The 2nd Tale
しばらく更新していませんでしたが、僕は元気でやっています。
お久し(2ヶ月)ぶりです、作者です。如何お過ごしですか。
リアルが忙しかったり。
今回の内容と関係ない話(数話から数十話先の話)ばかり思いつく不具合が発生したり。
せっかく半分くらいまで書き進めたのに電源落ちて最初からになって心が折れたり(思いつきで書いてるので下書きなど存在しません。消えた時本気で落ちこみました)したので随分かかってしまいました。
更新を待っていた方々(いるのか?)に謝罪すると共に、これからも読んでいただけるように頑張っていこうと思います。
正直、侮っていた事は否定出来ない。
リアルを追求しても、何処かにゲームらしさが残ってしまうだろうと。
だが、そんな思いはログイン早々に壊された。
石造りの家々、石畳みの道路、広場と噴水。
澄み切った青い空、時折浮かぶ白い雲、屋根やら道端に時折見える犬や猫。
とてもゲームとは思えない完成度だ。
少し惚けていると、俊からチャットが飛んできた。少しびっくりしたのは内緒だ。
《よう!無事に入れたみたいだな》
《うん。今どこ?》
《今そっちは噴水広場だろ?俺らは全員そこにいないから、こっちが向かうよ。容姿教えてくれ》
《髪は白で目はスカイブルー。後はリアルと同じだよ》
《了解。5分くらいで行くよ》
《わかった。待ってるね》
とりあえず、ここで待ってれば迎えに来てくれるらしいので、今のうちにステータスを確認することにする。
…念じれば画面が出てくるっていうのも、なんか凄いな…。
名前:ゆきうさぎ
性別:男
種族:人族
レベル:1
HP:50
MP:100
ATK:16
DEF:5
MAT:14
MDF:10
DEX:19
SPD:20
LUK:50
スキルスロット 10/10
〈弓兵見習い〉Lv.1 〈魔法使い見習い〉Lv.1
〈早番え〉Lv.1 〈支援魔法〉Lv.1
〈光属性魔法〉Lv.1 〈土属性魔法〉Lv.1
〈MP自然回復速度上昇・小〉Lv.1 〈歌〉Lv.1
〈料理〉Lv.1 〈製薬〉Lv.1
待機スキル
〈無詠唱〉Lv.1 〈楽器使い見習い〉Lv.1
〈魅了〉Lv.1
称号:現在取得していません
「………」
よし、まず落ち着こう。落ち着いて整理しよう。
まず称号に関しては何も聞いてなかったけど、これは後で俊達から聞けばいいから今は無視。
次に能力値。確か俊に聞いた話では、初期は10が平均で、LUK(運)、HP(体力)、MP(魔力)以外の最高値は20。
残りは確か一律って言ってたから無視だ。
結論から言えば、このパラメータは多分「あたり」なんだろう。
SPD(素早さ)が初期の最高値だし、DEX(器用さ)も19と高い。
ATK(物理攻撃力)もMAT(魔法攻撃力)も16と14で平均をかなり越えてる。攻撃に関しては特に言うことはないよね。
MDF(魔法防御力)は10。他の数値と比べると低い気がするけど、平均だから悪くはない。
問題はDEF(物理防御力)だよ。5ってなにさ5って!?低くない!?
いやまぁ、他が高いからバランス取りましたーとか言われたらそれまでだけども!
あれか、「物理防御力5か…ゴミめ…」ってか?やかましいよ!
最後にスキル。初めに選んだ10個はいいんだよ、自分で選んだんだから。
ランダム枠の3つ何!?いや、〈楽器使い見習い〉に関しては別にいいけどさ。むしろ、〈歌〉持ってるし案外いいかもとか思ったよ?
残り2つだよ。まず〈無詠唱〉。これ、成長した先のスキルだよね!?多分、〈詠唱速度上昇〉の!こんなの最初から持ってていいのかな…。まぁ返却とか出来ないんだろうしする気もないから別にいいんだけど。
そして最後の〈魅了〉。これ一番何なの!?どういうことなの!?
これも確か成長した先のスキルだったはずだよ…。〈魅力上昇〉の。
…もう、訳がわからないよ。疲れたよパ○ラッシュ…。
とりあえず諸々の事は俊達と合流した後にしよう。
そう思ってステータスを閉じた瞬間だった。
「ねぇねぇキミ、可愛いね。俺らとパーティ組まない?」
…VRMMOにもいるんだね、ナンパって。
目の前には、5人組の男達がニヤけた顔で立っていた。
本編第2話終了です。
はっきり言って、ランダム枠のスキルを悩みました。他にも候補あったんですよ、言わないけど。
そして、この手の話では必ずと言っていいほど出てくるナンパです。果たしてどうなるんでしょうか。
では、次回の更新を気長に待ってくださいね。
P.S.
スキルの一部に使用していた「甲乙丙」の表記ですが、「大中小」に変更いたします。
ご容赦ください。