はじまり!
こんにちは。
はじめまして。
「救 出 同 盟 !!」を開いてくださってありがとうございます。
拙い文章ですが、精一杯紡いでいきたいと思っています!
よろしかったら、お付き合いくださいませ。
「つーか、やっと出られた」
「長かったわ!何ヶ月?えーと、2、3、4、5……4ヶ月!」
「そうこうしている内に、8月も目前……」
「「「「「お・そ・い!!」」」」」
「あんまり責めると泣いちゃうよ(にっこり)」
「そういうとこ、ほ~んとお優しいわねえ。話題変えましょうか、そうよ。お、おほほ」
「大冒険だろ、そうそうそう!」
「慣れた?(にっこり)」
「男にキラキラ笑顔を向けんなっ。慣れたかは、び、みょー」
「そんなに慣れたのね、ここの生活に(慣れてない素振りが全く見当たらないわよね、最初から)」
「全然聞いてねえよな」
「……」
「リエイトも、何かおっしゃったらいかが」
「……」
「もうっ、シャイなんだからあ」
「違うだろ……呆れてんだよ」
「(ぎろり)なんか言った?」
「きょわい」
「セシリアと七星って、息合ってるよね!実は生き別れの兄弟とか」
「なんだってー?」
「何ですってー?」(キッと睨む二人)
「ひえっ」(リエイトの背に隠れるクロウリー)
「……」
「2人とも、クロウリーをいじめるんじゃない。まだ小さいんだからね(にっこり)」
「はい(しょぼん)」
「私は七星と姉弟だったら楽しいと思うわ。
だって、クレセンティアの言葉も分からなかったのに短期間で普通に暮らせるまでになったのよ」
「ニーナ……。日々の成長が楽しみって、姉というより最早母親の心境だね」
「ニーナ様っ。とんでもありませんわっ。こんな口も態度も悪い男。きっと、あちらこちらで、泣かせた女は数知れず……」
「んなわけねーだろ」
「七星がニーナ様の生き別れの弟だったら、私は実家に帰らせて頂きます」
(そういう言葉は元の世界と同じなのな)
「だいたい俺は、この世界の住人じゃないから姉弟な訳はないだろ」
「ね、何で来ちゃったかまだ思い出せない?」
「わからねえ、世界を征服する為かな」
「……さあ、クロウリー、出航の準備に行きましょうか?」
「軽く総スルーだな、おい」
「こっち、一人魂抜けてるんだけど」
「ユノさ、いつもならぶつぶつ言って自分の世界に入ってるのにね」
「その言い方も、棘があるぞ」
「さ、そろそろ準備はいいかい?」
「よござんす」
「だからどこの世界の人?」
「くすり。それじゃ、行こうか!(しつこくにっこり)」
「「「救出!同盟!!」」」