The Preparation-2
ちょっと皆で考えてみようか。
一話しか投稿してないのに、ブックマークが複数ついてるよ?(震え声)
何でだろうね。(一話でブックマークがつく予定は自分の中ではなかった)
頑張ります。
駿と別れた後、すぐに家に帰ってきた雪兎。
早速ゲームの設定をするつもりだ。
彼は今、一人暮らしをしている。
元々は両親との三人暮らしだったが、父親が海外へ単身赴任することになり、そんな父が心配で母親も着いて行く事になった。
両親は最初、雪兎も連れて行く予定だったが、本人の希望で雪兎は残ることになり、結果一人暮らしをしているのだ。
それが凡そ三年前。今では家事スキルも主婦並みだ。
(…確かサービス開始は、発売日の18:00だったはず…。あ、晩御飯どうしよう。簡単なものでいっか、今日は)
そんなことを考えながら私服に着替えてゲームの準備をする。
今は16:00を少し回ったところだ。
ネットに繋ぎヘッドギアも接続。すぐにヘッドギアを起動する。
眠る瞬間の様な一瞬のブラックアウトの後に、アニメで見るような…電脳空間とでも言えばいいのだろうか。そんな世界が広がっている。
そんな光景の中、人影が急に浮かび上がる。
『初めまして!〜Infinite Tales Online〜、通称〈ITO〉の世界へようこそ!まずは、アバターと名前を設定してください!』
恐らく、チュートリアルで色々解説してくる人(?)だろう。
それはさておき、アバターと名前を設定する。
(変えられるのは、髪の色・長さ・瞳の色くらいか。…身長伸ばせるかなって思ったけど、無理か…)
実は雪兎、身長が150cmもない。ゲームだから身長を伸ばせるかもしれない、そんな淡い期待を持っていたが、そんな期待は打ち破られた。現実は非情である。ゲームだけど。
悔しくないもん、と呟いて設定していく。
髪の色は自分の中でいくつか候補があって悩んだが、結局白にした。雪を彷彿とさせるような、綺麗な輝く白である。
髪の長さは、現実と同じくお尻が隠れるほどのロングストレートにした。男なのだしショートヘアーにしようかと思い一度設定してみたが、違和感が激しく自己主張してきたので現実と同じにした。
瞳の色はスカイブルーにした。
瞳の色が左右それぞれで設定できるので、少しオッドアイにして遊んだのは余談だ。
最後に名前である。
色々悩んだが、名前の「雪兎」からとって、『ゆきうさぎ』にした。
設定し終わったので、完了ボタンを押すとメッセージが流れる。
〈設定を完了します。これ以降、このゲーム内では現在のアバターから変更することは出来ません。本当によろしいですか? Y/N〉
迷わずYを押す。すると、さっきの人(?)が再び話し出す。
『設定が終了しました!サービスの開始まで凡そ一時間半ありますので、サービス開始後にまたお越しください!それでは、ログアウトさせていただきます!』
そう言うと、また視界がブラックアウトして、今度はいつもの自分の部屋だった。
時計を見る。16:34。今のうちに晩御飯を作って食べよう。そう思ってキッチンへ向かう。
心なしか、足取りは楽しそうだった。
これでプロローグ的な部分は終わりです。
次回は、出てきた人達(担任は除く)の紹介にして、その次から本編に入ります。
ここでちゃんとキャラの性格決めなきゃね。後々、キャラ崩壊とかしないようにしなきゃね。
それと、作者の文章力には期待しないでください。国語5か4だったけど、あまり関係ないですからね。
それと、ここでも裏話。
主人公のHNですが、最初は苗字からとって、ハクにしようかと思ってました。
なんで変わったのか、作者にもわかりません。
僕は悪くありません、右手の親指が悪いんです…。
さて、次回はキャラ紹介なので割と早く投稿出来ると思います。
…予告詐欺にならないといいですね。←