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弦奏の歌姫〜Infinite Tales Online〜  作者: リヴァイア
4/7

The 1st Tale

書いてから気づいたけど、別にキャラ紹介とかせんでもええやん。ただ自分の首を絞めただけじゃん。本編始まってもないのに既に後悔。

そんな阿呆作者です。如何お過ごしですか。



今回から、本編です。正直どうなるかわかりません。

自分の作品なのにね、ダメだね。

それでは参りましょう。



P.S.

23件のブックマーク(8/25 01:10頃確認)ありがとうございます。

これからも、不定期更新になるとは思いますが、この拙作をよろしくお願いします。

「Infinite Tales Online」。


何年も前から医療の現場で使われてきたVR技術を駆使して作られたRPGゲームだ。


そのリアリティは、これまでのCGなどの技術では出来なかったものまでも再現し、まさに「もう一つの現実」と呼ぶに相応しいものである。


通常のRPGと同じ部分はたくさんあるが、最大の魅力はプレイの幅だという。

スキルと呼ばれる様々な能力や技能を、自分の好みにつけることが出来るのだ。

スキルの組み合わせは天文学的数字にまで上り、無限に限りなく近いプレイスタイルを望める。


スキルスロットは10だが、スロットに入れたものとは他にスロットに入れていないスキルも所持することができる。

その際、スキルスロットに入れていなければ効果を発揮しないものと、常に効果を得られるものの二種類があるらしい。


スキルスロットに入れなければならないのは、主に戦闘技能や生産技能らしい。

〈剣術〉、〈火属性魔法〉、〈鍛治〉などといったものがそれに当たる。

入れなくても効果があるのは、主に能力変化や戦闘や生産にあまり関係ないものらしい。

ステータスアップ系のスキルや、〈水泳〉、〈料理〉などがこれに当たる。

ただ、一部には例外もあるとのこと。




料理を作り、食べ終わってから俊に電話で聞いたゲームの情報は、ざっとこんな感じだ。

説明を聞くだけでも楽しそうだ。


それと同時に皆のジョブ、つまり役割を聞いた。

まず、亮太が相手の攻撃を受け止める楯役。タンクと言うらしい。メイン武器は大楯だそうだ。

次に、俊が物理攻撃兼亮太がヤバくなった時の楯の代理役。物理系一辺倒で、魔法を使えない分物理系の能力が高いらしい。アタッカー兼タンクということか。メイン武器は大剣だそうだ。

明音もアタッカーだが、物理攻撃一辺倒ではなく、言うなれば魔法剣士なのだという。近距離と遠距離の両方から攻められる万能型らしい。メイン武器は双剣だそうだ。

由梨は、俊とは対照的に魔法一辺倒。強力な攻撃魔法で相手を葬ったり、味方が危ない時に牽制したりといった役割のようだ。メイン武器は魔道書だそうだ。(それは武器なのか?とも思ったが、気にしないことにした。)

陽子は、攻撃はほぼしない代わりに回復魔法に特化したヒーラーだ。MPが切れた時用に、回復薬を作れるスキルも持っていたらしいが、βテストの時はあまり活用しなかったらしいので、そのスキルは正規版では外すと言っていたらしい。メイン武器は、杖だそうだ。


ここまで聞いて思った。自分がいなくてもやっていけるではないか。とてもバランスの取れた編成である。

でも、そのパーティーの中で自分が活躍できる場があるとすれば、一つしかない。



「…支援」


そう、戦闘支援。アシスターだ。

敵への牽制、能力アップの付加、場合によっては回復まで務める裏方。

目立つのが恥ずかしい雪兎にはピッタリなジョブだ。

これで方針が決まった。

そして、どういったスキルがあるのか、ホームページで確認して煮詰めていった。









そして18時ちょうど。

前回と同じような感覚の後、またあの人(?)がいた。



『ITOの世界へようこそ!ゲームを始める前に、スキルを10個選んでください!』



その言葉に従ってスキルを取る。

まず、牽制したりするための武器として〈弓兵見習い〉を取り、弓をメイン武器にする。見習い、ということはレベルアップすれば恐らく上位職に進化したりするのだろう。

ついでに、弓のアシストスキルである〈早番え〉を取得。これは、矢を射ってから次の矢を番えるまでの間を短くするスキルだ。

次に、魔法を使えるようにするために、〈魔法使い見習い〉を取り、魔法の中から〈支援魔法〉と〈光属性魔法〉、それと〈土属性魔法〉を選ぶ。

〈支援魔法〉は、読んで字の如く戦闘支援に特化した魔法だ。足止め、能力アップの付加、索敵などができる。

〈光属性魔法〉は一応攻撃もできるが、主に回復・治療に特化しているらしいので、支援には役立つだろうと思って取った。

〈土属性魔法〉は、防御系魔法が多いため、足止めや体制の立て直しに便利だと思い取ることにした。

次は、〈MP自然回復速度上昇・小〉。

これは魔法使いなら是非欲しいスキルだ。効果はスキル名の通り、MPの自然回復速度を上げてくれる。丙と書いてあるので、甲や乙もあるのだろう。

次に取ったのは、〈料理〉と〈製薬〉だ。

ITOの世界には空腹システムというものがある。上限は100で、一定時間毎に少しずつ減っていき、0になると能力が下がったり激しい動きが出来なくなったりする。

勿論、減少量を少なくするスキルもあるが、最初からつける人はそうそういないだろう。

〈料理〉を持っていれば、能力ダウンのリスクも減るので、これも支援の一つと言えるだろう。

〈製薬〉は、回復薬を作れるスキルで、βテストの時に陽子が持っていたというスキルだ。

これを取ったのは、常に皆と遊べる訳ではないだろうし、ソロプレイ時や他のパーティーに入った時にMP切れで回復不能になることを防ぐための、保険だ。

最後に取ったのは〈歌〉だ。

〈支援魔法〉での能力アップの付加は一人しか選択出来ないが、〈歌〉は味方パーティー全体に効果をかけることが出来るのだ。さらに、レベルが上がれば敵の能力を下げるものも覚えることができるらしい。戦闘を有利にさせることができるため、〈歌〉を取得した。


スキルを選び終わる。メッセージウィンドウには、『スキル選択を終了します。よろしいですか?Y/N』の文字が。

Yを押すと、再び目の前の人(もう、人でいいや)が喋り出す。



『スキルを選びましたね?では、最後に一つお伝えすることがあります。βテストの方は今回選ぶ10個のスキルの他に、βテストの時に取得した3つのスキルを別に持っています。これではβテストの参加者が有利になってしまうので、救済措置として、ランダムで3つのスキルを別に授けます。街へ入ったら、ステータスで確認してくださいね?』



なるほど、そんなものがあるのか、と思った。確かにβテストの参加者は、最初から13のスキルを持っていて、新規参加者は10のみとなったら不満が出る。そのための救済措置というわけか。



『それでは!あなたをITOの世界へお連れします!楽しんでくださいね!』



そう言った直後、目の前が真っ白になって思わず目を閉じる。

再び目を開けるとそこには、



「………うわぁ」



RPGによくありそうな、街の中だった。

なんとかゲームの中に入れることができた…。

今回は取得したスキル説明なんかがあったので長かったですね。

正直、スキルはかなり迷いました。5分くらいね。


ここで裏話。

最後の救済措置ですが、実は最初は作る気はなかったです。βは13、新規が10でいく予定でした。

でも、自分に置き換えて考えてみたら不満が出たので、じゃあランダムで3つを新たに与えることにしよう、となりました。

ランダムですからね、強くなるのかそうでもないのかはわかりません。主人公以外はね。


では、今回はここまで。

あと、次回からの投稿時期は明確には記載しない事にしました。

だってどうせその通りにならないんですもの。

では皆さん、お元気で。

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