お金とは
税金について語るに、まずお金とはなんぞやという事について簡単に説明したいと思います。
お金といえば皆さん思い浮かべるのは千円札、一万円札と言った紙幣や、百円玉、五百円玉といった硬貨を思い浮かべるのでは無いでしょうか。
確かに、私たちはそれらの事を”お金”と呼んで価値あるものであるように認識していますが、実は紙幣や硬貨と言ったお金にはそんな価値は無いのです。
では、お金とは一体なんなのか。その答えは普段、私達が享受、又は生産している物やサービスなどの価値を評価するための共通単位です。
お金が無ければモノを手に入れる際は物々交換をしなければなりません。
米と麦、鉄と銅など重さや形などが似通っている物であれば簡単に交換が成立するでしょう。
では、お米と鉄は? 一時間の労働とスープ一杯では? 単純に比較できないモノを交換するにはどうしたら良いか。そこでお金という概念の共通単位が登場したのです。
お金だから価値があるのではなく、物やサービスの価値をお金という共通単位に変換し、紙幣や硬貨を受け取っているからお金に価値が出来るのです。
普段、私たちが生活をする分にはお金=価値あるものとうい認識でも全く問題はありません。ですが、国という目線でお金を見る際はこの ”物やサービスを評価するための共通単位” と言う認識が無ければ困ったことになってしまいます。