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セカンド ガーデン  作者: さんまぐ
おまけの章〇ツネノリと千歳のゼロガーデン巡り(とか)。
327/339

第327話 久し振りにやったからおぼつかない部分もあって恥ずかしかったんだよ。

「さてと、思い知らせたから今度は誓わせよう。治癒神、コイツを治して」

「わかったわ」


僕がそう言うと治癒神は力を使ったのだろう。

すぐに変態覗き趣味の神は話し始めた。


「もう…やめてくれ!」

「お前、何もわかっていないな。

品物を買えばお金を払うだろ?

お前は覗いてきた分の支払いをしただけだろ?

まだ払い足りないならまた初めからやってもいいんだよ?」


僕は至極当たり前に言うと変態覗き趣味の神を見る。

変態覗き趣味の神はすぐに青くなって俯いて「勘弁してください」と言った。


「さて、誓いの時だ。

もう一度言ってやる。

僕の神が作った世界を覗く事は許さない。

わかったな」


「はい…。…わかりました」

「もし覗けば僕達がやってきてまたお前をボロクソに痛めつける、そして僕の神の世界以外も覗こうとする度にどうなるかを考えろ。そう…今日の事を思い出すんだ。

わかったな?」


そう言うと変態覗き趣味の神はガックリと肩を落とした。


「治癒神、残りの怪我とかを治してくれるかな?」

「わかったわ」


よし、これで全部終わりかな?

そう思ったのだがチトセは違っていた。


「あ、忘れてた!

あのね、コイツの他にも視覚の神様とか聴覚の神様とか居るよね?」


ああ、他にもいるのか…

確かに戦神も治癒神も沢山いるから居ても不思議はない。


「他の神様達も私たちの世界を覗いたりしないでね。したらわかるよね?」

そう言ってチトセが光の剣を出す。


「もっと分かりやすく言おうよチトセ」

僕はそう言って更に光の剣を出して広場の周りを飛ばす。


「え?そっか…、含みのある言い方はダメだね。

覗いたりしたらコイツより酷い目に遭わせるからね」

「まだ弱くないかなチトセ、覗いたりしたら切り刻むよ」


「あ、関係ない神様も他の友達とかに今日の事を伝えてね」


そう言って皆が頷くのを見てから剣をしまうと視線を感じた。治癒神が治した覗き変態趣味の神がビクビクとこちらを見ている。


「お前、もう帰っていいよ。

でもわかっているよね?また熊や猪みたいになりたくなければキチンと約束を守るんだ」

僕は覗き変態趣味の神を追い返す。

ドスドスと重たい身体で走り去って行った。


「お前も帰っていいけどさ、一つだけ言わせてよ。友達って選んだほうがいいと思うよ」

「ノー!それは俺の本能!インスティンクト!!」


「あ、そう。じゃあ良いけど後悔すると思うよ?」

そう言うと軽薄の神は「グッバイ!フレンズ!」と言って帰って行った。




「今日はありがとう。チトセの事も助かったよ」

戦神達にお礼を言う。


「いいわよ気分がスッとしたしね」

「はい。私も先輩と同じで気が晴れました!」


「小娘の為に怒った姿は素晴らしいがいささかやり過ぎではないか?」

「そんな事ないよ。

あの手のタイプは甘い顔をするとつけ上がるし、そもそもギリギリのラインをさがしてくるからそんな物がない事を教えないとね」


戦神はこの甘さが今ひとつ強くなれないポイントだと思った。


「ふぅ、まあ良い。

何があったかはそのうち回ってくるだろうからそれを見る事にしよう」


「チトセ、治癒神と戦神に挨拶をするんだ。

そうしたら帰ろう」

「おっけー、ナースお姉さんも先輩お姉さんも今日はありがとうございました。

戦神もありがとう。助かったし私の為に怒ってくれて嬉しかったよ」


「小娘…」

戦神はチトセにお礼を言われて嬉しそうにしている。


「あー、そうだ!私の名前は千歳!千歳って言うんだよ。小娘じゃないからね!」

「そうか…千歳か」


「戦神は?いつも戦神って呼ぶのもなんだから名前を教えてよ!ナースお姉さん達も!」

チトセが戦神達の名前を聞く。


「私達に名前は無いわ」

「世界を持てばその世界の神って呼び方だけど世界が無ければ基本的に戦神、治癒神みたいに能力で名前を呼ぶのよ」


「うぅ…そうなんだ。なんかやだなぁ」

「ありがとう。優しいのね千歳は」


「そんな事ないよ。あれ?じゃあジョマをジョマって呼んでも良いのかな?」

「彼女も特別な神よね。

自分でジョマと呼ばれることを願っているわ」


「まあ私達に名前がない事を気にする事はない。

普通に好きに呼べば良いさ」

「戦神…。うん、また来るね」


「ああ、また来ると良い。

だが出来たらトラブル無しで遊びに来い。

千歳とツワモノが来ると天界が騒がしくてな」


そう言って戦神はおおらかに笑う。

「さあ、チトセ。帰ろう。

トキタマ、またね」


「お父さん、また来てくださいね!

お父さんの肉捌きはお見事でした!」


「あはは、やだなぁ。

久し振りにやったからおぼつかない部分もあって恥ずかしかったんだよ」

僕が笑うと長髪の治癒神が「あれで?本気を出すとどれだけ凄いのよ?」と青い顔でボソッと言った。


バカにするな。

全盛時ならもっと余計な肉を残さず綺麗に捌けたし速くやれたんだ。

帰ったら一の村に寄って父さんと狩りをしたいな…。


「まあいいや。それじゃあ僕達は帰るよ。今日はありがとう!」

そう言って僕はチトセを連れて瞬間移動をする。



「あれ?ここ南のお城だ」

城に着いたチトセは驚いて周りを見ている。

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