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セカンド ガーデン  作者: さんまぐ
おまけの章〇ツネノリと千歳のゼロガーデン巡り(とか)。
335/339

第335話 何となく何をしたのか想像出来るが想像は辞めておこう。

「アンタ神様の世界でやったんじゃないの?」

何とか声を出せたマリオンさんがキヨロスさんに聞いている。


「やり足りないし、さっきビリンの前でチトセの事を言おうとしたじゃないか!その分がまだだよ!」

キヨロスさんはもっとやりたいと言い出す。確かに今は何もしていない。

ずっと自分の番を待っていたのか?


「キヨロス…、あれだけしてやり足りないのかい?」

「王様?本気ですか?」

東さんとジョマが引きながら聞く。


「今度はもっと別の方法だよ。

治癒神も居ないから僕達だけでも治せる範囲で長く苦しめる方法をずっと考えていたのに!」


「ねぇ、神様。コイツ何やらかしたの?そう言えば「蜘蛛の意思」でコイツのやった部分がボカされていたんだけど…」

マリオンさんが不安げに東さんに聞く。


「僕だって別に知られて恥ずかしい事は何一つしていないよ!ただ小さい子には刺激が強くて覗き変態趣味の神へ手心を加えたら困るから教えるのを我慢しただけだよ」


…何をしたと言うんだ?

俺は気になってしまう。

東さんが遠い目をしてこっちを見る。


「20歳未満の子供達はこのままここで千歳に言葉を送っていようか?

それ以外のメンバーはこっちに来て。キヨロスのやった映像を見せるよ」

東さんがそう言って部屋の隅に大人の人達を連れて行く。

俺は20歳ではないのでこの場で待つことになる。


「うわっ…」

「これは…生きたままか?」

「暴れられなくしてから本人の目の前で解体?」

「イノシシや熊より簡単って…」

「うわぁ…本当の楽しい顔してる。久しぶりに見たよ…」


そんな不穏な言葉が聞こえてくる。

何となく何をしたのか想像出来るが想像は辞めておこう。


「ねぇ、もうやめれば?」

青い顔のマリオンさんがキヨロスさんに提案をする。


「そんな!僕だってチトセの為にももっともっとやりたいのにあんまりだよ!マリオン!」

キヨロスさんが必死に訴える。

それだけ千歳を思ってくれたと思えばありがたい話なのだが、どうにもそれだけには見えない。


「じゃあこうしたらどうでしょう?」

メリシアがキヨロスさんに近付いて意見をする。


……

………


「えー…、それしか出来ないの?」

「でしたら、それをしてまだ元気なら少しだけ思い知らせて、気絶をしたらその場でおしまいと言うのは?」


「うーん、気絶できないようにうまくやるしかないかなぁ」

「はい、そうしてください」


そう言ってニコニコと戻ってくるメリシア。

「何を話したんだ?」

「すぐにわかりますから、見ていてくださいね」


俺は言われた通り見守る事にした。


キヨロスさんはわざと足音を立てながらゆっくりと視覚の神に近づいて行く。

視覚の神はいつの間にか意識を取り戻していたのか足音が聞こえるたびに身体をビクつかせている。


「やあ、お待たせ。

ようやく僕の番だよ」


そう言うと視覚の神は頭をブンブンと振り乱しながら蹲る。


「お前はさっき僕の息子の前でまた僕達の娘を侮辱しようとしたよね?

さあ、今からその分の支払いだよ。

今度は足からがいい?それともまた手?

ああ、いきなり腹を開こうか?

大丈夫、暴れられないように手足は打ち付けてあげるよ」


そう告げると視覚の神が泡を吹いて気絶をする。


「あ!気絶した!?嘘だろ!!?」


「じゃあここまでだねキヨロス」

「そんな!あんまりです!!」

キヨロスさんが東さんに縋り付く。


「ダメだよ。

皆で決めただろ?」


「あんまりだ!!」

キヨロスさんが叫んだところで東さんとジョマが視覚の神を連れて去っていく。


「あはは、残念」

マリオンさんが嬉しそうに肩を叩く。


「まあ、子供達も居ることだしやらないで済めばそれに越した事はないよな」

ガクさんが一緒になってキヨロスさんを励ます。


「皆はやりたい放題やれてスッキリしただろうけど僕はしていないんだ!」


「いや、お前…神様の世界で散々暴れてきただろ?」と皆に言われていた。

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