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クリスマスはサンタな憤怒姫

メリークリスマス! この回は友人と話していて思いつきました!

がんばって書きます~ あ、視点はサタンさまですよ!

では、ごゆるりと~

「うぅ、さびぃ」

 あたしはぶるぶると震えながら城の廊下を歩く。ちなみに今日はクリスマスっつー子どもとかの大切な日だ。

 外に出りゃあカップル共がイチャイチャしやがって・・・くそっ、あたしもルシファーみたいにいい旦那さん見つけて幸せになりたいぜ。

ガタガタッ

「ん?」

「あ」

 突然、窓が開き寒い風と一緒に白髪で真っ赤な服に身を包んだじいさんが入って来た。

 泥棒か? ふぅ・・・また、つまらぬ物を斬らねえといけねえのか(ワクワク)

 少し、楽しみながら太刀を鞘から抜こうとするとじいさんは必死な形相で止めに入った。

「やめるのじゃ!」

「あ? んだよ、豊富侵入だろ?」

「それを言うなら不法侵入じゃろうが・・・。わしはサンタ・クロースじゃ」

「サンタ・クロースゥ? 誰だそりゃ?」

 あたしが首をかしげるとサンタはショックを受けた顔をする。

「本当に知らぬのか? サンタじゃぞ? あの有名なサンタじゃぞ?」

「知らねえよ。つーか、名前似てんだよ」

「? おぬしの名はなんと言うのじゃ?」

「サタンだよ。《七つの大罪(セブンス・クライム)》って言ったら分かるか?」

「おぉ、憤怒姫サタンか」

 サンタはあたしの方をじろじろ見やがる。セクハラって言って斬ってもいいかな。

「で、サンタが何しに来たんだよ」

「サンタがすることと言ったら1つしかない。ここの子供にプレゼントを配りに来たのじゃ」

 サンタのじいさんは顔を真っ赤にさせながら2つの小さい箱を差し出す。

 ピンクのリボンがレミリアで赤のリボンがヨシュアに渡すやつだろう。

「しかし、わしにも時間がない」

「んでだよ」

「わしは世界中の子供たちにプレゼントを渡さなければいけないからな。そこでじゃ、お嬢さんがこっそり渡してはくれんかのう」

「べ、別にいいけどよ」

 別にお嬢さんって呼ばれたのが嬉しいわけじゃないんだからな!

「よし、では交渉決定じゃ。頼んだぞ、ふぉっふぉっふぉっふぉ」

「あ、待て!」

 じいさんは笑いながら窓から飛び降りた。ここ、二階だぞ? まあ、サンタならありかな?

 結局、あたしはレミリアとヨシュアが眠っている子供部屋に向かった。



「こっそりと・・・」

 あたしはこういう慎重な行動が大の苦手だ。昔っから不器用だからな。

 でも、2人のためと思いがんばってプレゼントを置いたぜ! ・・・誰か褒めてくれねえかな。

「「サタンしゃまぁ・・・」」

 2人の寝言が重なった。あたしの夢見てくれてんのか。嬉しいな。

 サンタの気持ちがなんとなく分かるぜ。

「おやすみ」

 部屋から出ていく前に2人に向かって起こさないようにそう言った。

どうでしたか? ちょっと、親父ギャグ入っちゃってました・・。

え、えと、次回の更新は明日になります。

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