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淫乱王の追憶 ~そして、2人は心を通わせる~

「シェリーまだかなー」

 シェリーとデート(・・・つーか、ベルゼの命令?)の約束をしたのは昨日のことだ。行き先は昔、まだ、勇者にハデス様が殺されていない頃に作ったらしい人気テーマパークのハーデーランドである。まぁ、待ち合わせよりも2時間近く前に来たのは早すぎたかな。


「・・・・お待ちしましたか?」


「い、いや・・・俺もさっき来たと・・・こ・・・っ」

「・・・・?」

 頭の上に疑問符を浮かばせるシェリーの服装は淡い青色のワンピースに白いカーディガンを合わせたものだった。ブーツとスカートの間から覗く太ももがなんともエロい。いつもは下ろしている髪も今日はシュシュと呼ばれる髪止めで1つに結わえていた。

 なんだか、とても新鮮な気分だ。これが・・・・本物の恋心なのか?

「・・・・やはり、変ですか?」

「い、いやっ! 違う・・・って言うかシェリーが可愛すぎるから戸惑っただけでっ」

 俺がしどろもどろに言うとシェリーはみるみる内に顔を真っ赤にして、俺の腹を殴った。

「ぐぉ・・・なんで、褒めただけじゃ、ねーかよ・・・」

「・・・・や、やはり、あなたは私の心を乱します。・・・・なんなのですか、この感情は?」

「それが知りたいのなら、とりあえずハーデーランド行くぞ」

「・・・・しかたがないですね」

 と言いつつ俺たちはデートの場所まで行くことにした。



「うおー、やっぱ、人が多いなー。シェリー、大丈夫か?」

 と、俺が笑顔でシェリーの方を向くと、彼女はワナワナと震えながら、

「・・・・こ、ここでの作法はあれですよね? ・・・・人間がゴ○のようだ、と言うのですよね」

と言った。

「あー、それ、色んな意味でアウトだから。つーか、誰に教わったんだよ」

「・・・・マスターです」

 さすがは、ひきこもりだな。

「んー、じゃあ、マッハコースターにでも乗るか」

「・・・・マ、ッハ・・・コースター?」

「あぁ、高速系魔法を使って乗り物を動かすんだ」

「・・・・私は、あちらの”おばけ屋敷”と呼ばれるところに興味があります」

 ふむ、あれか、デートの定番か。でも、シェリーっておばけとか大丈夫そうだしなー。

「ま、いっか。じゃあ、おばけ屋敷に行くぞ」

「・・・・はい」



「では、お次のカップルさんどうぞー」

 店員に言われ、俺たちは屋敷に入る。カップルの単語を聞いたときのシェリーと言ったらカワイイなー。何、このカワイイ生き物。

「・・・・アスモデウス卿、非常に嫌ではありますが手を繋いでもよろしいでしょうか」

「俺は全然、OKだぜ!」

 シェリーはすぐに手を握り、体をくっつくて来た。意外とダメなタイプか? そう思ったときにどうやら幽霊役の魔族が現れた。何か口を動かしている。読唇してみると「がんばれ淫乱王。俺の1000Gのために彼女とくっつけ」と言っていた。賭けんなよ・・・。

「やきめしやー」

「てきと・・・・」


「ぴぎゃああああああああ!!!」


「「!?」」

 突然の悲鳴に幽霊役も俺も驚き。つーか、今のって・・・シェリー?

「あ、えーと、おーばーけーだーぞー?」

「いやああああああああああ! 凍らせます! 破壊します! 全てを滅ぼします!!!!」

 鬼気迫る顔のシェリーは特大の魔法陣を描き、呪文を唱える。速すぎて何を言っているかは分からないがとにかく分かることはただ1つ。


シェリーはこのおばけ屋敷を破壊できるほどの魔法を使うということだ。


 破壊→近くにいる俺→DEHT☆ あー、死亡フラグ立っちまったかー・・・。

「殲滅DEHT!」

ばぁぁぁん!!

 はい、見事に潰れました。見事に巻き込まれました。



「いつつ・・・」

「・・・・すみません」

 あの後、もちろん責任者に怒られました。それは、もうみっちり。

「大丈夫だよ」

「・・・・どうして」

「あ?」

「・・・・どうして、あなたは私の魔法を受けても嫌ったりしないのですか? ・・・・こんな化け物のことなんて普通は嫌いますよ」

「え? そりゃ・・・お前が好きだからな。I LOVE YOU、だぜ」

「・・・・本気で言っているのですか?」

「当たり前だろ?」

「・・・・・・・・」

 シェリーは少し切なそうに目を細め、俺にゆっくりと近づく。

「シェ、シェリー?」

「・・・・いいです」

「な、何が?」


「・・・・恋人になってあげます」


「~~~~~~~~~!!!」

 美しい銀髪をなびかせ少女は微笑む。

「・・・・初めての感情です。・・・・さきほど、やっと理解しました。・・・・この感情は恋なのですね」

「シェリー、嬉しいよ」

「・・・・私も、この感情を気づかせてくれたあなたに感謝しています」

 いつもの無表情とは違う、優しい表情。これが、彼女の本当の表情。

「・・・・大好きです」

 こうして、俺はシェリーと晴れて結ばれたのだが・・・別れは突如訪れたのだ。

いよいよ、学校の方が始まりましたので更新の方が遅れるかもしれません。

一応、水・土・日に更新予定です。本当にすみません。

どうか、最後まで見てやってください。あ、まだまだ続きますよー。

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