女の子に看取られたい∼追い詰められた俺は首輪を取り出す∼
「余命一年です」
そう言われた時、こう思ったのだ。女の子に看取られたいと
普通、余命一年なら衰弱して動けなくなるとかいうのは知らん。俺は、女の子に看取られるためにほとんど一年をかけてマッチングアプリに潜った。だが、金狙いの女しか来ない。おそらく自己紹介で書いた「余命一年」が悪かったのだろう。
「後死ぬまでニヶ月程度やはりこれしかないか。」
棚から取り出すのは首輪だ。一応確認しておくが、金で看取られるのは嫌だ。嫌に決まっている。そんな風俗みたいに最期の瞬間を看取られたいやつがいたらそいつはおやすみだ。
「??さん??さん死なないでいやーーーーーー」
「ありがとう。最後に一緒にいてくれて ガクッ」
「ーーーーーーーぴーーーー」
「ふー終わったーこいつキモいんじゃボケ殺すぞ。死んだけど殺すぞ。」
そんな感じで死にたいか?ここに究極のMがいたら帰ってくれお呼びじゃない。
ということでこの首輪を使おう。説明はしない。分かったな。
捕まった。捕まっちまった。女の子に首輪をかけた。もちろん中学生ぐらいの子にだ。笑えよ。やはり高校生か?いややっぱり20代にすべきだった。中学生は犯罪だ。いや全部犯罪なのか?そうか。犯罪はやってはいけない。犯罪を助長する意図はない。ないぞ。ないからな。
だが、まだチャンスはある。女刑務官、そう言うやつ、分かるだろ。そう言うやつでお決まりの女刑務官いるはずだ。女刑務官に看取られれば俺は夢?が叶う。
いなかった。そこで俺の夢はリングにすら上がれなかったのだ。
と思ったか?脱獄だよ、脱獄やってやるよ。
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駄目だ。やはり国を相手するには俺の寿命が足りなかった。残り約一週間悩む時間も惜しい。だが、何もない。どうすればどうすればいい。
ん?分かった。これしかない。隣にいる男を見る。俺は思わず、笑ってしまった。
一週間後、
「うっ。」
「有吾、大丈夫か?」
「もう無理そうだ。大丈夫だおまえが看取ってくれればそれでいい。」
「有吾、この一週間本当にありがとな。」
ケツをさすりながら答える。
「こちらこそだ。うっ。本当にありがとう。ちゃんと反省しろよな。」
「あぁ、する。また天国で会おうな。」
「あぁ。」
俺の目にはちゃんと映っていた。俺がおとしたメスが。手にもその感触が存在している。そうして俺の夢は叶ったのだった。
犯罪を助長する意図はありません




