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犬飼さんは目立ちます!!  作者: 猫踏み三年
第五章 犬飼さんは友達を作ります

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第5話 チラリンとアルデの進化

「ごめん、チラリン、アルデ。」

「ちら!!」「もー!!」

「ほんとうにごめん。すっかり忘れていたの。怒らないで?今から進化するから。」


 チラリンはずっと怒っており、アルデは少し怒りを浮かべていたが、ウルの性格もわかっているため、呆れている。


 チラリンは早く早くと行ってきたため、早速進化を選ぶ。チラリンは何か口に入れているが、ウルは気がつかなかった。


【名称:チラリンがレベルマックスになりました。進化させますか?】


【はい】【いいえ】


【名称:アルデがレベルマックスになりました。進化させますか?】


【はい】【いいえ】


 両方ともはいを押し、目を閉じた。


 光が止むと変化が起きていた。アルデはさらに重厚な肌の鎧が増え、まるで騎士のようであった。角も白く清浄な色をしており、もしかして狛犬なのかなと思った。


 それよりチラリンが相当な変化をしていた。チンチラであることは変わっていないが、おでこに宝石が付いていた。ウルは色々見てもしかしてと思ってステータスを見たらカーバンクルと書いてあった。


 種族が変化した理由がわからず、うーんと考えているウルであったがまったくわからない。それもそのはず、チラリンはしれっと聖樹の実を食べていた。帰るときに聖樹の枝と実を一つずつ渡してくれていたのをウルから奪い、ずっと持っていたのだ。


 聖樹の力の素を食べ、魔道チンチラからカーバンクルという正式な聖獣になったのだ。ウルスラと同じだ。ワン太とおちゅんさんは半分動物、半分聖獣であり、完全な聖獣とは言えない。


「えっと、チラリンはおでこに宝石付いているね。」

「ちらーちらちら。」

「え?聖樹さんの実を食べたから?進化に影響するんだね。」

「もー!」

「アルデは本当に頼もしくなってるよ。私も安心して前を任せられるよ。」

「モー!」

「うん。いつも頼りにしているよ!」


 ステータスはこうなっていた。


 名前:チラリン レベル:30

 種族:カーバンクル(チンチラ)

 スキル

【大地魔法】【火炎魔法】【精霊魔術】【宝石魔術】【魔力タンク】【愛嬌★】


【大地魔法】・・・土魔法が進化した魔法。

【火炎魔法】・・・火魔法が進化した魔法。

【精霊魔術】・・・精霊を使役し、魔術を行使する。その場に存在する精霊により使える魔術は変わる

【宝石魔術】・・・宝石を使用し、魔術を使う。宝石の種類により魔法は変わる。

【魔力タンク】・・・額の宝石に魔力を溜めておける。

【愛嬌★】・・・愛らしさで敵のヘイトを激減


 名前:アルデ レベル:30

 種族:聖騎士牛

 スキル

【オールカバー】【聖魔法】【聖守護結界】【聖騎士の鎧】【カウンター☆】【突進☆】


【オールカバー】・・・味方の攻撃をすべて受け入れる。ダメージが増える

【聖魔法】・・・回復と霊体ダメージを与える魔法

【聖守護結界】・・・自身や味方に一定ダメージを無効にする結界を張る

【聖騎士の鎧】・・・着脱可能の聖エネルギーの鎧を自身に着ける

【カウンター☆】・・・相手の攻撃にカウンターをする

【突進☆】・・・思いっきり突進をし、相手にダメージ+強力なノックバックを与える


 チラリンは魔法職としてかなり多彩な魔法を使えるようになった。精霊魔術は前のイベントに居たティニーと同じだろう。

 火魔法と土魔法は炎魔法に大地魔法になった。これで範囲攻撃や攻撃力が上がって複数いるモンスターにもかなり友好的に戦えるだろう。


 見たことのない魔力タンクに宝石魔術は今は何もできない。魔力タンクは自身で余っている魔力を溜めることができると考えたが、宝石魔術はまったく検討もつかない上、宝石を買えるわけがない。絶対高いからだ。


 アルデも強力なタンクとしてこれからも後衛や仲間のピンチを守ってくれるだろう。カウンターや突進で相手を吹き飛ばしながら大ダメージを与えてくれる。聖騎士の鎧と聖守護結界で相手の攻撃をどんどん防いでくれるだろう。

 なによりMPこそ少ないが、聖魔法で自身のHPを回復できる手段ができたことで、ウルが癒しの舞などが追いつかなくてもどうにかなるのだ。


 二体はかなりの戦力アップになる進化を遂げ、自身がどれほど活躍できるかわくわくしていた。ウルは戦闘はあまり好きではないのでみんなが戦闘狂になってしまったらどうしようと冷汗をかいていると、ウルスラだけ少しテンションが低い。


「どうしたの?ウルスラ」

「くあくあ…」

「進化だよね、私もウルスラだけ意地悪したいわけではないんだけど。今すぐはできないんだよ。」

「くあ……」


 ウルスラが私も進化したいと言うが、まだレベルが低く、25なのだ。ダンジョンやクラーケン戦によって18から7レベルも上がっているが、5レベルアップなど先になってしまうだろう。


 そういうとウルスラもいい子であり、諦めてゆっくりレベルアップするだろう。しかしウルはできることをして早めてあげたいという気持ちはある。


「ウルスラ。毎日とは行かないけど、ダンジョンで頑張ってレベル上げようね?」

「くあ?」

「うん。ウルスラだけ進化できていないのは私も嫌だからね。頑張ろうみんな!」

「ワン!」「ちゅん!」「ちら!」「モー!」



「くあ!!」


 サクラの居ないダンジョンに、ウルは明日挑戦する。


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