0日目
『ようこそ、、人狼の館へ。』
(そんな声が館中に響き渡った。)
(その声で俺は目覚めた。)
(起きると俺は見知らぬ部屋の椅子に縛られていた。か)
(そこには11人の見覚えのない男女がいた。)
(ここはどこなのだろうか。)
『おはようございます。』
(ボーンと鐘の音がなっている。)
『0日目朝の時間です。プレイヤーの方々は起きてください。』
「たく、うるせぇなぁ」
(不良のような男が文句を言っている。)
「なんですか?これ。」
(高校生くらいの女の子だろうか。何が起こっているのかわからずに戸惑っている。)
「ふむ、俺を誘拐するなんて。食事に睡眠薬でも入れられたのか。」
(見覚えのないといったがこの人は覚えている。よくテレビで見かける柔道の黒帯所有者だ。)
「ここはどこ?私は何をしてるの?キャッなんで私がこんな目に。」
(大学生位のちゃんねーだ。それしかコメントのしようがないな。)
「ん?もう朝?まだ眠いよぉ。スヤァ。」
(明らかにこの人はひきこもりだな。昼夜逆転してるんじゃないか?。)
(ほかにも何人かいるが割愛させてもらおう。)
『おっとまだ寝ている方がいるようですね。』
「おい、お前何を言ってんだ。俺をここから出せ。」
『五月蠅い人もいらっしゃるようですから。少し刺激を与えますか。』
(!?なんだこれは、苦しい。背中の辺りがビリビリ来る。)
『その電撃はあなた方の神経に直接送ってるものです。』
「おい、早く止めろ。」
不良の男が怒鳴り散らす。
「むにゃぁなんですかこれぇ苦しいですぅ」
『これで皆さん目が覚めたことでしょう。これより、皆さんには人狼ゲームをしてもらいます。』
『人狼ゲームをやったことがない方もいらっしゃると思うので軽く説明させて頂きます。』
『まず、貴殿方12名それぞれに役職を配ります。』
『狼陣営は、狼二人、狂人一人の計三人
村人陣営は、占い一人、霊能一人、騎士一人、市民六人の計9人です。 』
『占いは夜に一人を占い人狼かどうか知ることが出来ます。
霊能は夜に前日処刑した人が狼かどうか知ることが出来ます。
騎士は夜に誰か一人を選び護衛することが出来る。護衛した人が噛まれた場合、守ることができます。そ して、この村のルールでは自分の護衛が出来ず、連続護衛は可能です。
市民は何の能力もない村人です。
人狼は夜に一人を襲撃することで村陣営の生存者を減らすことができます。
狂人は占い結果は村人陣営人狼の勝利のために行動します、能力はありません。』
『あなた方は勝利陣営になった場合のみ、この館から生きて出ることが出来ます。
しかし、敗北陣営になった場合、死んでもらいます。
死んでしまった方のやって来た悪事全てをマスコミに流します。
生きて出ることが出来た方のやって来た悪事のデータは全て消去しますので
是非自らの悪事を隠匿するために全力でやってくださいね。』
『それでは、役職を配りましょう。
おっと、その前にまず、自己紹介から始めましょうか。
まぁ、全員犯罪者だということは代わりありませんが、やっていた職業等お願いします。
まずは、この中で一番有名な職業の夢見さんお願いします。』
(一人目はテレビでよく見る夢見さんのようだ。)
「私からか、まぁ、言いますかね。女優やってます。夢見亜衣です。
いきなり自己紹介言われてもなに言えばいいか分かんないな。
んー同じ陣営になった人はよろしく。人狼は仲間内でしか、やってないのであんまり難しいことは分かんないです、よろしくです。」
「次は俺だな、俺の名前は小岩井 雄一。職業は賃貸経営をしている。
人狼になったものはその場で名乗り出てくれ。三人の命と九人の命、どちらを取るかはわかるはずだ。」
(少し体つきのいい40代位の男性は小岩井さんというのか。)
「ほいほいー俺は山内 隼人 職業は大学生やってまーす。
人狼はスマホアプリでちょいちょいやらせて貰ってます。
用語等分からない人は俺に聞いてね。基本的に答えてやるからさ。」
(結構チャラい男は山内さんか結構人狼をやっているようだから少し警戒しておこう。)
「私の名前は上原 泰子と申します。 職業は中学校の教師です。
誤魔化そうとする生徒を、よく見る教師の視点からこの人狼ゲームをしっかりとやっていきたいです。」
(居たわー、こういうおばちゃん先生、うるさくてあんまり好きではなかったな。)
「私の名前は山根 志乃。職業は自宅警備員。人と話すのは苦手だけど死ぬのは嫌だ。狼さんはおとなしく吊られてください。」
(見るからに引きこもってた人だな、自宅警備員か・・・ニートですね。)
「俺は遠山 健司。職業は嘘つきのくそ野郎から金をしっかりと返させるのが仕事だ。
顔をみた感じ俺に金を借りたことがあるやつはいないな。あと柔道の試合でちょこちょこテレビにも出ている。」
(怖そうなおっさんただの893じゃないですか、やだぁ。)
「ウチの名前は熱海 鳴、女性雑誌の編集者をやってるわ。人狼はアプリで少しだけ、よろしくさんね。」
(うわーでた、タレントとかの不祥事に首を突っ込む邪魔な存在、いっそ居なくなったほうが世の中のためな気もするなぁ。)
「んーと、えーと、私は陣貝 ライです。職業は・・・大学生です。一応こう見えて20歳だよ。人は見た目で判断しちゃダメなのが座右の銘です。頑張ります。」
(え・・・大学生・・・見た目中学生なんだけど・・・ふっこれが合法ロリというやつか・・・。俺はロリコンじゃないよ。座右の銘が人を見た目で判断しちゃいけないって・・・そのことかな?)
「出るためにはこのゲームに勝たないといけないというなら仕方ありませんわね。
わたくしは、玉城 なつめ職業というかわたくしは玉城財閥の令嬢をやらせてもらっていますわ。犯罪を犯した記憶はありませんがここにいる以上何かしているのでしょうね。」
(はい、出ましたお嬢様。財閥解体後に突如現れた財閥で自称財閥なだけだから国連も手を出せなかったんだよね・・・そんなところが犯罪を犯すのか。金持ち怖いな。)
「僕は相原 徹です。職業は弁護士をやらせてもらってます。僕の犯罪者リストに名前がある人が多いですがいない人もいるようですね。一応犯罪の内容は僕も知っています。守秘義務があるので言えませんが本当にいろんなことをしてきましたね皆さんも。」
(弁護士をやってるってことは弁がたつんだろうな)
「ったく自己紹介するにしても俺が後ろから二番目かよ、まーいいわ、俺の名前は二階堂 仁。仕事なんていしてねーよ、くそがいうこともねーし群れる気もねーからな。まぁ死ぬ気もねーけど。」
(はい、やってきました。こういうシリアス物で、すぐ死ぬ、能筋バカ、まだ生きてることが奇跡だな。)
(最後は俺か、真実の中に嘘を少し入れておこうかな。)
「最後は俺だね、俺は前田 栄一郎 仕事は高校生。犯罪とか記憶にあるのがないけど、恐らくいじめられてる親友を助けずに逃げたことかな。」
『自己紹介は終わったようだね、それじゃ役職を配るよ。ちなみに僕の名前はGM。用語等は机に設置されてる端末で確認してね、ここでの発言はすべてそこにログとしてあります。、わからないことは聞いてね。』
『じゃあ生死を賭けた戦いを始めようか。終了の条件はゲームの続行不可又はゲームの決着です。』