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弦奏の歌姫〜Infinite Tales Online〜  作者: リヴァイア
1/7

The Preparation-1

「え〜、明日から夏休みだ。時間がたっぷりあるから、皆やりたいことがあって楽しみだろう。だけどな、くれぐれも事故や事件は起こさないようにな。まぁ、巻き込まれた場合はどうしようもないが。

とにかく、先生が言いたい事は一つ。無事に二学期を迎えるように、以上!日直、頼む」


「きりーつ、れー」

「「「さよならー」」」



たった今、一学期が終わった。

これから約一ヶ月間、学校に来ることはなくなる。

皆大好き、夏休み。今から遊ぶ予定をたてているクラスメイトをちらほら見かける。

さて僕はどうしようか、そう考えてた時だ。



「おーい、ゆきー。一緒に帰るぞー」

「ん?」



呼ばれた気がして教室のドアを見ると、そこには友達の駿がいた。



「今行く」



そう言って駿のところへ行き、一緒に帰る。

そして、帰り道に駿はこんな事を聞いてきた。



「なぁ、ゆき。Infinite Tales Onlineって知ってるか?」

「ん、知ってる」



Infinite Tales Onlineとは、今話題のVRMMOのゲームの事だ。

数年前から、医療に使われていたVR技術をゲームに採用し、それを用いた格闘ゲームなどが出ていたがVRMMORPGは今作が初めてらしい。

まぁ、格ゲーは苦手だからやってないんだけど。



「俺な、実はそれのβテスターだったんだよ。まぁ俺だけじゃなくて、亮太に陽子、明音と由梨もなんだけど。

で、βテスターって優先的にゲームが配られるから、五人でやることになったんだけど、パーティーは六人まで組めるんだよ。

ゆきさえ良ければ、一緒にやらないかなって思ってな」

「ん、やりたい。でも人気凄い。多分買えない。

確か発売は今日。売り切れてると思う」

「ところが、実はあるんだな〜。父さんの知り合いが今回のゲームの開発スタッフらしくて、一つ譲ってもらったんだ」

「…なるほど」



そういうことか。なら確かに僕もやれるな。

この際だから、その方法っていけないんじゃないの?とは言わない。

だってやりたいもの。



「つーわけで、ちょっと俺ん家寄るぞ。ヘッドギア渡さなきゃだしな」

「ん」



そして駿の家に寄ると、「少し待ってな」と言って駿だけ家に入る。態々持ってきてくれるのだろう、ありがたいことだ。


五分もしないうちに駿が戻ってきた。

手には、ヘッドギアが入っていると思われる段ボールがあった。



「ほい、これがゆきのヘッドギアな。これとネットがあればゲームができるぜ」

「ん、ありがと」

「ゲーム始める前にアバター作んなきゃいけないから、早めに作っとけよ?」

「わかった。早速帰って作る。じゃ、ゲーム内で」

「おう!」



そう言って別れる。

さて、夏休みの予定はこれで埋まったかもな。

そんな事を思いながら、僕は自宅へと急いだ。

裏話をすると、主人公の性格をかなり迷いました。

実は一番最初は、無邪気系元気男の娘にする予定でした。というか、それで投稿しました。

でも、その後に無口系小動物男の娘とクール系半コミュ障男の娘もいいなぁとか考えて、結局今の性格になりました。

多分、後ろ二つを足した感じ…だと思います。


「キャラくらいきちんと決めようぜ」ってダメ出しされても可笑しくない作品ですが、応援して頂ければ嬉しいです。

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