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みなりちゃん

作者: いちごまる

小5の時に書いた怖い話の第二弾です!

暖かな目でお願いします。

2年前の中学の朝の会の時。私の人生が大きく左右された。あの日から、私はみなりちゃんにうらまれた。


2年前。私は、みなりちゃんと親友だった。あの日までは。

あの日、私の家に、みなりちゃんとゆみちゃんがきて女子会を開いた。

「ねえ、私好きな人ができちゃったの。」

突然みなりちゃんが顔を真っ赤にしてそんなことを言い始めた。

私は、ゆみちゃんと顔を見合わせて、同時に

「誰なの?」

と聞いた。するとみなりちゃんは顔をもっと赤らめて、

「誰にも言っちゃダメだよ。ゆうとくん」

みなりちゃんは、小さい声でそう言った。ゆうとくんってあの⁉︎

まさか。私は、違う意味で大きな不安が生まれた。

いろいろと質問したけどみなりちゃんは、これ以上は教えてくれなかった。


その夜。私は、いとこにラインで相談した。

[私]優子ちゃん。私ね、みなりちゃんと同じ人が好きになっちゃった。どうしよう。

[優子]じゃあ、私が消してあげようか。

ん?消すって私と違うクラスになるとかかな。

[私]うん。お願いね。



それからというもの。

「言わなかった方が良かったかなあ。」

たまに、みなりちゃんは、そんなことをいうようになった。私は、いつも「変じゃないよ」

と慰めていた。

それから、数日間私は、風邪で学校を休んだ。久しぶりに学校に行くと、みなりちゃんが、涙をためて待っていた。「どうしたの?」と聞いても答えない。

何回も聞いたのでこりたのか、みなりちゃんはとうとう口を開いた。

「どうしたも、何も、ないよ。お前のせいで、私はいじめられたんだ!」

え。私は、凍り付いた。みなりちゃんに「お前」なんて言われたことないし、私が悪いと突然言われたのだ。理解できない。詳しく聞くと、私が休んでた時になぜか、自分の好きな人を知ってる人に出くわしたそうだ。その人に「ひかりちゃん(私)が教えてくれたの。」と言われて今の状況になったということだ。でも、わたしは何も言っていない。

その日から、みなりちゃんは、私に話しかけなくなった。


1年後の中2の夏の朝の会。ちなみに、みなりちゃんとは違うクラスになった。先生の重い雰囲気に教室が、とてもシーンとしていた。いつも騒いでいた子でさえ、静かに先生を見てる。先生は、ごくんと息を呑み、前を向いた。

「えっと。2年C組の成霜みなりさんが、いじめで死亡しました。」

えっ。それからも先生は、話を続けたけど、私は頭に入ってこなかった。

死んだ?誤解を解かなきゃなのに・・。そんなことある?


その時の私は、みなりちゃんが、死んでからも私に憎しみを持ってるということは考えもしませんでした。






その日の夜。不気味な手紙が届きました。

は あ た た き

ん な ん し に

に た だ は 殺され

ん だ 。 ほ ました。

は っ わ う


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