The 3rd Tale
更新しなかった約1ヶ月の間に指を怪我して4針縫いましたが、私は元気です。
どうも、怪我人作者です。如何お過ごしですか。
毎度の事ながら、思いつきのみで書いていきますので、皆さんも思いつきで読んでやってください。
「…」
…うん。
なんとなく、なんとなくね?来るだろうなーって思ったよ?
現実でも街でナンパされるくらいだから、解ってはいたさ。
でもさ。
冒険すらしてない、最序盤に来るとかダメでしょ。
テンションだだ下がりですよ僕は。
なので、
「…拒否」
勿論お断りですよ、はい。
俊たちと待ち合わせしてるってのもあるけど、個人的にこういう人たちは嫌いだ。
どうせ遊びだろうし。僕、男だし。
「いいじゃんいいじゃん。一緒に冒険しよ〜ぜ〜?」
「…待ち合わせ、してる」
「そんな奴らほっといてさ、俺らとやろうぜ?そいつらよりも絶対俺らの方がつえーから
!」
「…」
…あぁあ、ウザい!
とてもウザい、ほんとウザい、そこはかとなくウザい!
1人だったら退かせる自信はあったけど、5人だからなぁ…。
向こうが、単独よりも複数人で来る場合は大体退かない。集団心理ってヤツなんだろうか。「赤信号、皆んなで渡れば怖くない」みたいな。
そのまま轢かれてしまえばいいのに。
「…邪魔」
「キミさ〜、俺たちが下手に出てるからって調子に乗らない方がいいよ?」
「…誰が、いつ、下手出た。…早く消えて」
「…はぁ。こりゃお仕置きが必要だね」
何がお仕置きだ。自分勝手な理論を展開しているだけの癖に。
その直後、システム音と共に目の前に、
『ガイさんからPvP申請がきています。受諾しますか? Y/N』
という表示が。
…なるほど、実力行使ですか。随分沸点が低いこと。
…えぇ、勿論お受けしますよ。
例え、5vs1(数的不利)でもね。
「俺らが勝ったらついてこいよ。これは絶対だ」
「…僕が勝ったら、二度と、干渉しないで」
その瞬間PvP専用の空間が広がり、60秒のカウントダウンが始まった。
相手は全員、ニヤつきながらこっちを見ている。
まるで盗賊だ。こっち見んな。
僕はとりあえず、弓と矢筒を装備して待機する。
ここで、弓の特性について話をしよう。
弓は、このゲーム中(魔法を除けば)唯一の遠距離武器だ。(実はボウガンもあるのだが、弓スキルが無いと扱えないので弓の亜種扱いだ)
つまり、相手も弓か魔法を使わない限り、常に先手を取れるということだ。
これはかなりのアドバンテージと言えるだろう。
さらに矢に関してだが、使っても無くならないのだ。つまり、弾切れ(この場合、矢切れ?)の心配をせずに射続けることが出来るのだ。
しかし、これだけメリットがあれば当然デメリットもある。
武器によるATK値の上昇がほぼ見込めないことだ。
どれくらいかと言うと、初期の片手剣のATK上昇が5、双剣が4、鞭が3、そして弓が1である。まるで、○のきのぼうだ。
弓使いは、常に火力不足と戦わなければならない、と言っても過言ではないだろう。
そして弓は全武器中唯一の、人を選ぶ武器なのだ。
つまり、その人自身に適性がないと、スキルがあっても扱えない、ということだ。
実は、これが原因で弓は不遇されているのだ。嘆かわしい、実に嘆かわしい。
恐らく、いや確実に、僕の武器を見てから相手がずっとニヤニヤしてるのは、余裕だと思っているんだろう。
弓使いなんて所詮雑魚だ、と。
…いいだろう。元弓道部エースの実力、見せてあげようじゃないか。現在部には入ってないけど、練習はしてるんだから。
…そして、カウントが0になった瞬間。相手が武器を構えてダッシュしてきた。
ヤる気だねぇ…、面白いよ。あんたらがその気なら、こっちも本気でやってあげる。
よろしい、ならば戦闘だ!!!
本編第3話終了です。
無駄に引っ張る辺りが素人丸出し。だけど気にせず突き進む。だって素人だもん。
本当は今回で戦闘まで終わらせるつもりだったんだけどなぁ…、どこでこうなったのか。
あ、これ裏話です。
後は、まぁ…。感想とか、レビューとか、貰えたら嬉しいです、はい。
もし貰えたら更新スピードが上がるかもしれない。(チラッ
ではでは、今回はこの辺で。