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腐血姫の最強譚 〜自称普通の少女は、VRMMOで無双する、かもしれない〜  作者: おまめあずき
3 世界歴史書(ワールドレコード)クエスト
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本編ではなく物語です。


十一の管理者の元に、反逆者がやってきた。

その者の名は、鮮血鬼・レノトワール。

反逆者であるレノトワールは、十一名の管理者に襲いかかった。

空と大地の管理者であるル・シエルとラ・テールは、レノトワールの説得を試みたが、不意をついた攻撃により深手を負った。

仲間を傷つけられたことにより憤った管理者たちは、彼女を排除することとした。

激しい戦いが始まり、やがて七人のエレメンツ管理者は深手を負った。

生と死の管理者であるヴィーヴルとモールは何度も何度もレノトワールに説得を試みた。

だがレノトワールは無視し、次々と管理者たちを傷つけた。

だが、そんなレノトワールを止めたものがいた。

光の管理者であるルミエールだった。

彼は他のエレメンツの力をかけあわせ、反逆者レノトワールを討ち取ったのだ。

―――創世神話 Ⅱ ―――



私たちは、嵌められた。

創成主である七人の神格様方、イェグディエル様、ガブリエル様、サラフィエル様、ミカエル様、ウリエル様、ラファエル様、バラキエル様。

申し訳ございません。

私たちでは、あの者たちの堕落を、止めることが出来ませんでした。

純粋さが、時に罪となってしまったのです。

彼らは、私たちを追い出しました。

いずれ、この身は崩壊するでしょう。

私たちを最後まで信じ、訴えた()()()()()()()()の協力の元、輪廻の輪を使い、次の世に賭けます。

どうか、()()()()をお守り下さい。

―――オムブル―――



思い出した。

思い出してしまった!

オムブルは、オムブルは。

私のせいで、私のせいで、彼は何もしていないのに。

私は、彼らが許せない。

今日、世界の境界線に行った。

変わらぬ光景が広がっていた。

私とオムブルの愛する光景。

ヴィーヴルとモールは、私たちの願いを叶えてくれた。

この瞳には、もう彼らの姿は見えない。

だが、でも確かに、二人の姿が見えた。

こちらに手を振ってくれている、二人の姿が。

その光景が引き金となった。

私の中で何かがはまったような気がした。

思い出した。

あの日の出来事を。

純粋さゆえの悪意を。

気づいてしまったのだ。

気づいてしまったのだ。

もう、戻れない。

愛するオムブル、私のヴィ。

あの子達を止めに行かないと。

だって、あの子達は…―――

ねぇ、ルミエール、オキュスプリテ、フラム、オー、ヴォン、ソル、リヤン、ル・シエル、ラ・テール。

神々の遊戯は、おしまいにしましょう?

―――日記(ルヴィ・レノトワール)―――


思い出せない方は、前の創世神話Ⅰを見ていただければわかると思います…。

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