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モブ→ヒーロー計画  作者: 齋藤和馬
計画チュートリアル
6/14

「決意」

「よくやったぞ、カズマ兵長!!」

「ありがとうございます、奈留少佐!!」

 ミッション成功を祝って、奈留と共にファミレスでスイーツを食べている僕(特大パフェを奢らされた)。

 話題は早速、次なるミッションの計画を話し合っていた。

「それで次なんだけど...さっきのカズマの様子を見てたら、私気づいちゃったんだ~」

「...最初から気づいてただろ、奈留の事だし」

「あ、バレた?」

 こいつ、ケロッと天才的な観察眼発揮してきやがった。

「マリちゃんが教室に入った時から、カズマったらずっとマリちゃんを眺めちゃって、私ちょっと引いちゃった☆」

「引いちゃった☆じゃないよ、どれだけ僕のこと見てるの!?」

「一日最低一時間は見るようにしてるんだけど?」

「何その挑戦的な態度!」

 話が大きく逸れたところで、元の話題に戻す。

「で、気づいたところでなんなのさ?次の計画って」

「フフン...マリちゃんと付き合って、良いところを見てもらいなさい!」

 少し、時間が止まった気がした。

「はああああああああああああああああ!?」

「どうしたの?目からビームでも出せそう?」

「そんなわけないでしょ!なんで急にそんな話題になるのさ!」

「そんなの、何となくそうしたほうがいいからに決まってるでしょう?何を言ってるのカズマ君」

「何を言ってるのはこっちのセリフだよ!そんな急に出来る訳---」

「カズマ、本当にそうしたほうが、後悔せずに済むと思うから言っているの。」

「ぇ---?」

 一瞬、時が止まった気がした。

 あまりにも、奈留の顔が真剣で、少し寂しそうだったから。

 奈留の過去は知っているつもりだが、なにかあったのかもしれない。ここは奈留の事も考えて、何も言わず従っておこう。

「...分かった。やればいいんでしょ?男なら、やってやるさ」

「-お?遂に決心したか、カズマ兵長!」

 その顔が、少しだけ無理をしているように見えて、どうしても放っておけないから。

「私は決心したのであります、奈留少佐!」

 その顔が、昔からの奈留じゃなくて、どうしても放っておけなかったから。

 僕は、いきなりマリにアタックすることを決めた。

今回も読んでいただいてありがとうございます!

評価やアドバイスなど、ぜひお願いします!

では、今回も読んでいただいて本当にありがとうございました!

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