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マリオネット
強い衝撃音が響いた。思わずつぶっていた目を開けると。目の前には知らない場所が広がっていた。
「何が起こった?」
乗ってきた物体は消えているし、近くに人もいない。
「…。」
ひとまず移動しようとした時、後ろから引っ張られた。
「どこ行くんだ?こっちだよ。」
「…。」
俺はアクセルの跡をつけるように歩き始めた。
「あれは…」
俺は、目の前の物体を見た。人に近い形をしているが、目は無く、口も少し開いたままで固まっている。
「マリオネットだ。」
アクセルは言った。あれが本当に強いのだろうか。すると、俺に背を向け歩いていたマリオネットが振り返った。目がないから分からないが、確実に認識された。次の瞬間、マリオネットは俺の間合いに入ってきていた。
「なっ…」
間一髪、アクセルの振り落とした剣がマリオネットに直撃し、直撃は免れた。俺の能力《絶対回避》は、確かに能力的には強いが、敵の攻撃を常に認識しないといけないため、なかなか操作が難しい。
「ありがとうアクセル。」
「なんのなんの。お安い御用だよ。」
次回「組織の力」




