第十五話「仄暗い炎」
第十五話「仄暗い炎」
彼は、ごく普通のSEだった。
ごく平凡な家庭に一人っ子として生まれ育ち、ごく普通な容姿で平凡な人生を歩んで来た。
父親に無理やりリトル・リーグに入れられた時には、数年は続けたものの、あまり良い成績は残せなかった。運動よりもむしろ、本を読んだりする方が好きだった。
小中学、高校での成績も平均的、どこのクラスにでも居る様な、大人しく穏やかな性格。読書が好きで、いつも教室の片隅で本を開いている姿が、クラスメイトの持つ彼に対する印象だった。
めったな事では、声を荒げる事も無く、クラスメイトの女子からたまに声を掛けられると、顔を真っ赤にして少しモジモジしながら返答する。それが面白いとからかわれる事もあったが、幸いイジメや仲間外れまでは発展した事も無い。
そんな彼が、プログラム言語に興味を持つきっかけは、高校時代に何気無しに入ったPCクラブだった。
『どうせ読書以外にする事も無いし、気分転換にPCでネトゲでもやって放課後を過ごすのも悪くは無い。』
そんな風に気軽に考えて入部した。中学生の頃に親からおさがりのノートPCを貰っていたが、高校でのPC部入部と共に、ミドルクラススペックのPCに買い替えて貰った。
平均的な学力と少し苦手意識はあるもののコミュニュケーションが全く取れない訳では無く、PCクラブに所属するメンバー達も似たり寄ったりな者達が多かったのも幸いした。
先輩後輩の関係についても、厳しい上下関係など無く、誰もが気さくに会話出来る関係性。それは、彼にとっても居心地が良かった。
顧問も居るには居たが、めったに部室に顔を出す事も無かった。大人の目が無いという状況で、好きな様に部活が出来る。年頃のティーンエイジャー男子の考える事など、大体同じ様なモノだったのだろう。
部室には女子は少なく、PCも仕切り板がある為、ブース毎に区切られた様な状態。その上、男子上級生達が「特別な研究プログラムを組む為」と称して、2~3名しか入れない様な個室までどこからか板切れを集めて来て作成し、視聴制限を誤魔化しながらアダルトサイト閲覧やエロゲと呼ばれる代物まで堂々と校内でやらかしたのは、数少ない黒歴史。
だが、そんな彼でもPCで遊ぶ楽しさだけでは、そのうちに飽きが来てしまう。すると、プログラム言語そのものにも目が向く様になった。名前だけのPC部かと思われたが、実は彼の所属する学校には、全米でのプログラムコンテストに出場する様な猛者も数名所属して居たのも、彼にとっては良い影響を与えた。
そうして、彼は、高校を卒業すると大学へと進学し、そこでもプログラムを組んだり、研究する専門学科を選んだ。特別に優れた成果は出なかったものの、平均的な成績と、同級生達との友情を育んだのが、彼の大学での航跡。つでいに、自分と同じ様に控えめで大人しい性格の彼女も出来、デートや休暇毎の甘い夜も経験した。
そんな彼が、大学を卒業して入社した会社は、当時ある仮想現実世界について研究していた。
最初は、カクカクでギザギザした様なポリゴン状態から、徐々に滑らかで現実世界の物と遜色の無い状態に近づけるまでには、長い年月と努力が必要だった。
そこから、複数のプレイヤーがログインした状態で、一つのサーバー内で動き回り、自作のプリムと呼ばれるオブジェクトを発生させる。
度々、サーバーに負荷が掛かり過ぎて、システムがダウンしてしまう状態をクリアーするのにも時間が掛かった。
そうやって、初代の仮想現実を体験するための携帯用ハードウェア "The World "を研究して、理論が構築された。その技術を援用し複数のユーザーが同時に参加可能な仮想空間を実現するソフトウェア "Oak World" にやがて会社の軸足が移った。
彼が、SEの一人として、evergreen oak(エバーグリーン・オーク:通称『オーク』)社
に入社したのは、"Oak World" が開発の過程で " Seven's-Leaf " へと改名されてまもなくの頃だった。
入社当時の開発局の上司である部長は、研究畑一筋の人間で、若干コミュ障なところも見受けられたが、自分と同じ様にプログラムに打ち込む若者達と日夜アイディアを出し合ったりして、会議での議論も楽しかった。
" Seven's-Leaf "は、世界中の誰もが気軽に体感できるバーチャル・リアリティというコンテンツを理想として、各国に向けて徐々に開放されていった。
無論、当初予想もしなかった様な事態に何度も遭遇した。ある婦人が「自分が整えた島が日本円に換算して10億で売れた!」というニュースが世界を駆け巡った時には、悪い意味で目立ち過ぎた。
某国のマフェアが、マネーロンダリングにSL内での貨幣を使ったらしいとの噂や、米国税務局からSL内でのマネーを現実世界の貨幣に換金する際には課税対象となると宣言されたり……。
色々な意味で、想像を遙かに超える使い方をするユーザーが次から次へと表れた。
だが、それもコンテンツを開放してみなければ得られなかった貴重な経験と情報がフィィードバックされた結果であると、開発局の皆が受け止め、事態に対処していった。
そんなある日、開発部長が代わった。
新しくCEOになった人物が、ヘッドハンティングして来た人物が、新たに部長となった。
エネルギッシュな風貌で、見事なブロンドに白髪が混じったナイスミドルという形容が相応しい、絵に描いたような企業の重役らしい中年男性が新しい開発部門の部長として就任してきた。
そして、新しい部長は、就任の挨拶でこう言った。
「諸君の中には、既に知って居る者も居るかとは思うが、私は営業畑で長い間実績を築いて来た。だから、プログラムの事は全くの素人だ。きっと君達の半分も理解出来ないだろう。」
彼にとっては、聞き捨てならない言葉だった。
しかし、新部長は未だ挨拶を続けている。
「では、何故、そんな私が君達の様な優秀なプログラマー達の上司に選ばれたのか?
と、疑問に思う者も多いだろうね。」
全くもってその通りである。
寧ろそう考えない方が可笑しいだろう?
「そんな疑問は早いうちに解消してしまった方が良いと私は思う。
では、良い上司とはどの様な人物だと君達は考えるかね?」
それは、当然、前任者だ。前の開発部門の部長は、日夜プログラムの向上だけを考え、自分も仲間と一緒になって、寝食を忘れてプログラミングに打ち込んでくれたではないか。
彼にとって、良い上司とは、自分達と『仲間意識』を共有できる存在だ。
「君達にとっては、私の前任者である人物の方が、良い上司だと考える者達も一定数は居るのだろう。だが、それは、私にとっての理想の上司とは異なるかもしれないがね。」
前任者である部長を否定するつもりなのか!?
それは、彼にとっては価値観を否定された様にも感じられた....。
「私にとっての、良い上司とは、全体を統括出来る人物である。
それは、部下と一緒に何かをするのではく、部下の出来ない事をする人物だ。
無論、時には部下と一緒になって我武者羅になる事態も起こるやもしれん。
だが、そんなのは非常事態だけだ。
部下が出来る事は、部下が行えば良いのだから。
上司とは、部下と部下の間を調整したり、部下の能力を最大限に引き出せる様にする事が仕事だと、私は考えている。
故に、逆に部下の仕事を取り上げてしまったり、部下と同レベルの仕事をする様では、 私にとっては良い上司とは思えんのだよ。
さあ。これで、私の言いたいことは理解してもらえたと思うが、質問のある者は居るかね? 就任最初の挨拶だからといって、遠慮はいらんよ?」
正直、彼にとっては、頭を殴りつけられた上で、喧嘩を売られた様にしか感じられなかった。
あんなに夢中になって、夢を語り合い、自分達と一緒になって仕事に打ち込んで来た前任の部長をこうまで悪しざまに言われるなんて......。
「・・・あの」
「ん? 何だい? あー 君は・・・」
「・・・フランクです。」
「よろしい、フランク君。何か私に聞きたいことでもあるのかね?」
「・・・部長は、前部長の仕事に対して、否定しておられる様に受け止められる発言をした様に聞こえたのですが・・・。
・・・もし、そうなら、撤回して下さい!」
「おやおや、それは、君の機嫌を損ねてしまう様な、不躾な発言だったかね?
もし、そうなら、『失礼』とだけ、言っておこう。
だが、仮に君の言う通り、前任者であった開発部長が、私の指摘した通りの仕事振りであったとしたならば・・・ そうだな、やはり、不適格であったと私は断言するよ。
つまり、発言を撤回するつもりは無い。 ノー。だよ。」
普段は大人しい性格の彼は、この時ばかりは激高してしまいそうだった。
あえて、言葉を区切って、一言一句を相手に聞き取りやすいようにして見せて・・・
つまり、新部長は、フランクに対して、小さな子供に向かって説明する様な口調で返答して見せたのだ。フランクを小馬鹿にした態度で返答する。交渉は決裂だ。
「部長は、発言を撤回して下さらないのですね?
それでは、私にも考えがあります。」
「ほう、上司の発言が気に入らないから、勤務態度を改めるとでも言うのかね?」
「・・・いえ、そこまで極端な事は。
自分も子供ではありませんから。」
「では、どうするのかね?」
「新部長は、着任されたばかりで、ご存じ無いかもしれませんが、私達開発局に居る者達の多くは、前任の部長を慕っている者も多く存在しております。
ですから、今後は、そういった者達から協力を受けにくくなるかもしれない、というお話しですよ。」
「ほう! 私はこれまで、幾つもの会社から請われて様々な肩書で携わって来たが、どうやらこの会社は、まだまだ家族経営してる企業並みの意識の低さの様だな!!」
新部長の言葉に幾人かの者達が、ピクリと反応したが、言葉に出して反論しようという者は、フランク以外に居なかった。
「新 部長、ハッキリ言いますが、僕は、あなたみたいに自分の価値観を押し付ける人は苦手です。いや、もっとハッキリ言えばキライですね。きっと僕と同様の意見を持つ者達だって多いハズです。だからこそ、発言にはもっと気を遣うべきじゃないんでしょうか?
前任者の部長を慕う者が多い部署に配属されたのであれば、そういった者達の心を掴んでこそ、人心掌握というものではありませんか?
これじゃあ、まるでケンカを売りに来て、部下の心を離れさせるみたいだ。
これから一緒に協力して、" Seven's-Leaf "を世界に広めて、もっともっと発展させて行こうとしているなら、僕達が喜んで働ける環境を整えるのだって新 部長の仕事でしょう!!」
「ふむ、『発言に気を付ける』というのは、私も賛成だよ。
だが、それは私ではない。君に対してだ。フランク・W。
無論、部下達の労働環境を整えるのも私の仕事の一部分ではある。
だが、その点についても、君から指図を受けるつもりは一切無い。
私のやり方について、不満があるならば、いつでも言いたまえ。
私は、部下の意見には耳を傾ける上司だからね。」
どうして、こうも分かり合えないのだろうか。
何故、こんないけ好かない野郎が、新しい部長として赴任して来てしまったのだろうか?
前任者であった部長と一緒に仕事をしていた時は、夢の様に楽しく、周囲とも和気藹々として居た会社が、たったの一瞬で、酷く居心地の悪い、吐き気を催す様な監獄の中に閉じ込められた様な嫌な気持ちになってしまった。
そうだ、全部目の前に居るいけ好かない野郎のせいだ・・・。
こんな奴が、上司面して、偉そうにふんぞり返っているからいけないんだ・・・
こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が、こんな奴が・・・
・・・・この糞野郎がっ!!!!!!
「カーク新部長、フランクもきっと言い過ぎた事と思います。
でも、彼の言う通り、この開発局では、前任の部長を慕う者達が多数おります。
この私も含めてですけど、それを、着任の挨拶代わりに悪く評価されるのは、居心地が悪くなるという事も、心に留めていただけはしないでしょうか?
その上で、発言を撤回しろとまでは、求めませんが、今回は双方言葉が過ぎた部分がある事を認めて頂いて、矛を収めては頂けないでしょうか?
今後の人間関係を良好なものとするためにも、これ以上の口論は避ける方が良いのだと、私は考えるのですけれども・・・ 如何でしょうか?」
「おお! レベッカ君だったね?
君の仲裁と場を納める能力は素晴らしいねっ!!
私はそういった交渉が出来る人物が大好きだよ。
分かった、ここは君の顔を立てて、これ以上の議論は止めようじゃないか。
フランク君。君もいいね?」
「・・・レベッカがそう言うなら
・・・・仕方ありません
・・・・いい...... ・・・です」
カーク新部長とフランクが口論をした直後、フロンクに何人かの者達が親しげに声を掛けて来た。なかにはレベッカの様にフォローする者も居たが、肩をポンと叩いて去って行くだけの者も居た。概ね彼に対して好意的な反応だった。
対照的なのはカークだ。すぐに自分のオフィスへと向かったのもあるのだろうが、彼の周囲には誰も近寄ろうとはしなかった。いい気味だとフランクは心の中でだが、中指を天に向かって突き立てた。
そのうちに、嫌みな上司はどこかへさっさと居なくなればいい。そうすれば、きっと以前と同じ様に、気の合う仲間達だけで、楽しく、和気藹々とした職場が戻って来るに違いない・・・・
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ところが、事態はフランクの望むのとは真逆に向かって行った。
カークが新部長となってしばらくして、突然社内メーリングで人員の削減が発表されたのだ。
"告。今後 Seven's-Leaf の動作プラットフォームの拡充を図り、ユーザサポート体制を見直すための長期的な戦略計画に我が社は取り組みます。それに伴い従業員の4割を解雇する事を発表します。解雇対象者には個別に通知します。通知を確認した者は速やかに直属の上司と面談の上、業務の引継ぎ、私物の整理をし、定めた期間以内に退社してください。"
「部長! これは一体・・・
どういう事ですかっ!!」
「どういう事とは?
むしろ、私が君に質問したいくらいだよ。フランク君。
私は、君の「直属の上司」かね?
私は、開発局の上にある、開発部門の部長だよ?
こんな簡単な会社の組織の仕組みも理解していなかったのかね?」
「でも! こんな権限は、部長であるあんたにでも直接抗議しないと、開発局局長やチーフでは・・・ 僕のリストラなんてっ!!」
「はぁ(溜息)・・・。
全くもって、君は、初日から私の言葉に耳を傾け様とはしなかったな。
そんな事だから、人員削減を考えた時に、真っ先に候補者リストに名前が載せられるのだよ。君にとっては、オーク社が初めての社会人経験だった事だろう。ならば、今回の事を良い社会経験だったと、次の仕事を探せば良いじゃないか。幸い君は、他のリストラされる者達と違って、まだ若いし独身だ。
SEとしての資格もあれば、オーク社で働いた経験だってある。きっと悪くない条件で働ける場が見つかるだろう。オーク社の下請けで良ければ、就職の斡旋だってしているのだから。
分かったらもう出たまえ。君だけに私の貴重な時間を割いている訳には行かないのだから。」
「・・・もういいです。分かりました。僕を辞めさえる事を絶対に後悔することになるでしょうよ!! 後で吠えヅラかけばいいんだっ!!」
「・・・これでも私は君に礼儀と親切心で接したつもりなのだがね。
自分がどれ程価値のある人間だと思い込んでいるのかは知らないが、随分と大言壮語するものだなっ!
それだけ大きく出るのだから、せいぜいオーク社で揮えなかった君の能力で、私を驚かせる様な偉業を成し遂げて見せて欲しいものだな。
その結果次第では、むしろ私の方から君に再び部下に迎えたいと請う事になるかもしれぬしな。まあ、今後の君の活躍を期待しているよ。」
カークが何を勘違いしたのか知らないが、フランクの中では、きっとこの言葉も嫌味や皮肉の類に違いないと判断して、後ろ手にオフィスの扉を乱暴にわざと音が鳴り響くように閉めた。
「・・・フランク、こんなことになって残念だわ。
貴方はもっと会社や私達と上手くやって行ける人だと思っていたから・・・」
「レベッカの言う通りさ。俺だって、カークの野郎にはトサカに来てる事も多いさ。
だがな・・・ まさか、そんな事が理由でリストラの対象になるとは思えないけどな・・・」
「ありがとう。レベッカ、ロジャー。君達とは、入社以来ずっと世話になったし、一緒に仕事出来て楽しかったよ。それよりも、レベッカ、今度の人事でチーフに昇進だって、おめでとう。」
「・・・ありがとう。でも、なんだかあんまり嬉しく無いわ・・・。リストラされる前任のチーフの代わりに私がなるのだもの・・・。なんだか気が重いわ・・・。」
「そんな事無いよ。レベッカのチーフ昇進は、レベッカの実力が認められたのさ。今のチーフは、少し年が行き過ぎてたな。徹夜作業なんて出来ないし、家族だって居る。それに、辞めさせられても、オークの下請けで係長待遇で迎えられるらしいじゃないか?」
「それは本当かい!? 」
「ああ。本当だとも。カークの野郎が言っているのを聞いたからな・・・」
「そっかぁ・・・ 僕にも何か言ってたみたいだけど・・・ 耳に入らなかったな。」
「フランクは頭に血が上り過ぎたんじゃないの?」
「言ってくれるなよ・・・」
依怙贔屓。カークの野郎は、リストラした後にまで、自分と待遇面でも差別するというのか・・・ 許せない。そんな暗い気持ちがフランクの胸で反響する。
こうして、フランク・Wは、オーク社を辞めさせられた。
平凡なSEだった彼に、偉業を成し遂げる事なんて、何も思いつかない。
だが、自分を辞めさせたカークに対する憎しみや復讐心の仄暗い炎だけは決して消える事も無い。
そんな彼は、いつしか大学時代からの恋人にも愛想を尽かされて、一人アパートの一室に閉じ篭り、PCに向かう日々が続くようになっていた・・・。
良い上司ってどんな人なんでしょうねぇ・・・(遠い目
正直私にも全然分かりません(マテ☆彡
あ、でも・・・
お給料UPと3食昼寝付きな仕事をくれる人=良い・・・(殴☆




