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犬飼さんは目立ちます!!  作者: 猫踏み三年
第五章 犬飼さんは友達を作ります

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第2話 みんなの不満とイベントポイント交換

 イベントのことを忘れていたのが悪かったのか。おちゅんさん、チラリン、アルデの機嫌が悪い。


 ウルはなんのことか全く判らなかった。みんなもなんで怒っているのか言うこともしなかった。


 しかし、みんなの兄であるワン太がウルに怒った。進化したいのに、ワン太だけ進化してみんなは進化できていないと。


「あ…そういえばクラーケンを倒した後に色々アナウンスがあったけど、まあいいかなって忘れていたんだ。」

「わん!!」

「うー、ごめんなさい。おちゅんさんは進化できて、チラリンとアルデは後1レベルだね。ウルスラはまだ掛かるね。」

「ちら!」「モー!」「くあ?」

「もちろんレベル上げはするよ。でもどこでやろう?ダンケルの北のウルフとかは?」

「わん…」

「え?もう簡単に倒せる?うーん、そうだ!イベントポイントで何か無いかな?」

「くあ?」

「もしかしたらレベルを一上げるものとかあるかも知れないよ?」

「くあ!!」


 ウルは早速イベントアイテム交換のページに飛んだ。


「えっと、5000ポイント?これって多いのかな。いっぱいあるけどアイテムボックススキルの件もあったし、最初からしっかり見よう。」


 一番上にはミスリルソードがあった。8000ポイントとあるが、効果や攻撃力の高さに前衛の人は欲しいのだろう。聖樹の杖と弓もあるが、ウルはいらないと飛ばしていく。


 次に生産用アイテムがあり、有用なキットがそれぞれあり、今持っているキットより高性能であるため、少し欲しくなった。2000ポイントという点もあり、覚えて次にいった。


 次は職業用アイテムがあり、テイマー用の卵や、ミニクラーケンもあった。卵は1000ポイントでミニクラーケンは3500ポイントとあった。


 探していると、一つのアイテムを見つけた。



【孤島行き永久チケット】


 イベントの孤島へ行ける回数無制限のチケット。行ける孤島は自身がクリアしたチャンネルのみである。パーティーは一人が持っていれば全員連れて行ける。


 これだ!!聖樹さんとカリストにも会える!また会えるならいくらでも払いたいけど、ポイントはどうなんだろう。


 テンションが上がったウルは4000ポイントと書かれているチケットを手に入れた。まだ全部見ていないが、もう会えないと少し思っていたので、このチャンスは逃すわけにはいかなかった。



 他のアイテムを見ても何もめぼしいものはなかったので、モンスターの卵を手に入れて終わった。



「レベルが上がるアイテムはなかったけど、良いものは手に入ったよ?」

「わん?」「ちらー?」

「あの孤島へ何回も行けるチケットだよ!またカリストや聖樹さんに会えるんだよ!」

「わん!?わんわん!」「くあ!!!」

「ダンジョンがあるから、レベルも上げられるよ?でもサクラちゃんが居ないから浅いフロアにしか行けないけど。」

「ちゅーん。」

「おちゅんさんは進化できるよ?ダンジョンにも行くんだし、早速進化しようね。」

「ちゅん!」「ちら!!」「もー!」

「みんなも早く進化できるよう頑張るから。」


 ウルは早速ステータス画面を開き、おちゅんさんの進化させる。


【名称:おちゅんさんがレベルマックスになりました。進化させますか?】


【はい】【いいえ】


 はいを押すと、おちゅんさんがひかる。毎回のように光るのでウルも目を閉じていた。光が止んだので、早速目を開ける。


 最初に会った時のようなすずめになっていた、一番目立つ場所は白色のアホ毛がちょこんと立っている。

 ぷっくりしたお腹はスッキリしており、目元が凛々しく賢そうだった。


 ステータスを見てみると。


 名前:おちゅんさん レベル:30

 種族:狛犬すずめ

 スキル

【聖砲】【破邪結界】【飛翔】【グルメ】【風魔法】


【聖砲】:聖エネルギーを相手にぶつける、深淵の力を持つものにダメージを与える。

【破邪結界】:深淵の力を消し飛ばす結界を張る。同じスキルを持つモンスターと共鳴すればさらに強い結界が張れる。

【飛翔】:縦横無尽に飛び回れる

【グルメ】:大食いの先に、食材の力を使えるようになった。良い食事を摂ると一時的にステータスが向上する。

【風魔法】:風にまつわる魔法が使えるようになる。飛翔スキルに補正、遠距離攻撃ダメージ減少。

 狛犬って色々な動物もいることにウルはびっくりしていた。一応この世界では聖なる力を持ち、神社に関係している人のテイムモンスターが一定条件を満たせば進化できるのだ。


 おちゅんさんは進化して、遠距離と上空からの撹乱がさらに増した。ワン太は穴掘りのように、おちゅんさんも狛犬になったのにご飯が好きのようだった。相変わらずのようでウルはほっとした。


 おちゅんさんは進化も終わり、満足したのかウルにご飯を強請っていた。いつも通りウルの手料理を食べるとウルの肩に止まると寝てしまった。


「進化しても変わらないね。」


 そういい、おちゅんさんを撫でるウルの顔はとても喜んでいた。











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