嫉妬姫のガールズトーク
はい、今夜もがんばって2話UPします!
その代りなのですが、明日と水曜日は更新できないです。
どうか、ご勘弁を~・・・
「師匠、お客様ですよ」
そう、あたしに声を掛けたのは見習いのレノだった。ちょうど、あたしは午前のティータイムだったから暇だったし・・・それに、アスモだったら嬉しいし・・・。
「ありがと、レノ。誰かしら?」
「えぇと、その・・・母です」
「・・・? 母ってことは、もしかして・・・レノ。お母様の名前は・・・」
変に胸がドキドキしている。懐かしい友かもしれない。胸が高鳴った。
「ルミアよ」
「いつのまに!?」「母さん!」
懐かしい声が聞こえた。ルミア・ハーディア、あたしたち《七つの大罪》の父的存在だったハデス様の愛娘。
そして、あたしの親友。ハデス様が亡くなってからいなくなったと思ったけど・・・よかった、生きてたんだ。
「久しぶりね、レヴィ。会えて嬉しいわ」
「あたしもよ。ルミア・・・変わらないわね」
ルミアは昔と変わらず美人だった。これで、2人の子持ちなんだから驚きだわ。
「レノ、下がってなさい。久しぶりにルミアと話したいの」
「そうね、レノ。お母さんとレヴィの2人きりにしてちょうだい」
「分かった」
レノは素直に頷くとトタトタと自室に戻って行った。あたしはその背中が消えるのを確認するとルミアを見る。
「本当に久しぶりね」
「えぇ、父さんが死んでからずっと、人間に紛れ込んで生きていたからね」
「で、いい男見つけて結婚して2人も産んだと」
「レノもレグも素直で真っ直ぐでいい男でしょ? あたしに似てね」
ルミアはウィンクをして笑う。あたしもつられて一緒に笑った。
「そう言えば、レヴィ。あんた、まだアスモのこと好きなの?」
「ぶっ」
一瞬で紅茶を噴出した。な、な、な、何言ってんのよ! もう、ルミアのバカ!
「素直なのはいいんだけど汚いわよ」
「げほっげほっ・・・ごめん」
「ほら、口元が汚いわ。拭いてあげるからじっとしてなさい」
「うん」
ルミアは手馴れているのか、優しく拭いてくれる。うん、リオレ並に上手ね。
「そっか・・・まだ、アスモのこと追いかけてるのか・・・へぇ」
「べ、別にいいじゃないの!」
「いやぁ~、悪いとは言ってないけどぉ?」
ルミアはニヤニヤしながらあたしを見る。くっ、親友のくせに! 大体、ルミアだって昔は勇者の奴に惚れてたんだから! 両想いだったんだからね!
「でもさ」
「え?」
ルミアは突然、真剣な顔になってあたしを見つめつつ言う。
「アスモの心にはまだシェリーが残ってるのよ?」
「シェリー・・・って、シェアラの母親のこと?」
「うん。アスモと付き合ってたんでしょ?」
「そうだったの!?」
「知らなかったんだ・・・」
だ、だって、その頃はあんまり城に出たくなかったし・・。
「で、アスモはその子のことが忘れられない。それでも、まだアイツのことを好きでいられるの?」
ルミアは多分、あたしのことを思って言ってくれてるんだと思う。でもね、それでも、あたしは好きなの。
アスモの隣で笑っていたい。アスモの隣に立っていたい。
世界で一番好きなアスモに全てを捧げたいから。だから、あたしは答えるわ。
「もちろんよ。受けてたとうじゃないの!」
「そう」
ルミアは微笑むとその後は何も言わず立ち上がり。「またね」とだけ言うと帰ってしまった。
「ルミア・・・ありがと」
誰もいない虚空にあたしはただ、そう呟いた。
次の更新はがんばって30分後にします。




