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ファーストクリスタル  作者: 音坂波
6/10

第三次世界大戦

国防省会議室にて


「では、定刻となりましたので会議を始めます。」

会議室はもともと広い部屋だったが、机や椅子などが入り、だいぶ狭くなっていた。

「それでは初めに、私から。」

会議室には15人程度が集まっていた。その全員の目線が一人に集められる。

「皆さんはもうご存知でしょうが、このファーストクリスタルには、未知のエネルギーが込められています。そこで我々は武器に応用したのですが、その技術が中国に伝わり、今や普及しているとか。その技術が世界に広がりを見せ、世界各地で紛争が起こっています。そこでこれからの予想を立てたのですが、我々日本は、かつての大日本帝国を取り戻し、世界の戦争を止めるべく、より強固な日本軍を作るべきです!これと同時に私は断言します。今起きているファーストクリスタルをめぐる紛争は、世界に広がり、第三次世界大戦に発展します!」

ここまで一息で言い切った。全てを吐き出し終わった風船の様に椅子に吸い込まれていったところを誰も見ていなかったのは余談である。

ここから会議は来る第三次世界大戦にむけ、日本ができることを話し合った。


「うぅ…」

ゆっくりと目を開いた。眩しくて何も見えない。が、隣で何か騒いでいるのはわかった。

「…さ…ぅさ」

なんか言ってるけど聞こえない。だんだんと光に目が慣れてきた。初めに見えたのは天井だった。そして、視界に部下たちが入り込んでくる。

「良かった。少佐。もう意識が戻らないかと…」

ほんとに安心したんだろう。肩から崩れ落ちた。

「いやー、少佐が無事で何よりです。」

彼の笑った顔が眩しいほどに輝いていた。そして俺はとてつもない疑問を思い浮かべる。

「お前、誰?」

え?俺って…コンビニ出たところで何か、隕石落ちてきて、タトゥーいれて、家帰って……?今まで何してたっけ。

「どうしたんですか?少佐。」

「いや、お前誰だよ。」

シンプルな疑問だ。知らない人が話しかけてきたらこうなるだろう。普通は。

「ま、まさか少佐、記憶が。」

「へ?」

次回の投稿は2週間後です。お楽しみに!

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