キサラ心と中二病魔王の婚活 後編
キサラさんSSの後編です。
ベルフェゴールのヘタレっぷりを見てやってください~
で、キサラさんとベルフェゴールがケンカした後、ベルフェゴールはそのままリリハさんに会いにいったわけだが・・・・。
「アスモデウス様、メイドの身分ですが頼みごとをしたいのです。よろしいでしょうか?」
「ん? え、何? やっぱ、しんぱ・・・」
「よろしいでしょうか?」
「あ、はい・・・」
キサラさんはやっぱり、ベルフェゴールのことが心配のようだ。真剣におっさんの胸倉を掴んで言葉の圧力で睨みつけている。
「では、わ、私はあ、あの・・・男が心配なので、レグ様を連れて尾行をしたいと思うのです」
「んじゃ、連れて行けよ」
「なら、私もついていく。OK?」
シェアラちゃん、早かったなぁ・・・。そんなに俺って節操なし?
「では、3人で参りましょう」
「うん」「はい」
で、尾行が始まったわけだが・・・。
「レグ様、シェアラ様、発見いたしました」
どれどれと草むらに隠れてそっと覗くと公園のベンチですっごく美人なお姉さんと顔を真っ赤にさせて汗をめっちゃ掻いて「あばばば・・・」と言っているベルフェゴールがいた。
『あの、ラルゴさん? 顔が赤いですけど・・・大丈夫ですか?』
『あっふぅ! えとえと・・・だだだ大丈夫でしゅぅ!』
・・・・・全然、大丈夫じゃねーな。アガリまくりだな。
「(ギリギリギリギリ・・・・・)」
・・・・・・・・キサラさん、怖いです。
『クスクス・・・ラルゴさんったら。すごく、かわいいですね』
『あ、いや・・・リリハちゃんの方がかわいいって言うか綺麗です!』
『まぁ、お世辞が上手ですね』
にしても、いい雰囲気だなぁ。
「・・・・レグ」
「何、シェアラちゃん」
「あの、リリハって言う女。多分、魔族詐欺グループの1人のはず」
「えぇ!?」
「お2人共、声が大きいですよ」
「「すみません」」
・・・・でも、それじゃあ、あのリリハさんは笑顔の裏にドス黒いものを。ひぃ、女って怖いなぁ。
『お世辞じゃないですよ!』
『フフ、なら行動で現してください』
『貴女のためなら何でもします!』
『では、その、私の家、貧乏なんです。だから500万Gほど・・・』
『払います!』
その瞬間、キサラさんが立ち上がりベルフェゴールのところまで走りベルフェゴールを殴った。キサラの攻撃! ベルフェゴールは6524のダメージを受けた!
「だ、誰です!?」
「私でしょうか? 申し遅れました、私はそこで気絶している男のメイドをやっております」
「ふぅん、つまりは女ってわけね」
す、すげぇ。メイドって言った瞬間のリリハさんの変わりよう。超怖い。
「お尋ねしますが・・・リリハ様はこの男の正体を知っていてGを貢がせようと思っていたのでしょうか?」
「はぁ? コイツはただの中二病の童貞でしょ?」
「その程度で知ったような口を利かないでいただけますか? この男は怠惰王ベルフェゴール様です」
「うそっ!?」
「はい、その証拠に専属魔術師と見習いも来ておられます」
なるほど、だから俺を連れてきたのか。
「ベルフェゴールさま、大丈夫ですか?」
「マスターからGを奪う者は私の魔法で粉砕する」
と、シェアラちゃんに脅されるとリリハさんは顔を真っ青にして「ひぃぃぃ」と悲鳴を上げると急いで逃げた。
「追わなくていいんですか?」
「はい、その必要はございません。目的はベルフェゴール様をお仕置きするためなので」
その微笑みは愛する人を慈しむような微笑みだった。
「では、アスモデウス様。本日は迷惑を掛けてしまい申し訳ございませんでした。主にはとっておきの拷問を用意しておりますので」
「あ、う、うん」
「ウフフフ・・・・楽しみです」
「ベルフェゴールさま、羨ましいですぅ」
キサラさんは黒く微笑み、キサラちゃんは身悶えしていた。
次の日、送られてきた魔力放映機には全裸で泣き叫ぶベルフェゴールが写っていた。
女って怖いなぁ。つくづくそう思った。
次の更新は水曜日です。




