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学校へ行くと視線が凄かった

ご興味いただきありがとうございます。

誤字脱字等ありましたら誤字報告へお願いします。

「……うぅぅ…」


目覚めると眩しい太陽の光に照らされる。


「ここは確か近所の公園だよな…」


どうやら転移場所は家ではなく公園だったらしい。


「俺がダンジョンに居た間どのくらいたったのかな…」


歩いている人に聞こうと周りを見たが人1人いない。

俺は仕方なく家に向かうことにした。


「ピンポーン」


インターホンを鳴らすが誰も家にいないようで出てくる気配がない…まぁ生命探知を使ったのだが。


近所の方はいる様だが急に家を訪ねて「今日はいつですか?」は流石に止めておきたい。


行く宛ても無いので学校に行くことにした。


グラウンドから声が聞こえる。

どうやら授業中のようだ。


職員室に入った瞬間に凄い視線を感じた。


「あのぉ…こんにちは」


先生達は俺を見るだけで言葉はない。

長い沈黙の後担任の山口 美優先生が


「剣君今まで何処に行っていたの!」


と少し怒り気味に聞かれた。

どう答えれば分からず少し考えていると


「もう、いいから家に帰りなさい。お母さんには連絡入れておくから。」


「家には1回行きましたが誰も居なかったので学校に来たんですけど…」


「なら授業受けていく?次の時間はグラウンドで体育だから見学でもしてなさい。」


グラウンドへ行った俺はクラスの皆からも凄い視線を向けられた。

「これが早退する人の気持ちか…」


やべぇ…なんかお腹痛くなってきた。

数分トイレで死ぬような腹痛に耐えた。


あっ、そういえば胃薬買うの忘れてたー!

それより、そろそろ授業に戻らないと!


トイレからグラウンドへ戻ると短剣を持ったクラスの皆が丸太へ斬りかかったり魔法を唱えている。


見慣れない光景に唖然としていると体育の

佐藤 司先生が短剣と丸太を用意して


「明日から学校にくるなら明日も同じ事やるから練習にどうだ?」


と言ってきたので断ろうとしたが準備してくれたので少しやってみることにした。


「バキッ!」


俺はかなり力を抑えたが努力虚しく真っ二つに切れてしまった。


これを見ていた周りの皆は唖然としている。


「今何をしたんだ?」


司先生は目を大きく見開きながら聞いてきた。


「軽く振っただけですけど…」


「軽く振って真っ二つはおかしいだろ!まさか魔法も使えたりしないよな?」


「使えますけど…」


俺はそう言って丸太に向かってかなり威力を弱めたファイヤボールを撃つ。


司先生は口を大きく開けてフリーズしクラスの皆はボーッとして動かない。


そこへ、授業の終わりのチャイムがなって

司先生がかなり具合悪そうな顔で授業が終了した。


俺は職員室に戻り美優先生にお母さんへの連絡が終わったか確認しに行く。


「お母さんはもう家にいるらしいから剣君は帰ってお母さんに謝ってきなさい!」


と言われ俺は家に帰ることにした。


アドバイス等ありましたら感想に書いて頂けるとありがたいです。

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