表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
腐血姫の最強譚 〜自称普通の少女は、VRMMOで無双する、かもしれない〜  作者: おまめあずき
3 世界歴史書(ワールドレコード)クエスト
41/74

39


「よし、討伐完了。」

「早かったね…。一本道だったから楽だったってのもあるけどさ。」

 リツキさんが言うように、この地下通路は一本道。

 特に分岐する感じはなかったから、案外早く最終到達点―――つまり、ボス部屋につけた。


 隠しボスは死霊の塊。

 とりあえず、光魔法を打ちまくっていたら(攻撃は剣でパリィ)倒せた。他のモンスターよりしぶとかったな、というのが私の感想。

 討伐報酬は1000Gと、武器が出た。

____________________

      木の杖(殴打用☆)

 〈説明〉

 何の変哲もない木の杖。握った時、力が

入れやすいように作られている。

 〈効果〉

●物理攻撃力 +25%

●魔法攻撃力 −25%

●付与魔術威力向上 +25%

所持者…シルフィード

耐久値…50

____________________

 効果はこんな感じ。

 杖って、魔法使いとかが使うんじゃないの? 魔法攻撃力下がったら本末転倒じゃない?

 ちなみに、討伐報酬では私とリツキさん、どっちもこの杖が出た。


 ボス部屋で一休みしているとき、不意にリツキさんが呟いた。

「いやぁ…やっぱり運営もひどいことするよねぇ…。」

「どういうことですか?」

 何に対しての話だろう?

「いや? 普通のVRMMOだったらさ、迷宮(ダンジョン)に入る前になになにのダンジョンだよ〜って書いてることが多いよね?」

 言われてみれば…と私は他のゲームを思い出す。

「…確かに。そうですね」

「だけど、このゲームはそれがない。

 つまり、NPCに聞いて回らな(情報を集めな)いと、ここがどういう場所なのかとか、ダンジョンの名称とかわからないよね。」

 うんうん、と私はうなずく。


「…じゃあさ、NPCに聞いて回れる条件はわかる?」

 聞いて回れる条件? そんなものあったのか。

 しばらく考えてみるが、よくわからなかったのでわかりません、と素直に言った。

「ん〜、分かった。じゃあさ、NPCだって人なわけじゃん。犯罪者の人とかに迷宮(ダンジョン)はないか、って聞かれて普通に答えられると思う?」

「あぁ! そういうことですか。心証が悪いと教えたくないとか、現実でもあるやつですね!」

「うん、そういう事。現実では犯罪者だとか見えないけど、この世界ではマーカーの色によって分かっちゃうからね。」

 あぁ、更にハードル上がってるんですね…。

 というかそもそも犯罪するなって話ですけどね。


「よーし、帰るか。」

「ですね。」



ボスの強さ⇩

____________________

        死霊ノ王

レベル:50

性別:なし

種族:死霊塊

HP:410/410

MP:40/40

スキル:【死霊合成】【王の権威】

装備:なし

概要:死霊が集まってできた塊。

____________________

シルフィードたちが強かっただけで、普通にコイツも強いです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ