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腐血姫の最強譚 〜自称普通の少女は、VRMMOで無双する、かもしれない〜  作者: おまめあずき
3 世界歴史書(ワールドレコード)クエスト
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遅れすぎてすみません…。更新頻度を戻すとか言っておいて…すみません…。

分量が少ない上に物語があまり進まないです…。




「え゙ッ!?」

―――バキッ

 リツキさんの驚きの声をよそに、私はトドメとばかりに亀裂の入った床にもう一度ハンマーを振り下ろす。


―――バキバキバキッッッッ

 大きな音がして、床にポッカリと穴が開く。

「やっぱり…」

 その穴の先にあった空間を見て、私は声を漏らす。

「床下空間か…!」

 リツキさんはキラキラと目を光らせて、今にも飛び降りたそうにウズウズしている。

 …リツキさんもそういうところ(子供っぽいところ)あるんだなぁ…。


―――メキメキ…

 下に降りる前に、罠などが無いかを確認しようとしゃがみ込むと、かすかな音が聞こえた。

「!」

 音のした方に目を向けると、破壊した床板が徐々に元に戻ろうとうねっているのが見える。


「リツキさん!」

「わー、これ正規ルートじゃないね確実に。」

 もとから色々と飛ばしてるし仕方がないか、とリツキさんは肩をすくめる。

「いこっか。」

「はい。」

 私とリツキさんは地下に飛び降りた。


 ***



 空気、草木、海、水、糸、布、鉱石、砂、大地、そして我ら人自身。


 全てのものには神が宿っており、我らを祝福している。


 全てのものが存在していることには意味があり、我らを守護する神々が存在しなければ、何も生まれずに無と還るのである。


 生きることも動くことも話すことも、全てが尊いものなのだ。



 汝、全てを愛せよ。


 汝、全ての力を信じよ。


 汝、全ての生命を感じよ。



 それが神のご意思であり、我らの存在する意義である。


―――プルージャ教聖典より抜粋 第一章・教義―――



'…神よ、我らが創造主よ。'


'そこに救いがあるのなら'


'彼らを、彼らの数奇な運命を'


’お救いください―――’

誤字脱字などがありましたら、遠慮なく誤字報告をお願いいたします。

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