覚醒
「なっ、何だこれええええええ!」
条の手にぶつかった隕石は一つだけだか、腕が吹き飛ばなかったのが不思議で仕方ない。しっかり握ることもできる。ただし、めっちゃ痛い。
「!!」
隕石がぶつかったところが少しずつ緑色に変色していく。全体的に塗りつぶしていると言う感じではない。何か文字の様な…
「タトゥーみたいだな…」
腕を緑色が埋め尽くしていく。が、急に拡大が止まった。腕についた緑色の模様がさらに変色し黒色に変わっていく。
「なんかよりタトゥーぽくなったな。」
自分のタトゥーを眺めていた条をコンビニの店員が不思議そうに見ている。
「あのー、これ、何の模様かわかります?」
試しに聞いてみることにした。わからないものは色々な観点から見たほうが解明に近づきやすい。もうこの時には腕の痛みは引いていた。
「えーっと、どのことでしょうか。」
(ん?腕突き出してるのに…もしかしてタトゥー見えてない?)
「いえ、何でもないです。」
気づけば隕石は降り終わっていた。
「何だったんだろう。」
条は何事もなかったかの様にコンビニを出た。
(病院行ったほうがいいかな…)
あと少しで自宅に着く。一瞬病院行こうかなと思ったけどやめておくことにした。すると、条の歩いている場所の左側にある商業施設の看板が落ちてきた。
「へ?」
大きさは1mの正方形ぐらい。当たったら即死だろうな…条は死を覚悟した。が、流れる様な華麗なバックステップで避けていた。無意識のうちに。
「ん?」
脳内の整理が追いついていない。
「え、もしかして、超能力?」
条は避ける才能が開花した。
二話連続投稿。次回は2週間後です。お楽しみに!




