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犬飼さんは目立ちます!!  作者: 猫踏み三年
第五章 犬飼さんは友達を作ります

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第4話 ピクニック

 ウルたちみんなに抱きつかれ、カリストは座り込みながらみんなを抱きしめていた。


「それで、チケットを手にしたからいつでも来れるようになったの!」

「がう!」

「うん、毎日は行けないけど、時々会いに行くよ!」

「くあ!」「ぐあ!」

「ふふ、親子の対話、船を作るまでは不可能かと思っていたからよかった。」


「わん?」

「え?そうしてでも行く気だったのって?もちろんだよ。船の作り方もわかっているし。」

「もー!」

「今年中に行けたらいいなって思っていたからみんなには言わなかっただけだよ。」


 カリストとの再会にみんな落ち着いたのか、聖樹の前に座り込んでピクニックをした。聖樹には神社で汲んできた聖水をたっぷりあげた。


「美味しいですか?聖樹さん。いつでも聖水はもってこれますから。」


 さわさわと揺れる聖樹はとても嬉しそうだ。ウルも聖樹が喜んでいる姿に頬を緩ませていく。


 ワン太はサンドイッチとポトフを食べる。ポトフはウルのお気に入りの八百屋さんから仕入れた美味しい野菜をふんだんに使ったもので野菜の甘みを感じるのと、自家製のウインナーやベーコンなど加工肉を居れたボリュームたっぷりでワン太とウルとアルデが気に入っている。


 おちゅんさんはローストビーフが入ったサンドイッチをバクバク食べていく。そのうちソースも作りたいと思いながらもゲームで食べると塩のみでも美味しいので作って得した料理の一つでもある。


 ちらりんは少食で新鮮な野菜のサラダに果物と、少しのお肉を食べる。


 アルデは野菜や果物が大好物で、サクラに果物をたくさん買ってきてもらってからは、大サラダに果物の盛り合わせをもぐもぐと食べている。


 ウルスラは魚と果物が好物で、バターを使ったムニエルをこれでもかと食べている。聖樹の実が大好物であるため、一般の果物は食べずにシヴァの果物を食べている。


 もちろんシヴァの果物はウルスラ以外のみんなももりもり食べているので、今の所食べ物関係で喧嘩は起きたことがない。


 みんな楽しそうに食べており、カリストはウルスラと同じく魚と果物を食べている。


「カリスト。美味しい?」

「ぐあ!」

「よかった。いっぱい食べていいんだからね。」


 みんなが食べているのを見ながら、ウルはサンドイッチを食べるのだった。



「ごちそうさま。みんなお腹ぱんぱんだね。」


 ウルの言葉通り、久々のピクニックでみんなのテンションが上がったのだろう。いつもよりたくさん食べており、ワン太やアルデすらお腹が膨らんでいる。


 その可愛らしさに笑みを浮かべてしまう。最近色々忙しかったウルにとってこういう幸せが欲しかったのだ。

 ウルは聖樹に身体を預け、少し目を瞑りゆっくり寝てしまう。


 ウルの姿を見たワン太たちは、起こさないようにゆっくりウルの周りで同じように寝てしまうのだった。




「う、うーん。寝ちゃってた。」


「わん、」

「あ、まだ寝てるね。みんな起きるまでゆっくりしようね。」

「わん。」「もー。」


 おちゅんさん以外が起き、いつも寝たらいつまでも起きないおちゅんさんを待つわけにもいかず、ウルはおちゅんさんを持って立ち上がった。



「聖樹さん、身体を預けてしまって申し訳ありません。」さわさわ


「お詫びと言ったらなんですが、少し舞いますね。」


 巫女の舞は自然にとっては浄化に等しく、嬉しいことだと前にネイアに聞いていた。そのためお礼に舞が良いのだろうと思ったのだ。


 神楽鈴を持ち、神楽舞を披露する。癒しの舞もずっと練習しており、バトルでも活用しているが、本来はずっと神楽舞を踊っていたのだ。ウルの十八番は神楽舞である。


 舞姫のスキルになったところもあり、さらに磨きがかかっていき、マリーに舞を披露した巫女と遜色ないレベルまで綺麗に舞えている。


 ウルの魔力が神楽鈴の音色となり広がっていく。破邪の力は清浄の力と同じ意味、聖樹にとっては力漲る舞なのだ。


 舞が終わると、聖樹が大きく揺れる。ありがとうと言っているようだ。


「ぐあ!」さわさわ

「お粗末さまでした。舞は上手くできるようになってきましたよ。」

「ぐあぐあ」さわさわ

「これからも精進します!」


 上手いと言われ、顔を赤くしながらも嬉しそうに頭をかく。


 ワン太たちも一緒に踊っており、おちゅんさんも舞の鈴の音が聞こえた時にすぐに起きて踊りまくる。

 みんなも楽しそうに踊っているおかげで舞をしていても寂しくない。むしろ楽しい気持ちで舞ができる。


 ゆっくりしすぎてしまい、テントも用意していないため、戻ることにした。チケットを使えば戻れるので助かったと思っている。


「カリスト、聖樹さん。私たちは今日帰るね。また今度会いにいくから待っていてね!」


「ぐあ!」さわさわ


「うん。じゃあね!」


 カリストと聖樹に別れをいい、今回は軽い気持ちで帰れる。また来れるのだ。

 何か忘れてしまっていると思っているが、全く思いつかない。


 まあいいかとチケットを使い、神社に戻ってきた。ホームに戻って寝るだけだと歩きながらホームについてベッドに入ってログアウトした。



 凛のベッドから立ち上がった時に気づいた。





「ちらりんとアルデの進化するの忘れた!!」







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