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孤独な創作者

 創作者は孤独といいます。


 その通りだと、私は思います。

 だって、私が知る物語は結局のところ私『しか』知らないのですから。


 インプットやらアウトプットやら、就活の時に散々言われますね。

 それと同じ。


 思い描くものをどうにか形にしないと、それは永遠に失われたままです。

 だから足掻いて、足掻いて、やっと形にするまでは、誰もがひとりぼっちです。


 私もひとりでずっと続けていました。

 小学生の時は漫画が少しだけ描けたから、友人たちに読んでもらって「上手だね」なんて言われたりしました。


 大学でサークルに入ってから、私は二次創作に勤しむ彼らの傍らでひとり、創作をしていました。


 ここでも、暫くはひとりぼっち。

 でも、或る時創作をなさっている先輩と偶然にも会うことができました。


 設定やキャラクター、そんな話をするうちに楽しくって、楽しくって。

 その時、私は孤独だなんてこれっぽっちも思っていません。


 だってみんな、私の創作を好きだよって言ってくれるんですから。


 しかしながら、現実というのはやさしくありません。

 私はその時まだ自分の作品が『見知らぬ人』たちにとってどんなものか、知らなかったのです。


 Twitterで創作専用アカウントを作り、交流を始めて数日。

 最初は交流用タグでたくさんいろんな方と交流しました。

 楽しかったけれど、ある日気付くのです。


 そう、『RT』と『いいね』(当時はまだふぁぼと呼ばれていました)。


 フォロワーさんはたくさんいただいているそれ、を私はほとんどいただけなかったのです。

 気にしないのは、初めだけ。


 どんどんどんどん、見てほしい、評価してほしい、そういう感情に囚われ始めます。


 必死になって絵を描いてあげて、この子がどんな子か説明して。

 Wordに打ち込んだ文章をプライベッターにうつしてどんな口調で、どんな性格か、いろいろ呟いたり。


 僅かながらもらえると、人は貪欲になってしまいます。

 それだけでも十分だというのに。

 もっと欲しい、あの人くらい、あの人くらい。


 人と比べても仕方がないことを、私は求めてしまっていました。

 今思うと、交流用タグをするのにもそういった下心があったかもわかりません。


 色を塗って『超大作だ!』と自分でも自慢できるものが出来上がって上げて。


 そうして、気付いたのです。


 私は、フォロワーにとってたった一人のフォロワーに過ぎないのだと。

 魅力的な創作を提供できていないのだと。


 悪いのは誰かって?

 そんなものは決まっています。


 魅力を引き出せない、愚かで憐れな私です。

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