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ファーストクリスタル  作者: 音坂波
10/16

少佐の卑怯な作戦

「えーっと…君は…?」

「わたしは早部三等兵です。軽間副隊長は二人に任せました。」

「分かった。で?お前は何をしに?」

(助かったー。ありがとう早部!)

「はっ、一人手が空いていたので、少佐の交戦に参戦する所存でございます。」

俺は一人、早部の名を心に刻むのであった。


「フン、二人になったからと言って、何ができると言うのだ?」

「あぁ、お前らには分からないか。二人の強さが。」

俺と早部はほぼ同時に飛び出した。こちらは二人。対するは三人。勝てるだろうか…いや、勝ってみせる!軽間のためにも。

同時に左右に飛び出した二人は、三人を挟むような形で展開した。そして…

「これぞ最強!両サイドからひたすら打ちまくる!」

少佐の考えとは思えないぐらい卑怯な作戦。相手に効くわけが…

「ぐはっ、さ…流石だ、緑色の悪魔。」

意外と効いていた。

(えーっと…勝った?…!勝ったぞー)

心の中で俺はめっさ喜んだ。


「や、やりましたね!少佐!」

「ああ、お前のおかげだ!早部!」

そんな二人の会話にあの男が入ってくる。

「少…佐…」

「!!」

「その声、軽間か!無事だったんだな!」

「いえ、今は…まだ、運ばれてゲホッ、いる途中です…グハッ、その前に,敵の情報を…ガハッ、」

「大丈夫だ!安心しろ、敵は倒した!」

「まだ、です…僕が倒したの、は…一人…だ…け…。」

「軽間!」

「大丈夫です。気絶しただけです。」

軽間が最後にくれた情報。敵の反応は五人。軽間が一人、俺たちが三人…ん?あと一人は…

後ろから殴りかかってくる男に気づかなかった早部を、俺はかばった。

「チッ、雑魚が。」

次回「緑色の悪魔」

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