第222話「覚醒。チート嫁第2形態および第3形態(カトラス・フィーン)後編」
今日は1日に2話、更新しています。
今日、はじめてお越しの方は、第221話からお読みください。
──数時間後 馬車の中で──
「……カトラスちゃん? ぼーっとしてるけど、大丈夫なの?」
「……だ、だいじょぶで、あります」
僕の隣で、カトラスが答える。
膝の上に置いた手は、何度も開いたり閉じたりを繰り返してる。
たまに、ぎゅっ、と手を握りしめて、背筋を反らしてる。
そのたびに僕が肩を抱いて引き寄せて落ち着かせてる。
けど、やっぱり汗びっしょりだ。
宿を出る前に身体を拭いて、着替えてきたんだけどな。
「ボク……は、だいじょぶ……ちょっと、馬車に酔ったみたいで……あります」
「そうなの?」
「そ、そうであります。馬車の……振動が…………ちょっと……ひびいてる……だけで……んっ」
「ま、まぁ、本人も大丈夫だと言ってます……ので」
僕の左側に座ったフィーンが、うなずいた。
「カトラスの別人格のあたくしが大丈夫と申し上げておりますから、大丈夫……」
「でも、でもね?」
アイネは不思議そうな顔で首をかしげた。
「たまにカトラスちゃんとフィーンちゃんが、なぁくんと同じ動きをしてるのは、どうして?」
「「「え?」」」
僕とカトラスとフィーンは、同時に首をかしげた。
ぽりぽりと頬を掻いて、顎を押さえてうなずいて──
「……ね?」
「「「えっと……これは」」」
「…………アイネさま、こちらへ」
御者台でイリスが手招きする。
「イリスにはなにが起きているのかわかっております。乙女として……触れないでいただけるとありがたいのでしょう」
「そうなの?」
「カトラスさまもフィーンさまも、問題はないと思います。むしろ……しあわせな状態ではあるかと思うのです。癖にならないかが心配ではございますが……」
「むー。イリスちゃんがそう言うなら、わかったの」
アイネは不思議そうな顔のまま、御者席へ移動する。
イリスは……カトラスがどんな状態なのかわかってるな。たぶん。
こないだイリスにも『高速再構築・改』を使ったからね。
あのスキルは、一瞬でスキルを『再構築』することができる代わりに、その後、ずっと調整を続けなければいけない。
つまりその間、僕とカトラスは繋がりっぱなしになる。
通常の『高速再構築』も繋がりっぱなしになるのは同じだけど、『改』の方は心も体も──より強い『合体状態』になるんだ。
だから、僕は隣で、カトラスの中を調整し続けてるんだけど──
「カトラスさま」
不意に、御者席のイリスが言った。
カトラスは、びくん、と肩を震わせてから──
「……ひゃ、はい。イリスどの」
「その状態は……はじめはとまどうかもしれませんが……大丈夫です。だんだんお兄ちゃんとの一体化がなじめば……落ち着いてきますので」
「……あ、ありがとうであります」
「……フィーンさまも……やっぱり、同じ状態でしょうか」
「で、ありますな。フィーンは明け方から、あるじどの魔力でたぷたぷになっておりますので」
「たぷたぷでしょうか」
「で、あります」
「……その言い方はちょっと」
僕は手を振ってみた。
カトラスとフィーンも手を振った。
「……な、なるほど……あるじどのと……一体化してるのを感じる……で、あります……ん」
「がんばってくださいませ。イリスの……その……未来のためにも」
「は、はいであります……」
カトラスは震える膝をおさえながら、うつむいた。
僕はカトラスの手に自分の手を重ねて、彼女の状態をモニターしてる。
「……あるじどのの手…………おっきい……あったかいで、あります」
カトラスは僕の顔を見て、やわらかい笑みを浮かべた。
今、僕とカトラスは『高速再構築・改』で、深く繋がってる。
『高速再構築・改』は、僕と、スキルを再構築した相手との一体化を高める効果があるからだ。
前回、イリスに使ったとき、僕とイリスの動きがシンクロしてた。
イリスのしたいこと、して欲しいことが、わかるような気がしたんだ。
だから、それを『結魂』に利用できるかもしれない、って思った。
『結魂』を成功させるには、一定時間以上『魂約』している必要がある。
だけど、より深く繋がることで、その期間を短縮できるかもしれない、って。
要は濃度を高めることで、時間を短くする、ってことだ。
どのみち、僕たちはチートな方法で『魂約』してるからね。
チートで『結魂』を成立させても、別にいいよね。
「……こうしてると、カトラスがなにをして欲しがってるか、わかるような気がする」
たとえば……今のカトラスは背中をなでて欲しがってる……かな?
そんな気がしたから、僕はカトラスの背中に触れた。
「…………はう。落ち着くであります……しあわせな感じがするで……あります。はぅぅ」
「身体の方は大丈夫? カトラス」
「だいじょぶ……であります……むしろ『しあわせ』が……ずっと続いてる感じで……あります」
カトラスは湿った手で、僕の手を包み込んだ。
「だから、続けてください……で、あります……このまま」
「わかった。一応、スキルの方もチェックするよ」
僕はスキルウィンドウを呼び出した。
今回『高速再構築・改』で作ったのは、こんなスキルだ。
『魔毒分解LV1』(4概念チートスキル)
『魔魔法』と『毒素素素』を『早めめめめ』に『中和するるるるる』スキル
カトラス=ミュートランの身体に触れた魔法と毒を早めに消すことができるスキル。
中和速度は概念の数xレベル%+20%。
(現在の中和速度:24%上昇=通常の2割増しの速度で中和可能)
本来は解呪しなければ解けない『石化』なども、一定時間で中和可能。
ただし、瞬間的にダメージを受ける攻撃魔法には使えない。
今回使ったのは、コモンスキルの『解毒LV1』と『遅延魔法LV1』だ。
『解毒LV1』
『毒素』を『早め』に『中和する』スキル
『遅延魔法LV1』
『魔法』で『反応速度』を『遅くする』スキル
『遅延魔法』は、以前にも使ったことがあるから、どんな概念があるかわかってた。
それと『解毒』を組み合わせることで、防御用のチートなスキルを作ってみたんだ。
ただし、今回の目的はチートスキルを作ることじゃなくて、『高速再構築・改』で、カトラスとより深く繋がることなんだけど。
「……概念がずれてきた。安定させるよ。カトラス」
「……は、はいであります……んっ。んんんっ!?」
カトラスが口を押さえたまま、身体を反らした。
……おかしいな。
僕たちはシンクロしてるから、カトラスがどうして欲しいのか、なんとなくわかる。
だからその通りにしたはずなんだけど……。
「…………もうちょっと、こうかな?」
「は、はぅぅぅぅぅ……」
こてん、と、カトラスが、僕の肩に体重を乗せてくる。
「…………あるじどの」
「大丈夫? カトラス」
「…………だいじょぶで、あります……なんとなく……このままとけてしまってもいいような……気が……してきたでありますから……」
カトラスは、ぼんやりと僕の顔を見上げながら、言った。
「…………ずっとこのまま……あるじどのと『しんくろ』したまま……で…………ずっと」
「もうすぐメテカルに着くから、がんばって」
「……ふぁい」
「ポックルもピックルもペックルも、なるべく揺らさないように、でも……急いでくれると助かる」
『『『しょうちでございます!!』』』
そんなわけで、僕たちを乗せた馬車は、商業都市メテカルに向かって進んでいき──
昼過ぎ、僕たちはメテカルの宿にたどりついていた。
「…………ふぁ。やっと……落ち着いたであります……」
「お疲れさま。カトラス」
「……あたくしは……もう……あるじどのの魔力で……たぷたぷです」
「…………お邪魔いたします。お兄ちゃん。カトラスさま。フィーンさま」
とりあえず『真・意識共有』で、リタには「着いたよー」って伝えておいた。
リタとレティシアは、もう少し、ミルフェ子爵家で情報収集するみたいだ。
だから僕たちは素早く宿を取って、僕とカトラス (と、フィーン)、アイネとイリスという組で宿を取ったんだけど……。
「……考えてみたら、初回からイリスが立ち会う必要はなかったんじゃないかな……」
イリスは『海竜ケルカトル』から、僕とカトラスが……ちゃんとするかどうか、確認するように言われてる。
だけど、それは別に今日じゃなくてもいいよね。
その……旅の間に、もう一回くらい、機会があるかもしれないから。
──と、イリスには言ったんだけど。
「メテカルでなにか事件に巻き込まれないとも限らないでしょう? できるときに、た、立ち会わせていただかなくては、乙女として!」
「わかった。カトラスもそれでいい?」
「…………いいであります。も、もうイリスどのには……ボクが……どんな状態になってるか……ばれておりますから……」
「は、はい。わかっております」
「最後の儀式を、お願いするであります……あるじどの」
ベッドに、ちょこん、と座って、カトラスは深々と頭を下げた。
今回、僕とカトラスは一気に『結魂』するために、2段階の儀式をした。
まずは『能力再構築』でお互いの魔力を交換して、『魂約』すること。
次に『高速再構築・改』でシンクロして、さらに繋がりを強くすること。
そうすることで、時間当たりの『魂約』の密度を高めた。
そのまま身体を重ねれば、『結魂』が実現する、そんな気がしたんだ。
「……うまくいかなくても……かまわないでありますよ。あるじどの」
カトラスはそう言って、笑った。
「ボクは……パーティのみなさんの力になりたいでありますから……ボクで、みなさんをパワーアップする手がかりをつかんでもらえれば、それだけで幸せであります……」
「……あたくしも、ですわ」
カトラスのセリフを、フィーンが引き継いだ。
「あるじどのは素晴らしい着想を得て、それを実現することで、人を救ってくださるお方です。あたくしたちは、あるじどのの助けになれれば幸せなのですわ」
「イ、イリスも……同じでしょう。どーんとこい、です!」
「イリスも、フィーンも、気合いをいれすぎだよ」
僕はふたりの頭をなでて、言った。
イリスとフィーンは、くすぐったそうに目を閉じる。
それから僕はカトラスを手招きして、膝の上に載せた。
「無理をすることはないんだ。ほんとは……カトラスと…………いろいろしたいってのがメインだから。2段階強化、できればいいな、ってぐらいなんだ」
僕はみんなの顔を見て、言った。
「2段階強化をしようと思ったのは、カトラスを含めて……みんなでのんきに生きるためだからね。そのために無理したってしょうがないからね」
「……あるじどのなら、そうおっしゃると思ったであります」
「……それに、カトラスを2段階強化できれば……万が一カトラスが……自分の中に流れる『王家の血』のせいで困ったときに、そんな運命からは簡単に抜け出せるだろ。まぁ、そういう時は僕も、他のみんなも側にいるから、どうってことないと思うけどね」
「…………あるじどのぉ」
「……ん?」
「……だいすきで、あります」
カトラスは僕の膝の上に横座りになって、まっすぐ、僕を見た。
「僕は……自分を騎士候補生として育ててくれた母に……感謝しているでありますよ。だって、あるじどのに出会わせてくれたのでありますから……」
「いずれカトラスのお母さんのお墓参りにも行かないとね」
カトラスとフィーン、あなたの子どもたちは、僕がもらいました、って。
それくらい、いいよね。
「それじゃ……儀式の続きをはじめるよ、カトラス」
「はい、あるじどの」
カトラスが僕の肩に、小さな頭を乗せた。
僕はその背中を抱いて、そして──
「『魔毒分解LV1』を『再調整』する。実行『高速再構築・改』!」
「────────っ!」
僕の腕の中で、カトラスの小さな身体が、震えた。
それから、カトラスは僕を抱きしめて──
「──で、では、最後の儀式を……お願いするであります……あるじどの」
「このまま続けても大丈夫?」
「…………むしろ、このまましていたがないと…………ボクが色々たいへんな事になりそうであります……」
カトラスは真っ赤な顔で、僕の背中を、かりかり、と掻いた。
「あるじどのの好きなやり方で……ボクを『海竜の勇者の子どもの母親』にしてくださいであります」
「ごめんな……なんだか、どたばたしちゃったけど」
ほんとは、もっとゆっくり、時間をかけるべきかもしれない。
でも、カトラスを見てたら──約束のためだけじゃなくて、『結魂』もしたいって──そう思ったんだ。
「ボクたちらしくていいでありますよ。えへへ」
そう言って、カトラスは笑った。
「ボクは、みなさんに隠し事なんかなんにもないであります。ボクたちはパーティで、奴隷仲間で──大切な、家族でありますから──」
そうしてカトラスは優雅に──まるで姫君のように──僕に向かってお辞儀をして──
それから、ゆっくりと、服の紐をほどきはじめたのだった。
それから──
まだ早い時間だったから、僕たちは部屋のカーテンを、しっかりと閉めて──
『真・意識共有』でカトラスのしてほしいことを聞きながら、ゆっくりと進めて──
終わったあと、カトラスはフィーンと入れ替わって──
そうして、ゆっくりと時間は流れていって──
「……あるじどの……だいすきで……あります」
「……あたくしたちの……あるじどの……」
「……………… (ぱったり)」
カトラスたちは眠ってしまった (イリスは途中で真っ赤になって気絶した)。
そして──
・一定密度以上の『魂約』──条件クリア。
僕とカトラスが望んでいた、メッセージが表示された。
・一定時間以上の魔力的結合──条件クリア。
・一定時間以上の、互いを完全に信頼した状態での抱擁──条件クリア。
・一定深度以上の精神的な結びつき──条件クリア。
『結魂』の成立により『結魂スキル』が覚醒しました。
ソウマ=ナギ
『能力増強・改』 (結魂スキル)
対象のスキルふたつから『レベル』を抜き出すことができる。
『レベル』を抜き出されたスキルは、概念崩壊して消滅する。
抜き出した『レベル』は『能力再構築』の際に、再構築スキルに追加することができる。
(例えば『ドブそうじLV1』と『心配性LV2』の『LV1』と『LV2』を抜き出せば『LV3』の『レベル概念』として保存しておける。
『能力再構築』の際に使えば、再構築したスキルはLV1ではなく、LV4になる)
抜き出した『レベル概念』は、2つまで保存しておける。
いきなり『能力増強』が改になった。
これ、使えないスキルのレベルだけを『レベル概念』として抜き出しておけるってことだよな。
しかも、2つまで。そのスキルレベルを足して。
今まで『能力再構築』でスキルを再構築すると、レベル1になってた。
『能力抽出』でも、抜き出した概念が使い物になるかはわからなかった。
でも、これは『スキルレベル』そのものをコントロールすることができる。
これから作るスキルは、すべてハイレベルにできるんだ。すごいな……。
それで、カトラスの方のスキルは……えっと。
『竜騎士変化』 (結魂スキル)
『竜の護り手』を目指すカトラスの願いが結実したもの。
発動すると身体のまわりに『竜騎士の鎧』が形成される。
『竜騎士の鎧』が破壊されるまで、カトラスにダメージが行くことはない。
(防御力以上のダメージを受けた場合、『竜騎士の鎧』が吹き飛ぶことで、そこでダメージが止まる)
『竜騎士の鎧』の展開中は火炎・冷凍魔法のダメージが軽減される。
さらに『竜の属性』を持つパーティメンバーから魔力をもらうことで、その属性に応じた追加効果を得る。
(海竜ならば、水中呼吸と水圧耐性。天竜ならば、落下耐性と魔力防御を得る)
なお、『聖騎士の鎧』と『竜騎士の鎧』は、重ねて召喚できる。
……うっわー。
無茶苦茶チートじゃないか、これ。
『竜騎士の鎧』と『聖騎士の鎧』が重ねがけできるってことは、その場合『竜騎士の鎧』を破壊すると『聖騎士の鎧』が現れて、『聖騎士の鎧』を破壊すると、中から無傷のカトラスが出現するってことで……。
敵にとっては悪夢のような状態だよなぁ。
もちろん、僕にとってはカトラスの防御力が上がるから、言うことないんだけどさ。
……あれ? フィーンの方もスキルが増えてる。
『神聖器物探索・改』
周辺にある『神聖器物』の位置、および能力を感じ取ることができる。
自分を中心とした、半径数十メートルに『神聖器物』が存在するかどうかを感じ取ることができる。また、その能力もわかる。
基本的に壁や障害物、宝箱などでは妨害されない。
こっちは『神聖器物探索』の上位版か。
能力もわかるって……すごいな。
『神聖器物』ってだいたいチートだから、能力がわかれば、相手が使う前に対策を練ることができる。
カトラスもフィーンも、防御スキルが覚醒した、ってことかな。
「……ほんとに、よくがんばったね。カトラスも、フィーンも」
「…………ふみゅ、あるじどの……」「…………カトラスを……ほめて……めでてあげてください」
僕はカトラスと、魔力体のフィーンを膝の上に載せて、その背中をなでた。
ふたりの呼吸が落ち着くまで、ゆっくりと──時間をかけて。
「……イリスも、お役目ごくろうさま」
「…………が、がんばりました……」
部屋の長椅子のクッションに真っ赤な顔を押しつけたまま、イリスは、小さく答えた。
それから僕は、眠ってしまったカトラスとフィーン、イリスの身体に毛布をかけた。
最後に、それぞれの頭をなでると……ぴたり、と、みんなは僕の手を握ってしまった。
ベッドと長椅子──それぞれに手を引っ張られたまま、僕は部屋の椅子に腰を下ろした。
……今回、みんなには無茶させちゃったからね。
しばらく、こうしていよう。
それに、みんなの静かな寝顔を見てると、幸せな気分になるから。
しばらくして、部屋にノックの音がした。
僕はみんなを起こさないように、すぅ、と、手を引き抜いた。
椅子から立ち上がり、部屋のドアを開けるとアイネが立ってた。
手にはお湯が入った桶と、身体を拭く布を抱えてる。
「……さすがお姉ちゃん」
「ふっふーん。アイネはちゃんとわかってるの」
そう言ってアイネは、小さなメモを取り出した。
「商業都市メテカルで、消化に良くて元気が出るご飯を出してくれるお店を調べておいたの。落ち着いたら、みんなで行くの」
「気が利きすぎだよ。お姉ちゃん」
「ふっふーん」
アイネは満足そうな息をついて、ドアを閉めた。
それから、僕はカトラスとイリスが目覚めるのを待って、身支度を調えて。
晩ご飯は、アイネおすすめのお店で済ませて──
一晩ゆっくり休んだあと──
僕はリタ・レティシアとの合流地点に向かうことにしたのだった。
今回覚醒したスキル(の一部)
『竜騎士変化』
『竜の護り手』になりたいというカトラスの願いによって覚醒したスキル。
発動すると、魔力によって漆黒の鎧が生み出される(すごくかっこいい)。
防御力は、先に覚醒した『聖騎士の鎧』よりも高く、その上、敵の魔法を減衰する力もある。
ちなみに、『聖騎士』『竜騎士』ともに鎧の色は自分で決められる。白と黒になってるのはカトラスのイメージである。
しかし、残念ながら完全透明でシースルーにはできない。
カトラスが鎧の存在を実感できなくなってしまい、動きに支障が出るためである。とても残念。
いつも「チート嫁」をお読みいただき、ありがとうございます!
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新作、はじめました。
「辺境暮らしの魔王、転生して最強の魔術師になる −愛されながら成り上がる元魔王は、人間を知りたい−」
貴族の少年に転生した元、不死の魔術師が、 (忠誠心が高すぎる村人たちに愛されながら)最強の魔術師として成り上がっていくお話です。
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