ああ、父は勇者様からレシピを貰って料理を作ったりしているのでその話で千歳様と仲良くなっていましたよ」
!!?
千歳の奴…あの状況を作ったのか…
俺は「ありがとう」と言うと部屋に戻る。
「ツネノリ様?やはり長湯しすぎたのでは?顔が赤いですよ?」
でしょうね。
俺は心の中でそう言いながら部屋に戻る。
後を追ってメリシアが冷たいお茶を持ってきてくれた。
もう恥ずかしくて顔をまともに見れない。
千歳はそんな俺を見て「にひひ」と笑っている。




