聖夜の月
月はいつも、優しくて悲しい・・・
月は
なぜ笑うのでしょう
うつむいて
ため息ついて
胸が痛くなって
涙が溢れてきて
こぼれないように
涙がこぼれないように
見上げた夜空に
月は
なぜ
笑っているのでしょう
バス停まで向かう
いつも通るこの道
右側が寂しくて
いつもあった肩がなくて・・・
「 ほら
月が笑ってる 」
そう言ったのはあなた
あの時と同じ月が
今も聖夜を照らすから
どうしようもなく切なくて
涙は溢れてしまう
・・・あなたを
引き止めればよかった・・・
そんな風に
後悔してる私を
もしかして月は
慰めているのでしょうか
それならば照らしてほしい
あの人の影を
優しかった笑顔を
愛しかった背中を
そしてお願い
お願い・・・
もう1度あの人に
会いたい・・・・・・!
読んでくださりありがとうございます!