ダンジョンから出たらすぐに胃薬を買うと決める
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神崎 剣 Lv140
HP:2000/2000
MP:2500/2500
攻撃力:5000
防御力:4500
敏捷:5500
スキル
アイテムボックスLv10
剣術Lv8
投擲Lv10
火魔法Lv10
ファイヤー・強
ファイヤボール・強
フレイム・強
インフェルノ・極
水魔法Lv1
ウォータースプラッシュ
ウォーターショット
アクアシールド
闇魔法Lv1
ダークアロー
影縫い
回復魔法Lv1
ヒール
飛行魔法Lv1
パッシブスキル
経験値10倍
状態異常回復
回復力アップ
魔法攻撃1.5倍
敵意察知
生命探知
自然治癒力アップ
うん、ぶっ壊れてきている。
このレベルなら100階層のドラゴンが楽々倒せてしまう…ゲームの世界では金色のスライムは普通大量発生しないのだ。
ならばバグが発生したと考えよう。
「ギュルルルルル」
突然お腹から音が鳴った。
色々考え過ぎてお腹を壊したようだ。
俺はすぐに休憩室のトイレに駆け込んで
長い長い腹痛に耐えた。
ダンジョンにトイレが無かったら今頃臭い部屋の中で寝ることになっていただろう。
「ダンジョンから出たらとりあえず薬局で胃薬を買おう……」
俺はそう決意し、ダンジョンから早く出るべく次々とダンジョンをクリアして行った。
90階層目
ここからは見た目は同じのレッドドラゴンが出てくるが強さがかなり違ってくる。
今の俺のレベルは160、51階層目でかなりレベルアップしたのでなかなか上がらない、さらにモンスターを倒してもスキルは増えない
スクロールも落としてくれないという不運だ。
不運劇は置いといて次の階へ進もう。
「やはりレッドドラゴンか」
俺はレッドドラゴンがこちらを確認した瞬間にインフェルノ・極を放った。
刹那巨大なドーンという爆発音と衝撃波が襲う俺はアクアシールドで身を守り衝撃波が止むのを待った。
「おいおい一瞬でドラゴンが炭になってしまったぞ。でもまぁ楽だしいいかな」
俺はインフェルノ・極の威力に驚きつつも
とにかく早くダンジョンから出て胃薬を買う為あまり気にせずにいた。
「ドォゴォーーーーーーン」
99階層のドラゴンを簡単に倒した俺は
100階層へ続く階段へ降りる。
「インフェ……」
扉を開けた瞬間にインフェルノ・極を撃とうとした俺だったが本来居るはずのドラゴンがいないことに気づく。
どうすればいいのか?これ
ドラゴンがいないとなるとダンジョンから出られない……
色々と考えていると突然奥の扉が開き
長い髭を生やし杖を持つ老人が歩いてくる。
「コツンコツンコツンコツン」
ゴクリ、俺は息を飲んだ。
「コツンコツンコツンコツン」
……遅い…遅すぎる!仕方なく俺が老人の方へ
行く。
「おぉ、すまんな歳をとると歩くのもキツくてのぉ」
いや、キツいの問題というより遅すぎだろ
爺さん…
「まぁ時間がないからツッコミはあまりしないでほしいのじゃ」
いや、ツッコミどころ満載な爺さんだな
「では本題に入るとしよう実はじゃなお主の世界で今ダンジョンが大量発生しているのじゃそれでのぉお主は少々手違いがあっての
間違ってダンジョンに転移させてしまったのじゃ。」
ふむふむそういう事かだったのか。
しかし、何故ゲームのダンジョンに似ていたのだろうか…
「それでじゃのダンジョンをお主が知っている様な感じに変えてお主が出来るだけ生きていけるように救済処置として色々とダンジョンを工夫したのじゃそれじゃ今から地上に転移させるから少し待っておれ。」
老人が何かの呪文を唱え終えると俺の体が光だす。
「あっ、いい忘れておったわ。お主は強すぎるから能力は伏せておくといい。鑑定妨害のスキルを授けておくから設定で弱く見せるといいぞ。それじゃあの」
老人がそういい終わると目の前が真っ白になり意識がプツリと途絶えた…
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