レグ、修行する ~武闘 体術~
こんばんは~、遅くなってすみません!
今回で修行編終わりです!
「んじゃ、今から午後の部な。体術するぞ」
「体術って誰が教えてくれんの?」
現在、ベルフェゴールは期待を裏切らなかったようで現在筋肉痛で動けなかった。で、キサラさんに超蹴られてる。キサラさん、すっごく楽しそう。輝いてる。
「レグ、何の為にミトハちゃんがいると思ってるんですか?」
「って言ってる腐女子は放っておいてさあ」
「酷いですっ」
だって、ミトハの存在意義ってBLか治癒術だよな。
「今、とても酷いことを考えられたような気がしたんですけど!?」
・・・読心術?
「あー・・・体術の特別講師はミトハだ」
「えっへんですよ!」
ミトハは無い胸を張って偉そうにしている。まぁ、あれか、ミトハは天才治療者だから人間や魔族の弱点などが分かっているのだろう。でもなぁ・・・教えるついでにセクハラされそうなんだなぁ・・・。
「では、レグ、早速行きますよ!」
「!?」
ミトハは一瞬消えたかと思ったら俺の目の前にいた。そして、細長い足で俺を吹き飛ばした。
体格は俺のほうが明らかに大きい。けど、ミトハの一撃は重かった。1tもある鉄の塊で殴られたみたいな感覚だ。
「・・ぁぅ・・・」
「レグ、私が女の子だからって舐めていましたね? ふっふっふ、腐女子は生でカップリングを見るために日々努力しているのです!」
そんなもののために努力すんなよ、とツッコミたかったが痛みの方が勝っている。
「おい、ミトハ。本気出しすぎだぞ?」
「・・・おっさ、ん・・・どういう、こと、だ?」
「言うの忘れてたな。本気のミトハは多分、シェアラよりも強いぜ」
「・・・・・・・ぅ」
そういうのは先に言えよ。超痛いじゃん。
「大丈夫です、レグ。これから一週間、ミトハ式のトレーニングをすれば簡単にある程度の力はつきますよ」
「だってさ、レグ」
・・・・・・・・だってさ、って言われてもなぁ。嫌な予感しかしないんだけど?
「た・だ・し! 代わりに今度の同族誌でレグとアスモデウス様のカップリングを題材にさせてもらいたいんです! 後、レグとベルフェゴール様のカップリングもいいですか!?」
「「えー・・・・」」
ほら、嫌な予感当たった。
「えー、じゃありません! って言うかもう書いちゃいましたし!」
「なら、仕方ねえな」
「え、承諾しちゃうんだ!?」
魔王、こんな簡単でいいの?
「では、レグの意見は無視で」
「そっちも酷くない!?」
おーい、ベルゼブブ。お宅んとこの天才治療者、酷いんだけど?
「はい、では、今から体術鍛えますからね!」
「え・・・」
「合言葉はや・お・い・あ・な! ですよ!」
「いやああああああああ!」
地獄の一週間が始まるのだった。
次回の更新は明日です。




