傲慢王の進む三角関係
今回は久しぶりにルシファーくんたちのお話です。
ルシファー・ルシフェル・サマエルの関係はどう進むのか?
では、ごゆるりと~
「ん・・・え、もうこんな時間か!?」
俺様はどうやら寝坊をしたらしい。今日は珍しくルシフェルが起こしに来なかったな・・・。何かあったのか?
って、なんかこれじゃ俺様が待ってるみたいじゃないか!
「まぁ、いい。起きよ」
俺様が服を着替えているとドア越しからルシフェルとサマエルの野郎の声が聞こえてきた。
『よぉ、ルシフェル』
『お、おはよう。サマエル』
ルシフェルの声は少し震えている。
『また、落ちこぼれ魔王を起こしに来たのか?』
『ルシファーくんは落ちこぼれなんかじゃないわ! 何度そう言ったら気が済むのよ』
『・・・そんなにアイツのことが好きなのか?』
な、なんだこの空気は・・・。
『えぇ、ルシファーくんは最高の人よ。運命の人なんだから』
は、恥ずかしいこと言うなよ! なんでルシフェルは俺様よりも男前なんだよ!
『・・・・・』
『サマエル?』
ふん、あいつの悔しそうな顔が目に浮かぶぜ。俺様とルシフェルの間には入れねえってことだよ!
『なぁ、ルシフェル』
『な、何?』
『俺じゃ、ダメなのか・・・?』
『え』
な、何言ってんだぁーーーー!?
「な、何言ってんだぁーーーー!?」
「「ルシファー(くん)!?」」
しまった、つい心の声が。
つーか、何この状況? サマエルがルシフェルに抱きついてるんですけど? 人の嫁奪おうとしてるんですけど?
俺様はとっさにサマエルからルシフェルを取り戻す。
「お、お前いつから・・・」
「全部聞こえてたし!」
「え、ぜ、全部!?」
ルシフェル。顔を真っ赤にして「や、やだ・・・。運命の人の件も聞こえてたの? きゃー!」とか言うな思い出すだけでも恥ずかしい。
「つーか、人の嫁を口説くな!」
「ふん、まだ結婚もしてないのによく嫁と言えるな」
にらみ合う俺様たち。状況を理解してないのはルシフェルだけだ。
「??」
「まぁいい。まだ、俺は狙ってるからな」
「渡さねえよ。バーカバーカ!」
「ルシファーくん・・・そ、その」
「なんだよ・・・あ」
そう言えばずっとルシフェルを抱きしめていた。放そうとしたらルシフェルは首を横に振った。
「放さないで。今日は寒いし。・・・それに嬉しい」
「な、なら、少しだけ」
三角関係も進んだけど、俺様たちの仲も進んだ朝だった。
どうでしたか? 気になるあの3人の仲を進展させてみました。
次回の更新は明日です。




