暴食姫、ダイエットを決意する ・決意・
お久しぶりです! テスト、がんばりました! 燃えつきました!
けど、待って下さっていた皆様のためにこの牛。
がんばります! では、スタートです。
やあ、皆。ボクのこと覚えているかな? ボクは暴食姫ベルゼブブだよ。知らない人はボクが初登場したベイビー・パニクを見てくれ。
突然だけど、秋ってすばらしいと思わないかい? だって、食べるもの全てが美味しく感じるんだよ? こんなすばらしい季節は他にないだろうねぇ。いやぁ、手が止まらない。
「ベルゼブブさま、食べすぎだぞ?」
「そうですよー・・・よく、そこまで食べれますよね・・・」
「褒めないでくれよ。恥ずかしいじゃないか」
「「褒めてませんけど・・・」」
まぁ・・・少し、調子に乗って食べすぎたかなとは思うけど・・・。
「しかし、美味しいんだなー。これが。うーん! モンブラン、最高ー!」
「ベルゼブブ様、本気で食べすぎですよ・・・。治療者として心配します」
「だ、だけど、ボクは暴食姫だよ? 胃袋大きいよ?」
「関係ありませんよ」
ミトハははぁ、とため息をついてスフィリに合図をした。
「分かったぞ」
そう言ったスフィリが持ってきたのは体重計だった。ま、まさか・・・ボクが最も嫌いなことをすると言うのか!?
「あら? ベルゼブブ様、よく分かってるじゃないですか。ミトハちゃんは容赦しませんよー。さあ、乗ってください」
ミトハは黒く笑い、悪魔の乗り物に乗れと勧める。スフィリもボクを後ろから押してきた。酷い! スフィリは味方だと思ってたのに!
「嫌だ! いーやーだー! ボクは絶対に乗らない! 現実なんて見たくない!」
「ダメだぞ。ベルゼブブさま、乗らないとレグレグに嫌われるのだ」
「え・・・・」
レグくんに嫌われるのか? いや、そんなはずは! だって、レグくんは優しいし・・・で、でも、レグくんは小食の女性が好みなのかな・・・・?
「そうですよー。レグは痩せている女性が好みですよー」
「そ、そうかな・・・?」
「はい、なので乗りましょう」
「うぅ、分かった」
ボクはしぶしぶ乗る。
「・・・・・・・だ」
「ベルゼブブさま?」「どうでした!?」
ミトハとスフィリが何か言ってるが聞こえない。頭が一瞬で真っ白になった。
「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ! 絶対、この体重計壊れてる! おかしい! 10Kgも太ってるなんて知らないよ!」
「「えぇ!?」」
酷い酷い酷い! ま、まさか・・・うぅ・・・乗らなかったらよかった。
「では、ベルゼブブ様」
ミトハがボクの肩をバシッと叩いた。
「へ?」
そして、ニコッと笑って、
「ダイエットしましょうか」
と言った。
「・・・・はい」
ボクはうなだれるしかなかった。
次回の更新は明日です!




